今日は曇りの予報でしたが、朝から晴れています。日中20℃を超えて、春を通り越して初夏の陽気になりました。
今回は、前回に引き続き、まつこの庭の温室で3月に咲いた早春のランです。
☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆
↑ インターメディア・ハネダ ↓ インターメディア・アキニー
インターメディアはブラジル原産で、ブラジルの大西洋側の海岸山脈に自生しているそうです。花色がラベンダー、白、セルレア(淡い紫)、花弁の縁にくさび型の模様が入るアキニー、リップ(唇弁)が大きく赤い色をしているオルラッタなど、バラエティーに富んだカトレアです。インターメディアは春を代表するカトレアです。
↑ オーランティアカ (メキシコ、ホンジェラス原産)
↑ トリアネー・オカダ(コロンビア原産)
↑ スピットファイアー・コーラル ↓ スターカーニバル・シリウス
↑ プリンセス・キコ ↓ エピカトレア(エピデンドラムとカトレアの交配種)
☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆
↑ ドリティノプシス ↓ 白大輪コチョウラン
↑ ↓ ミニコチョウラン
☆☆☆ シンビジュームの仲間 ☆☆☆
↑ 和ラン・雛祭り ↓ ポーエルシー
ポーエルシーは今から100年ほど前に原種同士の交配で作出されたシンビジュームの古い品種です。農業関係の役所に勤めていた叔父に40年前ぐらいに頂いたもので、花色が地味なせいか残らず、今では手に入らないとても珍しい品種となっているようです。アンティーク調な色彩がかえって今の時代に受け入れられそうですが、何せ背丈が優に1メートルは超えるので、敬遠されがちですね。大株が3鉢あるのですが、昨年たくさん花を付けたせいか、今年は3鉢でたった2本しか花芽が出ませんでした。
花茎が1mぐらい伸びて、緩やかに下垂し、花を30輪付けています。赤い花のように見えるポインセチアの木の枝に花茎を掛けています。あと1本はまだつぼみです。
↑ ↓ キンリョウヘン(金陵辺)別名・ミツバチラン
キンリョウヘンは中国・台湾原産の小型シンビジュームで、今流行の和ランやテーブルシンビジュームと言われる小型シンビジュームの育種親となっています。ミツバチを呼ぶので、ミツバチランの別名もあります。
↑ ↓ ドロシー・ストックスティル・フォアゴットンフルーツ
このフォアゴットンフルーツは、キンリョウヘンの孫に当たります。キンリョウヘンとデボニアナムの原種シンビジューム同士の交配でできたのがミスマフェット(子)、そのミスマフェットとファーラップとの交配でできたのがフォアゴットンフルーツ(孫)と言うわけです。キンリョウヘンの血を引き継いでいるので、ミツバチを誘引します。花色はデボニアナムの血が濃いようです。(実際は写真より黒っぽい色をしています。)
世界ラン展2022が今年も開催されているようですが、コロナの影響で小規模で行われているようです。私は第1回目から見に行っていた(途中震災や介護などで行けなかった年もありましたが)のですが、2020年にコロナの感染者が出始めてから行っていません。TVで鑑賞するだけでは、ちょっと寂しいです。コロナが終息して、また東京ドームで大々的にラン展ができるようになるといいなと切実に願っています。