まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

竹の子とウラシマソウ

 私の庭は竹やぶに続いています。私の家の竹やぶは孟宗竹なので、4月になると竹の子が芽を出し始めます。4月中は竹の子堀りの業者が入るので、心配はないのですが、5月になると竹の子の値段が下がるので、業者も引き上げてしまい、竹の子は出放題です。初めのころは珍しいので貰い手もありますが、たくさん出るようになるともう喜んで貰ってくれる人はいなくなります。そうなると庭に侵入する竹の子を放置できなくなり、折らねばなりません。1日に100本ぐらい折る日もあったのですが、ここ2,3年はそれほど出なくなり、以前ほど折らなくて済むようになりました。今年は急激に暖かくなり、竹の子が早く出、たくさん出るのではないかと心配していたのですが、例年通り4月になってから出始め、今のところそれほどたくさん出ている印象はありません。

 

 竹はイネ科の植物で、孟宗竹は中国原産だそうです。竹は100年に1度花が咲き、花が咲くと枯れると言われています。一昨年がその年に当たっていたようで、あちこちで枯れた竹林を見かけました。私の家の竹は枯れるようなことはありませんでしたが、竹の子の出は悪いような気がします。 

 竹の子の時期に一緒に花を咲かせるのが、ウラシマソウです。

 ウラシマソウサトイモ科の植物で、花の一部が細長く伸びたものが釣り糸のように見えることから、浦島太郎の釣り竿の糸に見立て、その名があるようです。私の庭には昔から自生し、竹の子が出る頃に花が咲きます。竹やぶに近い庭のあちこちで花を咲かせています。園芸店では山野草として売られていますが、一鉢○○○円の値段が付いているのには驚きです。

↑ イチリンソウウラシマソウ   ↓ ギボウシクサソテツウラシマソウ

クサソテツも庭のあちこちに出ています。イチリンソウニリンソウも自生していて、群落をつくっています。

↑ イチリンソウ   ↓ ニリンソウ

 イチリンソウニリンソウは花も葉もよく似ています。イチリンソウの花の方が大きくイチリンソウの2倍ぐらいあります。名前の通り、イチリンソウは1茎に花が1輪、ニリンソウは1茎に2輪花を付けます。葉はイチリンソウの方が切れ込みが深いです。

 今の時期、他にもこんな山野草が花を咲かせています。

↑ ヒメリュウキンカ        ↓ アネモネ咲きヒメリュウキンカ

  ↑ 白花ヒメリュウキンカ   ↓ 黒葉ヒメリュウキンカ

   

 リュウキンカは日本原産ですが、ヒメリュウキンカはヨーロッパ原産だそうです。

↑ アメリカスミレ     ↓ タンチョウソウ(イワヤツデ

↑ イカリソウ  ↓ タイツリソウ

 花だけでなく芽吹きの美しい山野草もあります。 

↑ ギボウシ寒河江の芽吹き   ↓ 斑入りイタドリの芽吹き

 まだまだまつこの庭では開花を待っている山野草があります。

 春の天気5Kと言う言葉があるそうです。花粉、乾燥、気温差、強風、黄砂の5つだそうです。これらが体調を崩す春バテの原因になっているのだそうです。5Kも春バテも初めて聞く言葉ですが、納得です。特に私には気温差が体に応えます。今朝私の家の軒下で6℃、日中は25℃で気温差が20℃近くありました。外で庭仕事をしていると汗が出るほどですから、外は25℃を超えていたでしょうね。年を重ねるごとにこの気温差はきつくなります。一休み一休みしながら動くしかないでしょうね。