今、大型で非常に強い台風14号が、西日本の方で大暴れしています。関東地方へは明日最接近する予報です。2019年の今頃やってきた台風を思い出します。「記録的暴風」「一瞬で世界が変わる」と言われたほどの強い台風で、お隣の千葉県が災害を受けて1カ月も停電が続いたことがありました。今回はそれ以上だと言われていましたが、刻一刻と状況は変わっているようです。直撃は免れないようです。大災害にならない事を願うばかりです。
今回は、まつこの庭に咲く山野草です。山野草と言っても、自然に生えている雑草のようなものもあれば、花がきれいで園芸種となっているものもあります。私の庭では、そういう山野草が入り混じって咲いています。
ミョウガはショウガ科の多年草で、東アジア原産で、日本、台湾、韓国などに自生しています。食用として栽培しているのは日本だけだそうです。日本では栽培もされていますが、野生化しています。普通ミョウガとして売られ、薬味として食べられているのは、花の部分で、つぼみのうちに食べます。ミョウガに花が咲くことはあまり知られていないと思います。ミョウガの花は茎の元にクリーム色の花を咲かせますが、1日花です。私の庭では夏ミョウガと秋ミョウガが自生していて、花は夏と秋に咲きます。
同じように薬味に使われるシソも自生しています。しかも3種類です。
↑ 赤シソ ↓ 青シソ(オオバ)
↑ 緑(表)と紫(裏)のリバーシブル
シソは中国原産で、漢字で書くと「紫蘇」で、和名はそれに由来するそうです。昔若者が蟹を食べ、食中毒を起こし死にそうになった時に、シソの葉を煎じて飲ませたところ回復したことから「紫の蘇る草」という意味で「紫蘇」と名付けたそうです。シソと言うと普通は葉が紫色の赤シソを指すそうです。日本では縄文遺跡からシソの種が出土しているそうですが、本格的に栽培されるようになったのは、平安時代と言われているそうです。
↑ ↓ オオオナモミ
オオオナモミは北アメリカ原産のキク科の1年草です。トゲトゲしているのが雌花、丸い形をしているのが雄花です。
↑ ジュズダマ (東南アジア原産のイネ科の1年草、食用品種がハト麦)
↑ ↓ ヨウシュヤマゴボウ(北アメリカ原産、明治初頭に渡来した帰化植物)
↑ シュウカイドウ ↓ 白花シュウカイドウ
↑ ↓ アキギリ
↑ ハギ・江戸絞り ↓ シロハギ
↑ ミズヒキソウ ↓ 斑入り葉白ミズヒキソウ
ミズヒキソウはタデ科の多年草で日本全土に自生しています。細長い花穂にぎっしりと花が付きますが、上から見ると赤、下から見ると白で、紅白の水引に例えてこの名があるそうです。私の庭では、緑葉と斑入り葉があり、それぞれ普通の花と白花と4種類あります。とにかくこぼれ種で増えて増えて困るほどです。斑入り葉のものは、性質が弱いらしくそれほど増えません。
↑ シュウメイギクとシオン ↓ ミズヒキソウとシュウメイギク
↑ 青シソと赤シソとシオン ↓ シュウメイギクと青シソ
シュウメイギクとシオンとシソとミズヒキソウの作る景色は、私が意図的に作ったものではなく、こぼれ種から育って作られたものです。無駄に広いまつこの庭にとっては、有難いです。
コロナ感染者がだいぶ減ってきました。この調子なら秋のお花見ドライブに出かけられそうです。久しぶりに出かけられると思うと、心が躍ります。これを「ちむどんどん」と言うのですね。