まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

クレマチスとバラ

 クレマチスもバラも私の庭では今年は咲くのが遅く、連休を過ぎてから咲きだし、クレマチスが盛りを迎えました。近くに住む花友がお花見にきて、「私の家のクレマチスはもうお花が終わったよ。」と言っていました。3㎞ぐらいしか家が離れていないのに、驚きです。バラも最近やっと咲き始めた感じです。クレマチスもバラも我が家はよそ様の庭より遅れているようです。

 クレマチスは、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、オセアニアに約300種が分布しているそうです。その多くはつる性植物で、クレマチスはつる植物の女王と言われているそうです。日本の原種には、カザグルマセンニンソウ、ボタンヅル、ハンショウヅルがあります。今の時期花を付けているクレマチスは、カザグルマや中国原産のテッセンを元に交配されたものが多いようです。

↑ ↓ ジョセフィーヌ 

ジョセフィーヌは半八重咲きですが、開花が進むと外回りの花弁が落ち、真ん中の花弁が開き、2度花を楽しめます。別のクレマチスのようです。

↑ 雪おこし   ↓ デミーズダブル

↑ 星のフラメンコ  ↓ ロココ

↑ ウエスタプラッテ  ↓ トリーヌ

↑ ニオベ  ↓ レベッカ

↑ アンドロメダ  ↓ ダッチェスオブエジンバラ

↑ ↓ 名前不明

 草取りが間に合わず、真夏にはほとんどのクレマチスが雑草の中に埋もれてしまいます。草と一緒に刈られてしまうもの、枯れてしまうものもありますが、健気に生き残り、翌春元気に花を咲かせてくれます。雑草と一緒に刈ってしまわないように、底を抜いた鉢ごと土に植えるようにしています。細めに手入れすれば、クレマチスは1年間に2度3度と花を咲かせられるそうですが、とても手が回りません。

 一方、バラは花の女王と言われます。花が大きく、花弁の重なりが多い園芸種のバラは女王の名にふさわしいですが、私は小ぶりの花や原種が好きです。日本には、サンショウバラ、ハマナス、ノイバラなど15種の原種があるそうです。

↑ ↓ サンショウバラ

箱根から富士山周辺に自生しています。淡いピンクから濃いピンクまで色幅があるそうですが、私の家のサンショウバラは色が薄いです。高木になる種として他のバラとは一線を画している日本固有種だそうです。葉がサンショウの葉に似ていることからこの名があるそうです。絶滅危惧種に指定されているそうです。

↑ ↓ 八重サンショウバラ・羽衣

サンショウバラの中でも八重咲きで花色が濃いので、羽衣の名が付いているようです。

↑ ↓ ピンクノイバラ

ノイバラは北海道から九州にかけて日本全国の雑木林や川べりなどに自生しています。これは花色がピンクがかっています。遠目には白っぽく見えます。

↑ ↓ カラフトイバラ

北海道と長野県と群馬県の一部に自生しています。

↑ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)

ハトヤバラはナニワイバラの色変わりでピンクナニワイバラとも言います。

↑ ナニワイバラ

 ナニワイバラは日本の原種バラと思われていますが、中国原産です。伝わったところが難波だったので、この名があるそうです。ハトヤバラはナニワイバラの変種と言っても、冬は落葉し、ツルもそれほど伸びず大きくならないので、とても扱いやすいです。性質が全くと言ってよいほど違うので、別種とする説もあるそうです。

 原種のバラはとても丈夫で、私の庭でも消毒などしないでも花をたくさん咲かせてくれます。手がかからないのがいいところです。自然放置するとどんどん大きくなるのが欠点かなと思います。

 園芸種もいくつか咲いています。

↑ 月月粉(ユイユイフェン)  ↓ かおりかざり

↑ アイズ・フォー・ユー  ↓ エブタイト

 一時期はバラに夢中になったこともありましたが、私のようにあれこれいろいろな花に気が向く人には、バラは世話がしきれません。何本枯らしたか分かりません。今あるバラを大切にしようと思っています。しかし、今日などNHK趣味の園芸で新品種を紹介しているのを見ると、欲しくなってしまうんですよね。体力的にももう花の世話はほどほどにしないと・・・・とは思っているのですが、誘惑は大きいですね。