7月になりました。今年もコロナコロナで、半年が過ぎ去ってしまいました。秋のお花のシーズンには、ワクチン接種も終わるので、お花見に出かけられるようになることを期待しています。
今回は6月に私の庭の温室で咲いた初夏のランです。
☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆
↑ ↓ インターメディア・イロラータ
インターメディアはブラジル原産です。イロラータはインターメディアの中でも細い花弁が特徴的です。咲き始めは淡いグリーンなのですが、咲き進むと白に変わります。インターメディアは本来春のランなのですが、2株あるので、1株は春先に咲き、2株目は遅れて今頃咲きました。
↑ パープラタ ↓ パープラタ・ワークハウゼリー
パープラタは初夏の代表的なランで、ブラジル原産です。とても爽やかな香りがあります。ワークハウゼリーはリップ(唇弁)の濃い青紫色が特徴的です。
↑ ↓ パープラタ(サンギネア × ルブラ)
パープラタはリップの色だけが違い、他の花弁は白と言うものが多いのですが、これはサンギネアの血を引き継いでいるので、リップ以外の花弁にも絞り模様が入っています。
↑ ↓ テネブロッサ・オーレア
テネブロッサはブラジル原産で、普通種は花弁の色が茶色ですが、これは黄色です。咲き始めは黄緑色です。下向きに咲くのがちょっと残念です。
↑ パカビア・アイスミルクティー テネブロッサの交配種です。アイスミルクティーの本来の色は、名前の通りもっとベージュ色っぽかったのですが、今年は茶色っぽく色が出てしまいました。
☆☆☆ オンシジュームの仲間 ☆☆☆
↑ カリヒ(クラメリアナム × パピリオ)クラメリアナムはコスタリカ、パナマ、エクアドル、ペルーのアンデス山脈西側、パピリオは西インド諸島、コロンビア、ギアナ、ブラジル、アンデス山脈の東側に自生しています。この2つはとてもよく似ていて、その交配種であるカリヒもとてもよく似ています。いずれも花茎は1m位伸び、花は花径6~8㎝位の大きな花が1花ずつ咲いて行きます。普通のオンシジュームはチョウのような黄色い花を一度に多数つけますが、そこが違います。
↑ オドントシジューム(オドントグロッサム × オンシジューム) 園芸センターで花が終わって値下げしたものを買ったのですが、どんな花が咲くのだろうと期待していたら、花が咲いてビックリ。あまりの花の派手さに驚きました。花が咲いている時には絶対買わないだろうなあと思いました。
☆☆☆ バンダの仲間 ☆☆☆
↑ ミカドブルー 昨年花が4回も咲いたので、しばらくお休みしていて、今年初めての開花です。今年はあと1回咲いたら十分です。
☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆
↑ ↓ ミニコチョウラン
↑ ミニコチョウラン・チャーリー
最近手に入れたチョコレート色のミニコチョウランですが、よく見ると同じ株に2種類の花が咲いています。
ランのつくりは、外側の3枚がガク、内側の3枚が花弁でうち1枚はリップと言って唇を付き出したような形をしています。このチャーリーの場合、1種類目はリップは白っぽく、他の2枚はチョコレート色に白い覆輪です。ガクは後ろに隠れるようになり、あまり目立ちません。
2種類目は、花弁が3枚ともほぼ同じ形、色をしています。3枚の花弁が抱き合うように集まっているので、ガクが目立ちます。突然変異で、このような咲き方になるようです。東洋ランなどでは、三蝶咲きと言って、珍重されます。来年、果たして同じ咲き方をするかどうかは分かりませんが、楽しみでもあります。