先日今年3回目のギャザリング教室がありました。例年なら1カ月おきにあるのですが、今年はコロナの影響でコロナがおとなしい時だけしかできず、今回が今年最後の教室です。今回、コロナ感染が拡大しているので、私は材料だけもらってきて家で作ることにしました。今まで一人でギャザリングをしたことはなかったのですが、ギャザリングのリースは何度か作った事があるので一人で作ってみました。
今までは何となく寂しい感じのリースで満足いく作品が出来なかったのですが、今回は自分なりに華やかにビオラのリースが出来て満足です。(先生に見ていただいたら、きっとたくさんダメだしがあったと思いますが・・・・。)
普通のリースならビオラは10~12ポットぐらいしか入らないと思いますが、このギャザリングのリースは何とその3倍も入っているのです。ビオラ24ポット、イベリス3ポット、ロニセラ2ポット、バロータ3ポット、合計32ポットを使いました。
ギャザリングは花ものと葉ものの3株で小さな花束(ユニット)を作り、器の大きさに合わせて必要な数だけユニットを作ります。今回は12ユニット作るという説明を聞いて、直径30㎝ちょっとのリースプランターにそんなに入るのかなと半信半疑でした。ビオラだけで24ポットです。赤の濃淡、ピンク、紫の濃淡、黒、黄色の濃淡の8色です。大体のイメージでビオラだけ並べてみると直径50㎝を越えていました。
このリースプランターに上のビオラが入り切るとは思えませんよね。
ビオラ2株と合わせるのがイベリス(白い花)とロニセラ(黄緑色の葉)とバロータ(灰緑色の葉)です。
外は寒いので、台所の床ににシートを敷いてギャザリング開始です。
いつもなら完成した作品の写真しか撮れないのですが、今回は自分の家で一人なので、制作過程を写真に残したいと思います。
先ずポットから株を抜いて土を落とします。
土を落としたビオラ2株とイベリスか葉もの1株の3株を合わせてミズゴケで巻き、その上からギャザリング水苔という毛糸の様なひもを巻き付けます。
↑ 4種類の花束ユニット 左から淡赤とピンクのビオラとロニセラの花束、黒と黄のビオラとイベリスの花束、紫の濃淡のビオラとバローテの花束、濃赤と淡黄のビオラとイベリスの花束、それぞれ3組づつ、12ユニット作りました。
4ユニットだけでもかなりのボリュームです。これだけ飾ってもいいほどです。
猫のミューがギャザリングがとっても気になるようで、周りをウロウロしています。
さあ、いよいよ植え込みです。植え込みには土を使わず、土の代わりにベラボンというココヤシのチップを使います。軽い上に吸水性が優れているので、寄せ植えにはピッタリです。あんなに土を落とし、根を切ったのに根張りがいいのです。
リースプランターの底にベラボンを敷いて、その上に花束ユニットを寄せながら植え込んでいきます。12ユニットが全部無事、リースプランターに収まりました。ユニット同士の隙間には水苔を詰めました。直径は50㎝ぐらいになりました。
イベリスと葉ものの位置をもう少し工夫したかったのですが、ポットによって1ポットに植わっている株の数や大きさが違い、バラツキができてしまいました。
この後、活力剤を入れたたらいの水につけて吸水して終わりです。やっぱり作業をしながら写真を撮るのは面倒でした。
このビオラのリースは、水切れと肥料切れに気を付ければ、これから冬から春にかけて玄関を彩ってくれると思います。