まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

白い花の庭 1

 4月になって夏のような陽気が続き、庭の春の花が一斉に咲きました。桜が遅れたので、春の他の花も遅れるかと思ったのも束の間、昨年と変わらず、白い花が次々にリレーするように咲き、白い庭が出現しました。最初はハナニラです。

↑ ↓ ハナニラ(ネギ科またはユリ科の球根植物、南アメリカ原産)

葉にニラやネギのような匂いがあり、この名があります。他にも白だけでなく青、ピンク、黄があります。

 ハナニラが咲き終わらないうちに、ニリンソウイチリンソウが咲き始めました。

↑ ↓ ニリンソウキンポウゲ科多年草、日本全国に自生)

1つの茎に花が2輪(1~3輪)咲くので、この名があります。

↑ ↓ イチリンソウキンポウゲ科多年草、北海道を除く日本各地自生)

 ニリンソウイチリンソウも私の庭には昔からあり、群生しています。咲く時期はニリンソウが幾らか早いのですが、今年はほとんど同じころに咲きました。ニリンソウイチリンソウは同じ仲間だけあって、一見すると花が同じように見えますが、花の大きさ(ニリンソウ径1㎝、イチリンソウ径2㎝)や葉の形(イチリンソウには切れ込みがある)が違います。

 次に咲いたのはシャガとコンフリーです。

↑ ↓ シャガ(アヤメ科球根植物、中国原産)

↑ ↓ コンフリームラサキ科多年草、ヨーロッパ、小アジア原産、)

 シャガもコンフリーも真っ白ではなく、青い模様が入っていますが、遠目には白く見えます。シャガもコンフリーも湿り気の多い私の庭と相性が良いらしく、庭のあちこちに群生しています。

 シャガとコンフリーとほぼ同じ時期に咲いたのは、カモミールです。

↑ ↓ カモミール(キク科、ヨーロッパ原産、一年草

 カモミールは正式名はジャーマンカモミールと言い、特にドイツで薬用のハーブとして使われます。日本でもよくお茶として飲まれます。花にリンゴのような香りがあるのが特徴です。

 私の庭ではカモミールはこぼれ種で増えますが、毎年雨に流された種から育つので、どこにカモミールの群落が出現するか毎年違っています。今年は通路沿いに咲きました。花期が長く、長い間楽しめます。

 そして去年と同時期にオーニソガラムが咲き始めてしまいました。以前は4月の終り頃にオーニソガラムが咲き、それが終わってからカモミールが咲いていたように思います。今年はみんな一斉に咲いてしまったようです。

↑ ↓ オーニソガラム(ヒアシンス科又はユリ科の球根植物、地中海沿岸原産)

 オーニソガラムは花だけ見ると、ハナニラにそっくりです。オーニソガラムはとにかく丈夫で、私の庭とは相性が良いらしく庭中に増えました。以前は宿根草などが大きくなる前に花が咲いたので、一面真っ白の庭になったのですが、最近はオーニソガラムの花と宿根草の成長が同じなので、一面白という訳にはいかなくなりました。しかもオーニソガラムはの花は短く1週間ぐらいで終わってしまうのです。以前は順番に春の花が咲き、5月の連休ごろまで長く白い庭が楽しめたのですが、このごろはそうはいかなくなりました。でもこのあとシャスターデージーやオルラヤも出番を待っているので、今月いっぱいぐらいは白い庭を楽しめると思います。