まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

春のラン

 遅れていた桜が咲いたと思ったら、突然夏の陽気がやってきました。観測史上最速の真夏日を記録したところもあるようです。このまま夏になってしまうのでしょうか。

 今回はまつこの庭の温室で3月から4月にかけて咲いた春のランです。とにかくランが咲かなくなりました。陽気のせいなのか、私のお世話が足りないのか、長くランと関わって来た私には寂しいです。

 そんな中でしばらく花を見なかったランに花が付くのは格別嬉しいです。ネオリスティリス・ピンキーは2020年に開花してから花が咲きませんでしたが、しばらくぶりに本当に4年ぶりにつぼみを見つけた時は、しかも4つも付いているのには嬉しさを通り越して驚きました。途中でつぼみが枯れたり、つぼみが大きくなって開花寸前に落ちたりしましたが、無事2つ花を咲かせました。

 ネオリスティリス・ピンキーはミニバンダの仲間で、日本のフウランとリンコスティリス・ギガンティアとの交配で、1989年に初めて開花したそうです。フウランの血を引き継いでいるので、とても爽やかな甘い香りがします。赤い斑点模様はギガンティアの血を継いでいます。せっかく大株になったので、枯らさないようにしたいです。

★★★ シンビジュームの仲間 ★★★

↑ ↓ ポーウエルシー

 ポーウエルシーは1910年代に交配された古い種類のシンビジュームで、1mぐらい伸びた長い茎が湾曲して20個ぐらいの花を付けます。古い種類らしく色もアンティークな感じですが、若い頃は地味な花だと思っていましたが、年を取るとこのような色が好ましく思えます。もう40年ぐらい育てています。

↑ ミリオンベール   ↓ フォアゴットンフルーツ

↑ エメラルドスカイ   ↓ スイートハート・スプリングパール

★★★ デンドロビウムの仲間 ★★★

↑ ↓ 初春

↑ キンギアナム(オーストラリア原産)  ↓ キンギアナム・雪うさぎ(園芸種)

 キンギアナムはギャザリングの先生に頂いたものですが、先生は日本のセッコクだと思っていたようです。しかもランなのに普通の草花の培養土で植えられていて、ビックリ。頂いた時に植え替えの時期を過ぎていたので、そのまま育てたところものすごい花の数に2度ビックリです。ちょっとランのことを知っているとランはラン用の培養土(主に水苔)でなくていけないというような思い込みがありますが、そんなことは無いということを感じました。最近は水苔が凄く値上がりしているので、水苔以外のものを試してみるのもいいのかなと思いました。

★★★ その他のラン ★★★

↑ カトレア・パープルキャスケード・フレグラントビューティ(少し香りあり)

↑ ↓ ミニコチョウラン

 ランの植え替えの時期ですが、草も伸びてきて除草はしなければならないし、週に1回で済んでいた水かけも乾きが早くなり頻度が増え、植え替え作業がなかなかはかどりません。体調と相談しながら仕事を進めることにしましょう。