まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初夏のラン(3)

 7月になりました。今年もコロナコロナで、半年が過ぎ去ってしまいました。秋のお花のシーズンには、ワクチン接種も終わるので、お花見に出かけられるようになることを期待しています。

 今回は6月に私の庭の温室で咲いた初夏のランです。

☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701113158j:plain↑ ↓ インターメディア・イロラータ

f:id:myuu-myuu:20210701113327j:plainインターメディアはブラジル原産です。イロラータはインターメディアの中でも細い花弁が特徴的です。咲き始めは淡いグリーンなのですが、咲き進むと白に変わります。インターメディアは本来春のランなのですが、2株あるので、1株は春先に咲き、2株目は遅れて今頃咲きました。

f:id:myuu-myuu:20210701113931j:plain↑ パープラタ  ↓ パープラタ・ワークハウゼリー

f:id:myuu-myuu:20210701113857j:plainパープラタは初夏の代表的なランで、ブラジル原産です。とても爽やかな香りがあります。ワークハウゼリーはリップ(唇弁)の濃い青紫色が特徴的です。

f:id:myuu-myuu:20210701114846j:plain↑ ↓ パープラタ(サンギネア × ルブラ)

f:id:myuu-myuu:20210701114919j:plainパープラタはリップの色だけが違い、他の花弁は白と言うものが多いのですが、これはサンギネアの血を引き継いでいるので、リップ以外の花弁にも絞り模様が入っています。

f:id:myuu-myuu:20210701115811j:plain↑ ↓ テネブロッサ・オーレア

f:id:myuu-myuu:20210701115847j:plainテネブロッサはブラジル原産で、普通種は花弁の色が茶色ですが、これは黄色です。咲き始めは黄緑色です。下向きに咲くのがちょっと残念です。

f:id:myuu-myuu:20210701120514j:plain↑ パカビア・アイスミルクティー  テネブロッサの交配種です。アイスミルクティーの本来の色は、名前の通りもっとベージュ色っぽかったのですが、今年は茶色っぽく色が出てしまいました。

☆☆☆ オンシジュームの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701121525j:plain↑ カリヒ(クラメリアナム × パピリオ)クラメリアナムはコスタリカパナマエクアドル、ペルーのアンデス山脈西側、パピリオは西インド諸島、コロンビア、ギアナ、ブラジル、アンデス山脈の東側に自生しています。この2つはとてもよく似ていて、その交配種であるカリヒもとてもよく似ています。いずれも花茎は1m位伸び、花は花径6~8㎝位の大きな花が1花ずつ咲いて行きます。普通のオンシジュームはチョウのような黄色い花を一度に多数つけますが、そこが違います。

f:id:myuu-myuu:20210701122725j:plain↑ オドントシジューム(オドントグロッサム × オンシジューム) 園芸センターで花が終わって値下げしたものを買ったのですが、どんな花が咲くのだろうと期待していたら、花が咲いてビックリ。あまりの花の派手さに驚きました。花が咲いている時には絶対買わないだろうなあと思いました。

☆☆☆ バンダの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701123545j:plain↑ ミカドブルー   昨年花が4回も咲いたので、しばらくお休みしていて、今年初めての開花です。今年はあと1回咲いたら十分です。

☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆

f:id:myuu-myuu:20210701123918j:plain↑ ↓ ミニコチョウラン

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f:id:myuu-myuu:20210701124051j:plain↑ ミニコチョウラン・チャーリー

 最近手に入れたチョコレート色のミニコチョウランですが、よく見ると同じ株に2種類の花が咲いています。

f:id:myuu-myuu:20210701124114j:plain ランのつくりは、外側の3枚がガク、内側の3枚が花弁でうち1枚はリップと言って唇を付き出したような形をしています。このチャーリーの場合、1種類目はリップは白っぽく、他の2枚はチョコレート色に白い覆輪です。ガクは後ろに隠れるようになり、あまり目立ちません。

f:id:myuu-myuu:20210701124140j:plain2種類目は、花弁が3枚ともほぼ同じ形、色をしています。3枚の花弁が抱き合うように集まっているので、ガクが目立ちます。突然変異で、このような咲き方になるようです。東洋ランなどでは、三蝶咲きと言って、珍重されます。来年、果たして同じ咲き方をするかどうかは分かりませんが、楽しみでもあります。