まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

白とブルーの庭

 今、まつこの庭はオーニソガラム・ウンベラータの白い花で、一面白い庭になっています。

 オーニソガラム・ウンベラータはユリ科の球根植物で、地中海沿岸から小アジアの一部に自生しています。耐寒性、耐暑性があり、夏季は落葉し、球根で夏越し、冬越しをし、繁殖力旺盛です。自然分球し増えるだけでなく、こぼれ種からも増えるそうです。

 ウンベラータは和名をアマナの花に似ていることからオオアマナと言うそうです。セイヨウアマナと呼ばれれるハナニラの花にもよく似ています。英名はスターオブベツレヘムベツレヘムの星と言うそうです。クリスマスツリーのてっぺんに付ける星のこともそう言うそうです。イエス誕生を知らせた星は流れ星となって、地上に降り注ぎ、この花になったという伝説があるそうです。5月3日の誕生花となっているそうですが、以前は5月の連休ごろにウンベラータの白い庭になっていたのですが、年々咲くのが早くなっているような気がします。しかも今年は同時期にカモミールも咲き、更に白い庭を作っています。

↑ 上側はオーニソガラム、下側がカモミール

 カモミールはキク科の一年草で、ヨーロッパから西アジア、インドに分布しています。ハーブとして、お茶や入浴剤として利用されることでよく知られています。私の庭ではこぼれ種から育ち、通路に沿って花の道ができます。例年ならオーニソガラムの花が終わってから満開の時期を迎えるのですが、今年は早かったようです。

 オーニソガラムとカモミールの白い花に彩りを添えているのが、シラー・カンパニュラータのブルーの花です。

 シラー・カンパニュラータはユリ科の球根植物で、ヨーロッパ、アジア、アフリカの温帯地方に自生します。別名ヒアシンソイデス・ヒスパニカとも言い、和名はツリガネズイセンと言うそうです。このカンパニュラータも私の庭が居心地が良いようで、爆発的に増えて庭のあちこちで花を咲かせています。

 他にも今の時期、白とブルーの花を咲かせる花がたくさんあります。3月から咲いているムラサキハナナと

オレンジの花はナガミヒナゲシです。

黄色の花はクサノオウです。

 ブルーのヒメツルソバ

 紫色の花を咲かせるアジュガ

 薄紫色の模様のある花を咲かせるシャガ(遠目には白っぽく見えます。)と

 

 蕾が赤で開花するとブルーの模様のあるコーンフリー(遠目には白っぽく見えます。)と

 おまけにフジまで早く咲いてしまいました。

 上はコクリュウで下がノダフジです。例年コクリュウが先に咲き、白のノダフジは遅れて咲きますが、今年は同時に咲いてしまいました。ヤマフジなども例年5月の連休ごろですが、今年は早かったようです。

 以前は花の咲く順番のようなものがあったと思うのですが、最近は寒暖の差が激しいせいか、順番が狂ってきているように思います。以前だったら私の庭は連休ごろにオーニソガラムの白い庭になり、次にカモミールの白い庭になり、そしてバラの花の咲くころにシャスターデージーとオルラヤの白い花が盛りを迎えるというような順番でしたが、今年は一気に咲いてしまったので、この先どうなるのでしょう。夏の花が咲き始めてしまうのでしょうか?

 5月になったら、福神草を温室から出して植え付けを始めようと思っていたのですが、連休は1日おきに雨の予報なので、連休が終わってからになりそうです。