毎日小春日和が続いています。朝の冷え込みも2℃を下ることもなく過ごしやすいです。
私の庭のユズが収穫期を迎えました。私の庭にはユズの木が10本ありますが、ほとんどは古い木なので、木の上の方にしか実を付けません。去年はユズの外れ年だったようですが、今年は当たり年のようで、若い2本の木はたくさん実が生っています。実生から育って、今年初めて実を付けた木もあります。
私が嫁いできた時には、すでにユズの木は10本ぐらいありました。時を経て枯れたり、実生から育ったりを繰り返しながら常に10本ぐらいはあるようです。「桃栗3年柿8年柚子の大馬鹿18年」と言いますが、私の庭での経験から、実生から実が生るまで18年はかからないように思います。10年ちょっとぐらいで生り始めるようです。木が古くなると高いところにしか実を付けなくなり、高枝ばさみが届かなくなります。日当たりが良いだけ実も大きそうなのですが、ただ眺めているだけです。冬至を過ぎると、ボタボタ落ち始めます。もったいないなあと思いながら眺め、落ちた実を集めて処分することしかできません。
ユズは中国原産で、飛鳥・奈良時代には日本に渡来したようです。柑橘類の中では最も耐寒性が強く、日本各地で古くから栽培され続けているようです。
昨日ユズ取りをしました。200個ぐらい収穫しました。
さっそく兄と妹の家に届けました。喜んでくれました。
ユズの季節になると、実家の近くの神社のお祭りを思い出します。虫切りの神様として、子どもの夜泣きや疳の虫に霊験ありとされた歴史のある神社です。その神社のお祭りがユズの色付くころに行われのです。私の名前のまつこは、神社から父が頂いてきた「富士子、八重子、松子」の3つの名前から選んで名付けたものだそうです。富士子、八重子は往年の大女優の名前みたいで、まつこを選んでもらってよかったと思っています。
私の庭にはユズの他にフクレミカンもあります。20年ぐらい前に私が植えたものです。
フクレミカンは日本書紀にも記されている日本の在来種だそうです。温州ミカンの北限とされる筑波山山麓で栽培され、筑波の特産品として「筑波みかん」の別名もあります。フクレミカンは漢字で書くと「福来蜜柑」です。名前の由来は、実が熟すと薄い皮が膨れることから「ふくれみかん」と呼ばれ、縁起を担いで「福来蜜柑」の字を当てたそうです。
ユズとフクレミカンの他にも食べられる木の実が生っています。
カキと
カリンです。
カキもカリンも高くて取れないので、小鳥のごちそうになるのやただ落ちるのを見ているだけです。
今日、近くに住む花友が皇帝ダリアと皇帝ヒマワリを見に来ました。明朝霜の予報が出ているので、花がダメにならないうちにと誘ったので、見に来てくれたのです。しばらくぶりだったので、花を見ながらおしゃべりが弾みました。明日さえ乗り越えられれば、あと1週間ぐらいは冷え込みがそれほど強くないようなので、満開の皇帝ダリアと皇帝ヒマワリが見られるはずです。ユズと皇帝ヒマワリと八重咲き皇帝ダリアとトウゴマの切り枝をおみやげに、「もう1回見に来るね。」と言って帰りました。