まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

今日は立春。 黄花ジンチョウゲ

 今日2月4日は二十四節気の一つ「立春」です。立春は冬から春に移り変わる時期で、厳しい寒さも和らぎ、少しずつ日足が伸び、気温が上がり春を感じ始める頃です。旧暦では立春が一年の始まりとされ、八十八夜や二百十日などの農事に関わる雑節は、この日が基準となっているそうです。

 寒が明け、立春とは言え、まつこの庭はまだまだ寒中と変わらず、霜枯れたままです。温室の中では黄花ジンチョウゲが一足早く咲き始めました。

 ジンチョウゲと言うと春先に赤や白の花を咲かせ、強い甘い香りを放つ花木を思い浮かべますが、黄色い花を咲かせるジンチョウゲがあることを初めて知りました。1カ月ほど前、花木センターでつぼみのついた黄花沈丁花というラベルのついた花木を見つけました。黄色い花を咲かせるジンチョウゲがあることを知らなかったので、珍しい花が大好きな私はさっそく家へ連れ帰りました。温室に入れて置いたら、立春のタイミングで開花し始めました。微かに香りらしきものはありますが、普通のジンチョウゲのような強い甘い香りはありません。葉や花の形、花の咲き方などはジンチョウゲによく似ていますが、葉は触ると軟らかい感じがします。

 黄花ジンチョウゲジンチョウゲ科の落葉低木ですが、普通落葉樹と言うと冬に葉を落としますが、この黄花ジンチョウゲは夏に落とすので、ナツボウズ(夏坊主)の別名があるそうです。秋になると新しい葉が出、花のつぼみを付け、そのまま冬を越し、翌春(3月ごろ)花が咲くそうです。樹皮が丈夫で、鬼をも縛ることができるというので、オニシバリ(鬼縛り)という別名もあるそうです。

 黄花ジンチョウゲは図鑑などでは「オニシバリ」の名で出ていますが、オニシバリは主に福島以西の本州・四国、九州に自生するそうです。よく似た花で福井以北の日本海側、北海道に自生する黄花ジンチョウゲは「ナニワズ」と呼ばれるそうです。ナニワズはオニシバリの長野の方言だそうで、牧野富太郎博士は、長野から北海道へ移住した人がよく似た花を見つけ、ナニワズと呼んだのだろうと推測したそうです。

 私の庭の普通のジンチョウゲはまだつぼみです。

↑ 白花ジンチョウゲ   ↓ 斑入り葉ジンチョウゲ(前島)

 どちらも園芸種で、普通の花が咲くジンチョウゲは以前あったのですが枯れてしまって、今は私の庭にはありません。軒下に置いてあるだけなので、葉は硬いのですが、かなり寒さで痛んでいます。開花はまだ先になりそうです。

 寒が開けたとはいえ、まだまだ寒中のダメージから立ち上がれない玄関前のビオラやパンジーたちですが、

 一方では陽だまりでは春の気配も感じられます。

↑ 姫コブシのつぼみ    ↓ ユズの木の下で咲くクリスマスローズ

↑ スイセンの花    ↓ スノードロップのつぼみ

↑ ホトケノザの花   ↓ オオイヌノフグリの花

 立春を過ぎたとは言え、まだまだ余寒が続くそうです。1か月の長期予報では、例年よりは気温が高めだということなので、少しホッとしました。早く暖かい春が来て欲しいですね。

 

 コロナ感染者が減少傾向です。マスクを外すとか外さないとか、今議論しているようですが、個人の判断に任せたらいいのではないかと思いますが・・・・。