このところ急激な冷え込みで、私の家の軒下で一昨日ー5℃、昨日ー7℃、そして今朝ー8℃と連続して冬日を記録しました。あんなに元気だった皇帝ダリアや皇帝ヒマワリは、大霜で一瞬にして色をなくしました。腰痛が長びき動けないので、ダリアもヒマワリも哀れな姿をさらしたままです。
今回はまつこの庭の温室で11月から12月にかけて咲いたランです。
↑ ↓ 和ラン・いろはいろ NO1
↑ 和ラン・草薙
和ランと言うのは、洋ランのシンビジュームと東洋ランとの交配種で、和の趣をもったランで、多くは小型のランです。
↑ カトレア・マキシマ・コンカラー ↓ カトレア・マキシマ・シンセリティ
マキシマは標高500~1400mの南米太平洋側のエクアドル、コロンビア、ペルーのジャングルに自生しています。唇弁の赤い筋模様が特徴です。マキシマは一般的に香りはないと言われていますが、私のシンセリティは甘い香りがします。
↑ ミディコチョウラン・スポット ↓ 原種コチョウラン・マンセビ
↑ ミディコチョウラン
↑ マキシラリア・シュンケアナ 夏に咲いて、秋に咲いて、今回3回目の開花です。ブラジル原産で、花径は1㎝ぐらいの小さな黒い花を付けます。夏と秋は2,3輪しか花を付けなかったのですが、今回10輪位付いているので、本来は今の時期に咲くランのようです。黒い花を付けるランは珍しいのですが、もう1つ黒い花のランが咲いています。エビデンドラム・メラノボルフィレウムと言います。
茎の頭頂から長い花茎を伸ばし、10個ぐらいの花を付けます。1つの花は5㎝ぐらいの大きさですが、唇弁の部分が大きく目立ち、お人形のように見えます。写真では分かりづらいですが、目鼻のような模様も付いています。
エビデンドラムはカトレアの近縁種で、中南米の熱帯に広く自生しているそうです。
冬を迎え、庭は花がなくなり寂しくなりますが、温室はこれからランが花のシーズンを迎え賑やかになります。シンビジュームやカトレアなどがつぼみを大きく膨らませ、出番を待っています。