まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

権現堂の桜

 夏日を記録した彼岸明けの24日に、埼玉の権現堂の桜を見に行ってきました。このところ初夏を思わせる日が続き、桜の開花が早まりました。その上菜種梅雨に入り、天気予報で雨の心配がない唯一の日である24日に急遽出かけました。あいにくの曇り空ですが、雨が降らないだけ良しとしました。5年前にも行ったのですが、その時は菜の花が開花前で、桜とのツーショットを見ることができませんでした。今回は辛うじて見ることができました。

 権現堂の桜は、長さ1㎞にわたる堤に約1000本のソメイヨシノが植えられ、桜のトンネルを作っています。

 桜のトンネルの堤の下には菜の花畑が広がり、桜の淡ピンク色と菜の花の黄色のコントラストが素晴らしいはずなのですが、

 今日はあいにくの曇り空、ピンク色は灰色の空の中に溶け込み、鮮やかな黄色も葉の緑色の中に沈み込んでいました。

 

 やっぱり桜も菜の花も青空の下でこそ本領を発揮するようです。青空と桜と菜の花、三位一体となった時が一番美しい景色が見られるようです。5年前は晴れていたので、桜が青空に映えて素晴らしかったですが、菜の花の黄色が見られませんでした。なかなか3つ揃うのを見るのは難しいようです。

 菜の花がまだ咲いたばかりの場所もあります。淡ピンク色のソメイヨシノの花に混じって咲いている濃いピンク色の桜はヒガン桜です。

 濃い2本の桜は2本あり、左側はしだれ桜、右はヒガン桜です。どちらもエドヒガンです。例年ならヒガンザクラに遅れてソメイヨシノが咲くのですが、今年はあまりにも急激に暖かくなったので、ソメイヨシノの開花が1週間~10日ほど早まったようです。

 前回来た時は気付かなかったのですが、濃いピンク色の桜が気になったのが幸いしたのか導かれるように、さくらサミットの記念植樹コーナーを見つけました。2000年にさくらサミットが幸手で開かれ、その時各地の桜が記念植樹されたようです。私の住む茨城からも記念植樹がなされたようです。

 ソメイヨシノエドヒガンとオオシマザクラとの交配種と考えれているそうですが、私はオオシマザクラを見るのは初めてです。もしかしたら何度も見ていて、それをオオシマザクラと認識して見ていなかっただけかもしれませんが・・・・。

 オオシマザクラソメイヨシノより少し花が大きく、ピンク色の花のグラデーションがとても素敵な桜です。この花を青空の下で見たかったなあとしみじみ思いました。

 権現堂の桜はほぼ満開で、散り始めたものもあります。

 権現堂の桜を見に行ってから2日間雨が降り続けました。花散らしの雨にならなければよいのですが・・・・。
「さあ、行くぞ! 桜を見るなら今日だ。」と言って、半ば強引にお花見ドライブに連れ出してくれた夫に感謝です。