梅雨に入り2日ほど雨が続き、庭に出ないでいたら、雑草や福神草、真竹(マダケ)の竹の子が伸びているのにビックリ。雨が止んでいるうちにと竹の子を折ったり、ドクダミを抜いたり、花の写真を撮ったりしました。
今回は、今から花の時期を迎えるギボウシです。
↑ 花が咲き始めたアメリカンハロー ↓ つぼみが見え始めたオオバギボウシ
ギボウシは東アジア原産のユリ科の植物で、日本にはオオバギボウシなど約20種が自生しているそうです。私の庭にはオオバギボウシ、コバギボウシなどが昔から庭に植えてあり、庭のあちこちで大株に育っています。
↑ オオバギボウシ 葉の大きさは25㎝ぐらいあり、この株は直径1,5m位あります。ウルイとも言い、若芽を山菜として食べる事ができます。花は薄紫色で花茎は2m位伸び、6月から7月にかけて咲きます。
↑ コバギボウシ 葉の大きさはオオバギボウシの半分ぐらいで、株も小型ですが、私の庭では大きく育ち、直径70㎝位あります。花は濃い紫色で8月頃咲きます。
ギボウシの葉色はライム色、緑色、青緑色などがあり、しかもそれらの葉に白や黄色の斑が入ったものもあり、バラエティーに富んでいて、カラーリーフとして利用されます。明るい日陰から半日陰を好み、大きく葉を広げ、日陰のグラウンドカバープランツとして重要な働きをしています。
ギボウシはシーボルトによってアジサイやユリと共にヨーロッパに紹介され、ヨーロッパで品種改良がなされ、英名でホスタと呼ばれ、世界中で人気があります。今では、ヨーロッパで品種改良されたものが日本に逆輸入されているそうです。
ギボウシの写真を撮ってみて、私の庭にはたくさんの園芸種のギボウシが植えてあることに今更ながら驚きました。木が多く植えられ、日陰が多いので、日陰の雑草防止にグラウンドカバープランツとして植えてあるのです。
葉の表面に凸凹があります。
ブルーリーフの代表的な品種です。葉の表面に粉が吹いたようです。
↑ アビキュアムーンビーム(半日陰) ↓ アビキュアムーンビーム(日陰)
今年株分けしたものですが、植えた場所が違うと色も違ってしまいます。
↑ ソースィート ↓ ステンドグラス
↑ メディオバリエガータ ↓ ホワイトフェザー
春の芽吹きが名前のように真っ白の羽のようでとてもきれいです。しだいに緑色の縞模様が入り、夏には全面緑色になります。
↑ 八重咲きタマノカンザシ ↓ 八重咲きタマノカンザシ・ビーナス
タマノカンザシは中国原産で、江戸時代に日本に入って来たそうです。普通タマノカンザシは一重咲きで、白い花を夜咲かせ、とても良い香りがあります。夏の終りの8月末に花を咲かせます。私の庭には八重咲きしかなく、ビーナスは八重咲きの中でも特に花が大きいものです。株が直径1mを越えたので、株分けをしなければなりません。
タマノカンザシとの交配種のギボウシもあり、香りギボウシと呼ばれ、タマノカンザシと同様に白い香りのある花を夏の終り頃に咲かせます。
↑ フレグラントブーケ ↓ 香りギボウシ・名前不明
ブログを始めてから名札が大切という意識が出て来たので、ブログを始める前に植えたものが多いので名札の無いものが多く、ちょっと残念です。シーズンを過ぎて値下がりしているものを買うことも多いので、名札がないこともあります。
ギボウシの名前の由来は橋の欄干に付けられていた擬宝珠(ギボウシュ)だそうです。ギボウシのつぼみが似ているのだそうです。ギボウシの花期は梅雨の時期に重なるので、せっかく花が咲いても雨の重みで倒れることがあります。せっかくの花を見逃すこともあります。今年はしっかり花を見ようと思います。
コロナは自粛も休業も解除され、日常生活に戻りつつありますが、東京では今日感染者が47人も出たそうです。先日話題にしたつくばのセブンイレブン従業員の感染はお店を辞めるための口実だったとか、あきれた話です。コロナをめぐってはまだまだいろいろとありそうで、気が抜けないですね。