まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

秋の木の実・草の実

 11月も後半を過ぎ、まつこの庭もすっかり晩秋の装いです。木の実や草の実が赤や黄、オレンジ色に熟しています。まだ霜が降りないので、実の色が鮮やかです。

↑ ↓ ユズ

 私の庭には10数本のユズの木があるのですが、今年はユズが外れ年なのか、2,3本しか実を付けませんでした。昨冬寒さのせいかだいぶ葉を落としたユズが多く回復が遅れたのか、それともそろそろ寿命を迎えたのか、原因は定かではないですが、寂しい実の付きかたです。例年花友や親せきに配って喜ばれるのですが、今年はそれが出来ないのが、ちょっと寂しいです。フクレミカンも同様で、実がまばらでした。

↑ ↓ フクレミカン

 フクレミカンは私の住む茨城の筑波地方の特産で、小さな実を付けます。すっぱくて生で食べるのには適しませんが、七味唐辛子の原料となっています。私の庭では、観賞用です。

↑ ↓ シブガキ

↑ ↓ ローヤガキ

↑ ↓ ビナンカズラ(サネカズラ)

 ビナンカズラは俗名で正しくはサネカズラと言い、マツブサ科(以前はモクレン科に分類)の常緑つる性植物で、関東以西の本州、四国、九州、沖縄、中国、台湾に自生するそうです。寒さに弱いので、私の庭では軒下に置いても落葉します。ビナンカズラは昔、茎から出る粘液が整髪料に用いられたことからこの名があるそうです。

↑ ツルウメモドキ  ↓ ツルウメモドキ(手前)とマユミ(中)とサザンカ

↑ マユミ  ↓ 赤実マユミ

 マユミはニシギキ科の落葉低木で、枝がよくしなることから弓を作るのに使われたようで、この名があります。赤い種子を包んでいる仮種子はマユミはピンク色ですが、仮種子も赤いものがあります。どちらも植えた覚えがなく、小鳥のプレゼントのようです。赤実のマユミは今年驚くほどたくさんの実を付けました。

↑ ナンテン  ↓ クリスマスホーリー

↑ バラ・安曇野ローズヒップ

↑ ↓ カラスウリ

↑ ↓ オキナワスズメウリ

 カラスウリは実が青いうちは縞模様があるのですが、熟すと無くなります。オキナワスズメウリは熟しても白い模様が残ります。

↑ ↓ ヤブミョウガ

 ヤブミョウガの実は初めは鮮やかな紺色をしているのですが、時間の経過とともに白っぽく変色します。

↑ ↓ ジュズダマ(別名唐麦)

 ジュズダマは東南アジア原産のイネ科の植物です。実は白、灰色、褐色、黒などに色付き、硬くて光沢があるので、昔はこれを繋いで数珠の玉にしたので、この名があるそうです。食用に品種改良した品種をハト麦と言うそうです。最近はハト麦が化粧水などにも利用されているようです。

 たくさんの木の実、草の実も冬から春の間にはいつの間にかなくなってしまいます。小鳥たちの冬のごちそうになるようです。