今週に入っていくらか気温が下がったとは言え、まだまだ暑いです。庭に出るのが大好きな私でさえ、水かけに外に出るのが億劫と感じているほどです。早く涼しくならないかなあ、雨が降って欲しいなあと思っています。
今回は、7月、8月にまつこの庭の温室で咲いた夏のランです。夏に咲くランは少なく、ちょっと寂しいです。
↑ バンダ・ミカドブルー 3月、5月、今回と今年3回目の開花です。
↑ ミニバンダ・ルースネアリー 青い色の花は暑い夏に清涼感を与えます。↑ パフィオペディルム ↓ マキシラリア・シュンケアナ
ブラジル原産で花径1㎝ぐらいの黒い小さな花を咲かせます。今年2月にも咲きました。年に2回咲く性質があるのかどうかはよく分かりません。
↑ 原種コチョウラン・ヴィオラセア スマトラ、ボルネオ、マレーに自生します。1輪ずつ咲き、とても良い香りがあります。
他にも園芸種のミニコチョウランがいくつか咲いています。カタツムリに食害されて花弁がボロボロになっているものもあります。
↑ 食害された大輪コチョウラン ↓ ドリティノプシス(コチョウランの交配種)
日本の野生ランのサギソウも咲いています。 ↓ サギソウ・飛翔
サギソウは湿地に自生し、地中に楕円状の球茎を持っています。唇弁の部分が大きく3裂し、両側がシラサギが羽を広げたようになるのでこの名があります。飛翔はさらに2つのガクに当たる部分も唇弁化して、羽が3組あるように見えます。獅子咲きと言うそうです。(残念ながら写真の花は完全には咲いていません。)
こんな名前も分からないランも咲いています。パープラタの鉢に春先に芽が出てきて葉が展開し、花が咲きました。花はイワチドリに似ていますが、
葉はこんな感じです。イワチドリの葉は1枚と言うので、明らかに違います。
葉の感じはオノエランに似ています。このパープラタの株は洋ランの愛好家団体の展示会で手に入れたものなので、日本の野生ランではなく、もしかしたら洋ランなのかもしれません。もし分かる方がいらしたら教えてください。
今年の長かった梅雨や猛暑がランにどんな影響を与えるのか、ちょっと心配です。