まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初夏のラン

 九州など西日本が梅雨入りしていないのに、関東地方は一足早く昨日梅雨入りしたようです。平年より1日、昨年より8日早いそうです。昨日は梅雨寒(つゆざむ)と言う言葉がぴったりの4月並みの気温でした。今日は昨日よりはいくらか気温が高いですが、梅雨時特有の蒸し暑さは全く感じられません。

 今回はまつこの庭の温室で咲く初夏のランです。

☆☆☆ カトレアの仲間 ☆☆☆

↑ インターメディア・イロラータ (インターメディアはブラジル大西洋岸の海岸山脈に自生しています。イロラータは細い花弁と優しい色合いが特徴的です。)

↑ ラブパッション・オレンジバード   ↓ カーハンミア

↑ ↓ スターガーデン

緑と赤の組み合わせが初夏らしい色合いです。中輪の花が5輪咲きました。

↑ パープラタ・ルビー 

 パープラタはブラジル南部の海岸に自生しています。リップ(唇弁)は実物はもっと黒い赤です。パープラタは初夏を代表するカトレアで、色のバリエーションが様々で、私の好きなカトレアの1つです。

 このルビーを手に入れたのは、今から20年ぐらい前になります。そのころはパープラタに夢中になっていて、雑誌で見たルビーが欲しかったのですが、近くのラン屋さんにはなく、東京ドームのラン展でも手に入らず、半ば諦めていました。家族旅行で房総へ出かけた時にそこのラン園に寄ってみたのですが、そこにもありませんでした。私と園主の話を聞いていた人(その人は房総のランの愛好家団体の会長さんだったようです。)が、わざわざ家へ案内してくれて、ルビーの分け株を譲ってくれたのです。ラン好きな人はラン好きな人の気持ちが分かるのですね。感謝しかありませんでした。花が咲くまで5年ぐらいかかりました。やっと手に入れ、花を見られるようになったルビーだったのですが、そのうちクリスマスローズやバラに夢中になり、ランの世話がおろそかになり、花が咲かなくなってしまいました。ルビーの花を見るのは、5年ぶりぐらいです。花は以前より小さくなりましたが、よく生きていてくれたと謝るばかりです。

☆☆☆ コチョウランの仲間 ☆☆☆

↑ 大輪コチョウラン    ↓ ミディコチョウラン

↑ ↓ ミディコチョウラン

↑ ↓ ミニコチョウラン

↑ ↓ ミニコチョウラン

↑ ミニコチョウラン(三蝶咲き) ランの花は外側の3枚がガクで、内側の3枚が花弁で、うち1枚は唇のような形をしていて、リップと言い、他の2枚とは形が異なります。このコチョウランは花弁が3枚とも同じような形をしています。東洋ランで言う三蝶咲きです。

☆☆☆ デンドロビュームの仲間 ☆☆☆

↑ ウシタエ(フィリピンに自生しているそうです。)

 初夏はパープラタが花盛りのころなのですが、今年はつぼみをもっているものが少ないので、期待はできないと思います。ちょっと寂しいです。

 

 コロナ感染者がやっと減ってきたと実感できるようになりました。それでもまだ、第6波が急拡大した1月の半ばごろの数です。このまま順調に減少していくことを願っています。