まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

エンゼルトランペット

 しばらくぶりにガーデンセンター巡りをしました。ワクチン接種が終わるまではと思い、外出を自粛していたのですが、ワクチン接種後2週間が過ぎたことやコロナの感染者が減ってきたこともあり、息抜きに出かけました。外の空気を新鮮に感じました。ガーデンセンターには売れ残って安くなった夏の草花とチューリップやスイセンなどの球根が並んでいました。

 車で走っていると白い小さな花を付けたセンニンソウやピンク色の固まりになっているツルボ、オレンジ色のラッパ型の大きな花を付けたエンゼルトランペットなどの花が目に入り、季節が夏から秋に変わっていることをしみじみと感じました。

 私の庭でもエンゼルトランペットが咲き始めました。10本ぐらいあるのですが、花を付けたのは1本だけです。

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 エンゼルトランペットは熱帯アメリカ原産で、ナス科の熱帯花木です。和名はキダチチョウセンアサガオと言い、ダチュラとも言います。花色は、黄、オレンジ、白、ピンクなどです。花は夕方から開き、とても良い香りを放ちます。花弁の先端は5つに分れ、反り返り、まるでフレアースカートのようです。

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 エンゼルトランペットの花期は6月から9月と言われていますが、熱帯花木と言っても高山に自生していることから暑さには弱く、特に日本の高温多湿の気候は苦手で、夏の盛りは花を休みます。私は20数年前に大流行した頃からエンゼルトランペットを庭に植えていますが、以前は6月頃咲いて、盛夏は休み、9月頃から再び咲いていました。ここ5,6年は初夏に咲くことはなく、秋になってから咲くことが多いです。車で走っていても、見かけるのは秋の初め頃のような気がします。以前は盛夏前に木が大きくなって枝の先が3つに分れると花芽が付き、100輪ぐらい花を付けたものですが、今は盛夏前に木がなかなか大きくなれないのです。私の世話がおろそかになっているのかもしれませんが、今は気象の変化が大きく影響しているのではないかと思っています。その代わり、秋遅く霜の降りる頃まで花を付けています。私の庭のエンゼルトランペットもまだまだたくさんつぼみがあります。一通り花が咲くとまた伸びた枝が3つに分れ、花芽が付きます。この繰り返しで花が咲きます。

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 霜が降りると地上部は枯れてしまいますが、地下部は残り、越冬します。皇帝ダリアとよく似ています。皇帝ダリアはもともと晩秋に咲きますが、エンゼルトランペットも秋咲きの植物になってきているのかもしれません。熱帯花木の名を返上した方がよいかもしれませんね。