まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

実生のバラ(続)

 前々回、実生のバラについて記事にしました。その時実生8がつぼみをたくさん付けて咲きそうでしたが、花が咲きました。

↑ ↓ 実生8のバラ

 淡いピンクの一重咲きで、花弁はハート形です。

↑ 実生8のバラ   ↓ ツクシノイバラ

 このバラはどうやらツクシノイバラの実生のようです。花の色や形、一重咲き、花や花柄に毛が生えていることなどがよく似ています。

 他にも実生9と実生10にも花が咲きました。

↑ ↓ 実生9のバラ

 実生9は白のノイバラだと思い、ドロシーパーキンスと一緒にアーチに絡ませていましたが、まだ花が咲いたことがありませんでした。

↑ ↓ ドロシーパーキンス

 考えてみるとドロシーパーキンスはバラの中で最も遅咲き、ノイバラは早咲きなので、濃いピンクの八重咲きのバラと白の一重のバラがが一緒に咲いたら、可愛いだろうなと考えること自体が間違っていました。咲く時期が違うので、一緒に楽しめるわけがないのです。ところが実生9は、ドロシーパーキンスと同じ時期に、赤の一重咲きの花が咲いたのです。私の庭には赤花のテリハノイバラがあり、今が盛りです。ピンクノイバラの勢力があまりにも旺盛で、枯れてしまったかと心配したのですが、去年よりたくさん花が付いたように思います。

↑ ↓ テリハノイバラ

 テリハノイバラは日本の自生種で、つるバラに影響を与えたバラですが、ノイバラに比べて開花時期が遅めです。テリハノイバラは花径4㎝程度ですが、実生9はそれより一回り小さめで、3㎝程度ですが、とてもよく似ています。

↑ テリハノイバラ  ↓ 実生9のバラ

 花の大きさや一重咲き、底白のところなど、安曇野にも似ています。もしかすると安曇野の実生かもしれません。

 実生10は白のノイバラの下から見つけました。実生の白のノイバラがあまりにも大きくなり過ぎたので、思い切って切ったところ、葉の下の方で隠れるように花を付けていたのです。

↑ ↓ 実生10のバラ

 前々回安曇野の実生ではないかと紹介した実生6、7と花の大きさや色、八重咲きのところは似ていますが、またちょっと違う咲き方をしています。

↑ 安曇野の実生6   ↓ 安曇野の実生7

 私の庭にはバラの実生の苗があちこちに育っています。そのほとんどがつるバラのようで、数年経たないと花は咲きません。白のノイバラであることが多いのですが、時々赤やピンクの濃淡、一重や八重のバラが咲くことがあります。今年は思い切って、白のノイバラを3株処分しました。いくら無駄に広い庭でも、白のノイバラはそんなにたくさんはいりません。実生で育った苗を花を見るまで育てる楽しみができました。