昨日、一昨日は1日中気温が上がらず、12月並みの冬の寒さでした。今日は一転して、どこまでも青空が広がり、暖かな秋晴れの1日となり、気持ちも晴れて、庭仕事日和となりました。休眠から覚めたクリスマスローズに施肥をしたり、ビオラとチューリップの寄せ植えを作ったり、仕事がはかどりました。
今回は9月、10月にまつこの庭の温室で咲いた秋のランです。今年は9月、10月と咲くランが少なく、寂しく思いました。花が遅れているのではなく、つぼみをもったものが少なかったようです。その中でもコチョウランは不定期に咲くものが多いので、いくつか花を見ることができました。写真を撮る前にカタツムリに食害されて、見るも無残なものもあります。
↑ ↓ ミディコチョウラン
ビオラセアはスマトラ、ボルネオ、マレーに自生します。香りがあります。
↑ カトレア・イーグルアイ ↓ カトレア・チョコレートドロップ
チョコレートドロップも花弁をカタツムリに食害されています。↑ ↓ 原種オンシジューム交配・カリヒ
カリヒは原種オンシジュームのクラメリアナム(アンデス山脈の西側、コスタリカ、パナマなどに自生)とパピリオ(アンデス山脈の東側、コロンビア、ブラジルなどに自生)の交配種です。親同士そのものがよく似ていて、その子カリヒもよく似ています。普通オンシジュームと言うと1㎝ぐらいの小さな黄色い花をびっしりと付けるものを思い浮かべると思いますが、これは丸い花弁から触角の様な花弁まで15㎝ぐらいある大きな花を付けます。花茎は1mぐらいあり、この茎は枯れずに毎年同じ茎に花を1つずつ咲かせます。私の家のカリヒは1株に2本の茎があり、交互に花を咲かせます。2か月の間に3個花を咲かせました。写真で見ると3つの花は花弁の形や長さ、模様に微妙な違いがあるのが分かります。いつ見ても不思議な形をした花だなあと思います。
↑ ↓ マキシラリア・シュンケアナ(ブラジル原産)
シュンケアナは、背丈が15㎝ぐらいの小型のランで、、花も小さく花径2㎝ぐらいです。しかも花色が黒なので、花が咲いても見逃しやすいです。花は株元に1輪ずつ、全体で10輪ぐらい花を付けているのですが、遠目では花が咲いていることが分からないほどです。
10月ももうすぐ終わり、秋も終盤です。10月23日は二十四節気の一つ「霜降」、11月7日は同じく二十四節気の一つ「立冬」です。秋が深まり、冷え込みが増し、冬の訪れがスピードを上げてすぐそこまでやってきているようです。