今日3月3日は、ひな祭りです。桃の節句とも言います。旧暦3月3日は現在の4月の頃に当たるので、ちょうど桃の花が盛りの頃だったようです。
桃の節句は古代中国の上巳の節句が由来とされ、旧暦3月、最初の巳の日(上巳)に行われ、脱皮をして生まれ変わる巳(ヘビ)にちなみ、心身を祓い清める行事とされていましたが、やがて女の子の健康を祈るひな祭りと変わっていったそうです。
古くは人形を川や海に流し、心身を祓い清めるとする習わしがありましたが、室町以降、女の子の成長とご縁を願い、皇族の婚礼のしきたりに従って作られた雛飾りを飾るようになり、やがて庶民にも広がっていったそうです。
現在では、お雛様を飾り、雛あられ、白酒、ハマグリのお吸い物、ちらし寿司を食べてお祝いするようになりました。
私も手作りのお雛様を飾りました。
6年ほど前に花友のグループの人形教室で作った立ちびなです。ちょっときゅうくつなケースに入れてあるせいか、余計なしわができちょっと形が乱れてしまいました。
私の猫好きを知って、人形教室の先生からいただいた先生お手製の猫のお雛様です。
立ちびなの次につるし雛を2年間かかって作りました。完成したのは5年前、1年中つるしたままなので、どうしても人形の形が崩れてしまいます。
つるしびなは江戸時代に高価なひな人形が買えなかった庶民が、子どもの幸せを願い、端切れや古布で作った人形を持ち寄って繋げ、飾ったのが始まりとされています。
つるしびなには、子どもや四季折々の花や木の実、小鳥や動物などがつるされています。春の花はスイセン、ツバキ、ウメ、サクラはありますが、モモは花ではなく、実です。
5年前は、針の穴も針目もよく見えて、何より根気があり、仲間の励ましもあり、52個の飾り物をつるした2m近い高さのつるしびなを完成できましたが、今なら無理だろうなと思います。今は、とにかく目が疲れ、細かいものがよく見えないのです。あの時、夢中になって作ってよかったと思います。私の宝物になっています。
花友からもらったお雛様の壁飾りも飾りました。
とても賑やかな雛飾りになりました。
そして、私のひな祭りのおやつはイチゴとモモのクロワッサンと大きなイチゴです。
雛まつりにちなんだランもあります。和ラン・ひなまつりです。
優しいピンク色の花で、かすかに香りもあります。ひな祭りにふさわしいと思います。
私の庭では、3月になって春一番を告げる枝垂れウメがやっと咲き始めました。
この八重咲きの紅枝垂れウメは、夫の友人が私たちの結婚記念樹として贈ってくれたものです。例年なら立春の頃に1,2輪咲き、結婚記念日(2月25日)の頃には満開になるのですが、今年の冬はいつになく厳寒だったせいか開花が遅れました。水戸の偕楽園の梅も開花が25日遅れたそうです。
フクジュソウも遅れました。芽がなかなか見えず、もしや枯れてしまったのではと心配したのですが、やっと咲きました。
3月に入り、さすがに気温がー(マイナス)になる日はなく、このまま暖かくなるといいなと思います。彼岸前にはさすがに枝垂れウメも満開になることでしょう。