ここ数日朝の気温が10℃を下回るようになり、温室に暖房が入るようになりました。思いの外、冬の訪れが早かったように思います。
今、私の庭ではガッツアリアが花盛りです。ガッツアリアは皇帝ダリアと普通のダリアのハイブリッド種です。今までに一重咲きはピンク、ローズ、アプリコット、レッド、八重咲きはピンク、クリームの6種類が出ていました。去年全部揃えたのですが、地植えにしたものが上手く冬越し出来ずに、クリーム色は消えてしまいました。あとは地植え、鉢植えで何とか残りました。
今年出た7種類目の新色が、フラミンゴです。
↑ ↓ ガッツアリア・フラミンゴ(鳥のフラミンゴの羽の色のように鮮やかです。)
皇帝ダリアはメキシコ原産の短日植物なので、晩秋(11月半ばごろ)に株の頭頂にピンク色の大きな花を咲かせます。株が3m位になるので、目の高さで花を楽しむことができません。しかも11月の半ばというと霜が降りる頃なので、寒さに弱いので、霜に遭うと1晩でつぼみがダメになり、花を見ることが出来ません。暖冬であれば長く花を楽しめますが、早霜が来れば全く花を見ずに終わることもあり、2,3年前には咲き始めた翌日に雪が降り、1日で終わった事もありました。そこで、背が高いことと霜に弱いという欠点を解消するのに生み出されたのが皇帝ダリアと普通種のダリアとのハイブリッド種・ガッツアリアです。背丈は1,5~2m、開花時期は10月半ばといいとこ取りのダリアです。八重咲きピンクとフラミンゴは6月頃にも咲いたので、2回目の開花になります。
↑ ↓ 八重咲きピンク
↑ ↓ 一重咲き・アプリコット
↑ ↓ 一重咲き・レッド
↑ ↓ 半八重咲き・フラミンゴ
ダリアは花弁が普通8枚なのですが、フラミンゴは花によって数は違いますが10枚以上あるので、半八重咲きと言えると思います。
↑ ↓ 一重咲き・ローズ
ローズは他のガッツアリアに比べると花が小ぶりで、半分ぐらいしかありません。背も高くなります。3m位になっています。
↑ 一重咲き・ピンク まだ咲き始めたばかりで、花弁も開ききっていません。
ローズとピンクは地植えが枯れてしまって、鉢植えが残りました。そのせいかどうかは分かりませんが、他のガッツアリアより遅く花が咲き始めました。
普通種のダリアもいくつか咲いています。
↑ ↓ 小輪デコラ咲き
↑ ↓ 小輪カクタス咲き
↑ 大輪デコラ咲き ↓ 中輪カクタス咲き・ブラックジャック
↑ 小輪一重咲き ↓ 小輪半八重咲き
このダリアは種を蒔いて育てたダリアです。花色も黒赤の濃淡があり、咲き方も一重咲きと半八重咲きとありました。
皇帝ダリアの蕾も見えてきました。
今年は皇帝ダリアの花を無事見ることができるでしょうか。花が咲くのが先か、霜が降りるのが先か、競争です。