まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ナナフシは不思議 ?!

 アカンサスモーリスの花にナナフシがいるのを見つけました。ところが、1匹だけではなく、付近に10匹近くいるのには驚きました。こんなにたくさんのナナフシを一度に見たのは、初めてです。

f:id:myuu-myuu:20170626132340j:plain

 しかもアカンサスモーリスの付近のバラの枯れた枝には、真っ黒のナナフシが居たのです。下の写真のどこにいるか分かりますか? 

f:id:myuu-myuu:20170626132632j:plain緑色の横になっている枝に平行にぶら下がっているのがそうです。縦の黒く枯れた枝にそっくりです。左側が頭で、右側が尾です。

f:id:myuu-myuu:20170626133002j:plain写真が少しぼやけていますが、色が少し黄色味がかったナナフシもいました。

 私の頭の中は??でいっぱいになってしまいました。ナナフシは擬態で有名ですが、色も周りに合わせて変化するの??・・・・。今まで緑色のナナフシしか見たことがないからです。

 ナナフシは、正しくはナナフシモドキというそうです。ナナフシというのは、七節のことで、節くれだった樹の枝を指し、それによく似ている(うまく擬態している)昆虫に「七節もどき」という和名が付けられたそうです。ナナフシモドキが短くなって、ナナフシと呼ばれているそうです。

 ナナフシは草食性の昆虫で、コナラ、クヌギバラ科の植物(バラ、サクラ、ウメなど)の葉をよく食べるそうです。私が見かけるのはたいていバラの葉の上なので、納得です。ナナフシは羽は退化してなく、単為生殖(メスだけで繁殖する)なので、オスはめったに見られないそうです。大きさは、数㎝から大きいものだと50㎝を超えるものもあるそうです。私が見たのは、10㎝ぐらいです。

 体色ですが、普通は緑色と褐色で、色は生まれた時から決定しているそうです。場面場面で色を変えるわけではないそうです。枯草や枯れ枝の多い場所に生息する個体は褐色で、緑の多い場所に生息する個体は緑色なのだそうです。でも、それもはっきり分っているわけではないというので、やっぱり色も変えるんじゃないの?と思ってしまいますよね。ナナフシはやっぱり不思議な昆虫です。ナナフシは七節じゃなくて七不思議じゃないの?と思ってしまいますよね。

「まつこの庭」はバラの2番花が盛りです !!

 バラが、春1番に咲く花を1番花と言います。オールドローズやツルバラなど一季咲きと言われるバラは、春に咲くとその年はもう咲きませんが、四季咲きと言われる木立性(茎が直立する)やシュラブ性(茎の先が少し枝垂れる)のバラは、花が終わった後、花がらを五枚葉の上で切ると、約1か月後(約40日ぐらい)に新しい芽を伸ばして花を咲かせます。それを2番花と言います。「まつこの庭」は、ちょうど今その時期です。

f:id:myuu-myuu:20170624132823j:plain↑ かおりかざり(日本)       ↓ アイズ フォー ユー(イギリス) 

f:id:myuu-myuu:20170624132953j:plain

f:id:myuu-myuu:20170624133548j:plain↑ ベビーロマンティカ(フランス)  ↓ アクアポリスロマンティカ(フランス)

f:id:myuu-myuu:20170624133730j:plain

f:id:myuu-myuu:20170624133802j:plain↑ ラプソディーインブルー(イギリス)  ↓ クリーミーエデン(フランス)

f:id:myuu-myuu:20170624133957j:plain

f:id:myuu-myuu:20170624134054j:plain↑ ローズ・デ・キャトルヴァン(フランス)  ↓ 金連歩(きんれんぽ、日本)

f:id:myuu-myuu:20170624134513j:plain

f:id:myuu-myuu:20170624134629j:plain↑ アンジェラ(ドイツ)  ↓ ハニー・ディジョン(アメリカ) 

f:id:myuu-myuu:20170624134754j:plain

f:id:myuu-myuu:20170624134949j:plain↑ イングリッシュローズアブラハム・ダービー

f:id:myuu-myuu:20170624135135j:plain↑ オールドローズ・マダム・アルフレッド・キャリエール(フランス)  オールドローズはほとんど一季咲きですが、これは中国系のバラの血を引きついでいるオールドローズなので、四季咲きです。

f:id:myuu-myuu:20170624135459j:plain↑ カクテル(フランス)   ↓ バフ・ビューティ(イギリス)  

f:id:myuu-myuu:20170624141350j:plain

f:id:myuu-myuu:20170624140601j:plain↑ 姫バラ赤ずきん(日本) このバラは一見するとつぼみのように見えますが、これ以上花は開きません。大きさは5、6㎜ぐらいの花です。

f:id:myuu-myuu:20170624135729j:plain ↑ パシュミナ(ドイツ)

 

 この時期、新しいシュート(茎)が伸びます。バラの本などでは、この時期はシュートは花を咲かせずに、途中で折ってしまいなさいと教えています。次のきれいな花を咲かせるために株を育てることを優先しなさいということですが、私は折ることができずに花を咲かせてしまいます。上の写真のパシュミナのように、花のブーケのようにたくさんの花を咲かせるので、とても豪華です。でも、そうすると株が消耗することは確実です。花を優先させるか、株の充実を優先させるかは悩みどころです。結局私は花を咲かせてしまうのです。その代わり、お礼肥えをたくさんあげることにしています。

 

 

  

北茨城 あじさいの森へ行ってきました !!

 北茨城の花園街道にアジサイの名所ができたというので、行って来ました。山アジサイなど原種アジサイ(約300種類)、西洋アジサイ、アメリカアジサイノリウツギなど全部で約1200種、30000株のアジサイが植栽されているというので、とても楽しみにして出かけました。どこのアジサイの名所でも、大体10種類、多い所でも100種類ぐらいですから、その規模の大きさはちょっと想像ができません。特に、日本の原種アジサイである山アジサイがたくさん集められているというので、それが、一番の楽しみでした。

 あじさいの森は、杉林を切り開いた小高い山の上にありました。平成16年から日本アジサイ協会の協力により、山アジサイガクアジサイの原種を中心とした見本園を目指して、植栽を進めて来たそうです。

 たくさんのアジサイに圧倒されました。満開には1週間から10日ぐらい早いかなあと思いましたが、山アジサイを見るのにはちょうどよかったと思います。アジサイには、早咲き、遅咲きとあるので、7月中楽しめるそうです。

f:id:myuu-myuu:20170621142854j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621142945j:plain↑ アナベルの小径にたくさんの白いアナベルが植えられていましたが、花はまだグリーンでした。私の住んでいる所よりずっと北に位置しているので、何しろちょっと行くともう福島ですから、無理も有りません。

f:id:myuu-myuu:20170621143153j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143232j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143329j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143402j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143508j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143713j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143758j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621143955j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144036j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144126j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144729j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144233j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144319j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144358j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144438j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144541j:plain

f:id:myuu-myuu:20170621144835j:plain

 アジサイの花をこれでもかと言うほど堪能できました。山アジサイの多くは、ガクアジサイですが、花の外回りの花弁を装飾花、中の花弁を両性花(ここにおしべとめしべがあります。)といいます。同じように見える花も、装飾花が一重だったり、八重だったり、両性花が装飾花と色違いだったり、装飾花にもまた小さな花弁がついていたりだったり、変化に富んでいて、いくら見ていても見飽きないほどでした。

 残念だったのは、名札がなかったことです。原種の見本園を目指しているからには、貴重な山アジサイを日本全国から集めてきたのですから、一つ一つのアジサイの名前と産地ぐらいは表記して欲しかったです。

 帰りに、水戸の保和苑によってアジサイを見て来ました。ここに来たのは10年以上前です。その時は無かったアメリカアジサイアナベルがたくさん植えられていました。ここのアナベルは、白くなっていました。

f:id:myuu-myuu:20170621145914j:plain↑ 赤のスモークツリーと白のアナベルの対比がとても美しかったです。

f:id:myuu-myuu:20170621150033j:plain↑ ウズアジサイ  江戸時代に庶民がこぞって楽しんだアジサイだそうです。駐車場のところでウズアジサイの苗を売っていたので、買いました。

f:id:myuu-myuu:20170621150207j:plain↑ スミダノハナビと思われるアジサイ  やはり名札はありませんでした。

f:id:myuu-myuu:20170621150340j:plain保和苑はお寺の境内なので、アジサイを他の立ち木とうまく調和させて庭を造っているところが、先に見たあじさいの森とは違う所です。

 梅雨の合間のアジサイ尽くしの1日となりました。北茨城までは高速を使って、約90㎞ぐらいありました。遠かったですが、アジサイを充分に楽しむことができました。連れて行ってくれた夫に感謝です。

 

バラの芽接ぎをしました !!

 今日は、バラの芽接ぎをしました。私はスタンダード仕立てのバラに憧れています。スタンダード仕立てというのは、1メートルぐらいスッと伸びた枝の先に花が咲くように仕立てたものです。買うととても高いのです。それで自分でやってみようと思い立ったわけです。2回チャレンジして、何本か成功しました。でもたくさんは咲かないです。バラの講習会で接ぎ木はやったことがありますが、小刀を手前に引く作業が怖くてあまり気が進みません。芽接ぎは小刀を向こう側に押すように使うので、それほど怖さを感じません。芽接ぎは、本を見ながらの自己流です。自分の好きな花を好きなように接げるのがよいところです。今回は1本の台木に3芽接いでみました。

 道具を用意します。小刀(切れ味がよいもの)と接ぎ木用のテープ(メデール)、メネデール(植物活力剤)は穂木(バラの葉の元にある芽を剥いで作る)を浸しておくのに使います。芽接ぎの職人さんは、穂木が乾かないように口に咥えるそうですが、私はお皿(鉢の受け皿)にメネデールを薄めた液につけておくようにしました。

f:id:myuu-myuu:20170618145303j:plain

 穂木を作るバラは、3種類ずつ4組用意しました。アイスバーグとその枝替わり、ミニツルバラポリアンサ・マザーズディとその枝替わり、ユメオトメとその枝替わりです。

f:id:myuu-myuu:20170618150449j:plain↑ ① 左からバーガンディ・アイスバーグアイスバーグブリリアント・ピンク・アイスバーグ

f:id:myuu-myuu:20170618150534j:plain↑ ② ミニツルバラ、上からレッドキャスケード、アズミノ、白八重テリハノイバラ

f:id:myuu-myuu:20170618151400j:plain↑ ③ マザーズディは赤(咲き終わってしまった)、ファーザーズディ(まだ咲いていない)はオレンジ、このピンク色のバラはスィートマザー

  ④ ミニツルバラの組み合わせで、ユメオトメ(ピンク色)、その枝替わりのユキアカリ(白)、その子のメイ(花がユメオトメより一回り大きい)で、3つとも咲き終わってしまいました。

 

 次に台木を用意します。ノイバラの長い茎(1メートル位)を冬に挿し木して作りました。

f:id:myuu-myuu:20170618153159j:plain

 

 穂木を用意します。穂木は、葉の元にある目を剥いで作ります。

f:id:myuu-myuu:20170618152655j:plain

f:id:myuu-myuu:20170618152916j:plain

次に台木に穂木を挟めるように、台木を削いで半分切り落とす。下側はつけておく。

f:id:myuu-myuu:20170618153817j:plain

f:id:myuu-myuu:20170618153855j:plain芽を挟んで、(その時台木側と穂木側の形成層がピッタリ合うように)テープで巻く。形成層というのは、表皮のすぐ下の部分です。

f:id:myuu-myuu:20170618153936j:plain

f:id:myuu-myuu:20170618154202j:plain

f:id:myuu-myuu:20170618154324j:plain挟んだ芽の上と下をテープで巻いて終わりです。

f:id:myuu-myuu:20170618154433j:plain 

 芽が動き出すまで、家の東側に並べて置きます。1週間ぐらい経って芽の色が変わらなければ、芽が付いた可能性があります。3芽接いでも、1芽つけばいいかなあと思っています。3種類の花が一度に咲く夢は、そんなに早く叶うものではありませんが・・・。

 1週間後どうなるか、ちょっとお楽しみです。

 

初夏の「まつこの庭」 (続)

 梅雨入りして1週間が経ちましたが、あまり雨が降らず、たまに降ってもしとしとで、5月の雨が少なかったせいか、地面の中まで雨が浸み込まないようです。草取りをしていると、痛感します。梅雨中なのに、草花への水かけが欠かせません。

 梅雨には、2パターンあるそうです。陰性と陽性、前者は「シトシト、ヒンヤリ」型、後者は「ザーザー、ムシムシ」型。シトシトヒンヤリ型は東日本に多く、ザーザームシムシ型は西日本に多い梅雨の型だそうです。東日本も梅雨明けまじかの頃は、ザーザームシムシ型になるそうですが・・・。今のところ東日本の梅雨は、雨はあまり降らず、ヒンヤリはあたっているので、「ドンヨリ、ヒンヤリ」型という所でしょうか。

 今回は、「まつこの庭」に咲く初夏の花の続きです。

f:id:myuu-myuu:20170615141407j:plain↑ アジサイ     ↓ ヒメシャラ

f:id:myuu-myuu:20170615141459j:plain

f:id:myuu-myuu:20170615141547j:plain↑ ヒペリカム   ↓ 十六夜(イザヨイ)バラ 

f:id:myuu-myuu:20170615142010j:plain一部分欠けて完全に丸く咲かないので、十六夜月になぞらえてこの名があります。

f:id:myuu-myuu:20170615142312j:plain↑ アルストロメリア     ↓ すかしユリ・ローリーポップ

f:id:myuu-myuu:20170615142152j:plain

f:id:myuu-myuu:20170615142513j:plain↑ ヘメロカリス   ↓ ダリア・群金魚(ムレキンギョ)

f:id:myuu-myuu:20170615142436j:plain

f:id:myuu-myuu:20170615142631j:plain↑ アルセア・レモン (和名:タチアオイ、英名:ホーリーホック) 高さが1メートルから3メートル位になって花を咲かせるので、タチアオイの名があるそうです。梅雨入りの頃に下から咲き始め、上へと咲きあがり、梅雨明けの頃に花期が終わるので、別名「ツユアオイ」ともいうそうです。この花は、原産地ははじめ中国と思われていた(日本には中国から伝わったため)そうですが、トルコの原種と東ヨーロッパの原種との雑種とする見方が有力だそうです。学名を「アルセア ロゼア」というそうです。アルセアというのは。治療という意味で、薬草の役割があったそうです。ロゼアは原種の色(ローズ色)に由来しているそうです。花は一重咲き、八重咲きがあり、花色は赤、ピンク、白、紫、黄色などがあり、原種は宿根性の多年草ですが、一年草や二年草などもあるそうです。お店では、アルセア、ホーリーホックという名前で売られています。

f:id:myuu-myuu:20170615144706j:plain↑ ホタルブクロ      ↓ ドクダミ

f:id:myuu-myuu:20170615144846j:plain今の時期、一番手こずらされる雑草がドクダミです。ハンゲショウホオズキに混じって白い花を咲かせています。ドクダミというかわいそうな名前がついていますが、これはこれなりに花がきれいなので、目くじら立てることもないかと、思っています。

f:id:myuu-myuu:20170615145137j:plain↑ マルバストラム  今の時期のグランドカバープランツといったら、「これ」というほど庭中に広がっています。アプリコット色の花がかわいいです。この花が咲き始めると、クラウンベッチの花は終わりに近づきます。

f:id:myuu-myuu:20170615145614j:plain↑ オルヤラに止まる夏型のナミアゲハ  あまりにもスジが黒いので、一瞬新種のアゲハかと思ったら、春型のナミアゲハと違って、夏型はスジが黒くなるそうです。

 

 これからの季節、アジサイやユリ、ヘメロカリス、ダリアなどが立て続けに咲き、庭がにぎやかになります。とても楽しみです。草取りも大変ですが・・・・。

「まつこの庭」・ペチュニア&カリブラコアコレクション

 今、「まつこの庭」の玄関を彩っているのが、ペチュニアカリブラコアとその寄せ植えです。「まつこの庭」では、5月の連休明けから10月ごろまで、玄関前を賑わしてくれます。豊富な花色や花形、花の大きさ、花期の長さ、丈夫で誰にでも簡単に育てられるなどの理由から、夏花壇によく使われます。

f:id:myuu-myuu:20170611162738j:plain

f:id:myuu-myuu:20170611162815j:plain

 ペチュニアは南米原産のナス科の植物で、和名はツクバネアサガオと言います。ペチュニアはブラジル先住民の言語で「タバコ」の意味だそうです。葉タバコ(タバコの原料)と近縁種のようです。そういえば、花タバコ(ニコチアナ)の花は、ペチュニアにそっくりです。

ペチュニア

f:id:myuu-myuu:20170611164727j:plain↑ ブラックチェリー(大輪)実際はもっと黒いです。  ↓ シルバーベリー(小輪)

f:id:myuu-myuu:20170611164804j:plain他のペチュニアと同じように育てているのに直径が1メートル位になりました。ラベルに花壇用と書いてあるだけに、広がり方がすごいです。花もたくさん付けています。

f:id:myuu-myuu:20170611164618j:plain↑ 花に斑入り咲き・ナイトスカイ  ↓ 八重咲き・なっちゅん

f:id:myuu-myuu:20170611164520j:plain

f:id:myuu-myuu:20170611165108j:plain↑ 斑入り葉・バリフロー  ↓ セブンティーン(グリーンのラインがさわやかです。)

f:id:myuu-myuu:20170611165229j:plain

f:id:myuu-myuu:20170611170935j:plain↑ 色うつり咲き・贅沢ペチュニア  1株から黄色、オレンジ、ピンクと色が移っていき、1株で色が何倍も楽しめる、名前の通りとても贅沢なペチュニアです。

f:id:myuu-myuu:20170612151440j:plain↑ ピコティ八重咲き・花衣(ハナゴロモ)今年新発売品種です。黒地にクリーム色の縁取り、しかも八重咲き、豪華です。珍しいペチュニアです。

 

 今でこそ、ペチュニアも暑さや湿度に強いものがどんどん出ていますが、30年ぐらい前はペチュニアは日本の湿気の多い夏に弱い植物でした。日本の気候に合うようにサントリー京成バラ園が共同で作出し、1989年に発売されたのが、サフィニアだそうです。もともとはペチュニアは立ち上がって咲くものでしたが、サフィニアは匍匐するように伸びて花を咲かせるので、波をイメージして「サーフィン」とペチュニアを合わせて「サフィニア」と名付けたそうです。(サフィニアペチュニアの1品種で、商品名です。)ヨーロッパの窓辺を変えたと言われるほど、世界的に注目されたそうです。今、日本のペチュニア界は、世界の先頭を走っているそうです。

サフィニア

f:id:myuu-myuu:20170611170207j:plain↑ サフィニアアート・ももいろハート 

f:id:myuu-myuu:20170611170617j:plain↑ かさねいろ・ホワイト&クリームピンク

f:id:myuu-myuu:20170611170757j:plain↑ かさねいろ・イェロー&クリーム

 

 ペチュニアによく似た株で、小輪の花をぎっしりと咲かせるカリブラコアという品種があります。葉は小さめでペチュニアより少し硬い感じがします。原産は南米で、1990年にペチュニア属から分割されたばかりの品種です。茎が木質化するので、ペチュニアよりは、寒さにやや強く、軒下などで越冬します。最近は、ペチュニアカリブラコアとの交配によって、より寒さに強く花色や花形がバラエティーに富んだものがどんどん作出されているようです。

カリブラコア

f:id:myuu-myuu:20170611171831j:plain↑ カリブラコア・サマープリティリング(冬越ししたもの)

f:id:myuu-myuu:20170611172012j:plain↑ 八重咲きカリブラコア・カメレオン・サンシャインベリー(冬越ししたもの)

f:id:myuu-myuu:20170611172134j:plain↑ ダブルカリブラコア・レモン(今年購入)

 

 植えつけてから約2カ月になるので、徒長気味のものもあります。梅雨の時期を乗り切るために、切り戻しをしようと思います。軒下とはいえ、やはり梅雨時の蒸れに注意が必要です。ちょっとの間、玄関前が寂しくなるかもしれませんが・・・。10月まで元気に咲いて欲しいです。

福神草の芽が出ました !!

 6月7日に関東地方が梅雨入りしたらしいです。あとで修正されることがあり、確定でない所が天気予報は面白いなあと思います。今日は、ちょっと小雨模様で梅雨を感じさせますが・・・・。

 

 福神草を植え付けてから、約1カ月が過ぎました。心配していた芽が出ました。植えつけから発芽まで約1か月かかることが分かりました。

f:id:myuu-myuu:20170608133957j:plain↑ プランターに植えつけたものが一番早く芽が出て、もう10㎝ぐらいになりました。芽は今のところ1本だけです。

f:id:myuu-myuu:20170608133757j:plain↑ 地植えにしたもので、2本芽が出ました。1本は5㎝ぐらいで、もう1本は3㎝ぐらいです。

f:id:myuu-myuu:20170608134233j:plain↑ 仮植えしたもので、芽が出たもの、出ないもの、2本出たもの、1本のみのもの、個体差があります。 

 福神草を譲ってくれたおじさんは、最初は2,3本しか芽が出ないと言っていましたが、その通りでした。

f:id:myuu-myuu:20170608134438j:plain↑ これは、プランター植えのまま冬越ししたものを、茎を半分切って植えつけたものです。まだ新しい芽は出ていません。

f:id:myuu-myuu:20170608134908j:plain↑ これは挿し木をしたものです。、高さは10㎝ぐらいですが、もう葉が展開しています。しっかり土の中に根をおろしています。茎から新しい芽を切り離して、植え替えをした方がいいかもしれません。

f:id:myuu-myuu:20170608135220j:plain↑ これは、水の中に着けて置いたものです。1か月前は、芽だけでしたが、根が出て長く伸びました。これも茎から新しい芽を切り離して植え替えをした方がいいかもしれません。でも、まだ芽は固いままなので、もう少し葉が伸びるまで待った方がいいかもしれません。

f:id:myuu-myuu:20170608135746j:plain↑ 茎の下の方だけ水につけて置いたものです。芽だけ長く伸びて、根は伸びていません。早く根が伸びるように、取り木をする時のように、水苔で巻いてみようかと思います。

 

 福神草のオジサンからは、1メートル位の穴を掘ってその中で冬越しをすることを教えて頂きました。温室内で冬越しできるとか、挿し木が出来るかどうかについては教えて頂きませんでした。私の試行錯誤のオリジナルです。

 あと1か月経つと、この福神草たちはどうなるのでしょう。ちょっと楽しみです。