今、まつこの庭のあちらこちらにピンク色とアプリコット色の小さな花が咲いています。ピンクの花はクラウンベッチです。マメ科の植物で、ヨーロッパ原産です。アメリカでは牧草や緑肥として使われたそうです。レンゲソウと同じような花が咲き、使われ方をするので、ツルレンゲの別名があります。
アプリコットの花はマルバストラムです。アオイ科の植物で、南米原産です。
どちらも耐寒性、耐暑性、耐乾性に強く、グラウンドカバープランツと呼ばれる植物で、花壇や通路の土が見えているスペースを埋めるのに使われます。また雑草防止の効果もあります。グラウンドカバープランツには、上に生長する植物ではなく、這い性や匍匐性の横に広がる性質の植物が多く使われます。
クラウンベッチは佐倉のバラ園でバラの下草として使われているのを見て、レンゲソウに似たピンク色の可愛い花に一目ぼれして、私の庭にさっそく植えてみました。根付くまでちょっと時間がかかったのですが、根付いた途端大変なことになりました。耐寒性、耐暑性、耐乾性に強い宿根草だけあって、とにかく良く増えるのです。それだけではなく、バラやドウダンツツジなどの木に這い上がり、覆いかぶさり、枯らすまであるのです。爆殖系植物という言葉があるそうですが、正にそれです。私の庭を訪れた花友は皆欲しがります。可愛い花に似ず大変な事になるから覚悟するようにと忠告しても、皆ピンクのレンゲソウに似た可愛い花に騙されます。喜んで持ち帰りますが、3年目ごろには皆持て余して、全部抜いてしまったと言う報告を受けることが多いです。
マルバストラムもクラウンベッチほどではありませんが、やはりよく増えます。地下茎がガッチリとしているうえに、匍匐した茎から根が出て、広がって行きます。私の庭では、クラウンベッチよりも古く10年以上前から植えてあります。最近はコロナの影響で来ませんが、宗教の勧誘の方がよく見えて、よほど珍しかったのか、宗教の話はそっちのけで、持ち帰ったものです。
他にもグラウンドカバープランツとして使っている植物があります。
↑ ↓ クローバー(マメ科の植物)
↑ オキザリス(ヨツバカタバミ、モンカタバミ)
↑ ルブス・サンシャインスプレーダー(バラ科の植物で木イチゴの仲間です。)
↑ ハツユキカズラ ↓ オウゴンニシキ
ハツユキカズラもオウゴンニシキも野生のキョウチクトウ科のテイカカズラの斑入りの園芸種で、テイカカズラは5~6mとツルが長く伸びますが、ハツユキカズラもオウゴンニシキもそれほど伸びず、グラウンドカバープランツとしては扱い易いほうだと思います。寄せ植えなどにも使われます。テイカカズラは香りのある花を咲かせますが、ハツユキカズラもオウゴンニシキも花を見ることはめったにないそうです。
ピンク色の花を咲かせるテイカカズラの葉は普通のテイカカズラと同じ緑一色ですが、私の家のピンク色の花を咲かせるテイカカズラはそれほどツルは伸びないようです。
ツル植物ではないですが、私の家で日陰のグラウンドカバープランツとして使っているものもあります。
斑入りのギボウシは日陰を明るくしてくれます。しかも花が咲きます。
私の家では大きくなったギボウシが直径1mを超えているものが何株もあります。
↑ ↓ ミズヒキソウ(タデ科の植物)
こぼれ種でどんどん増えます。邪魔になるほどです。白い斑入りのミズヒキソウは日陰を明るくしてくれます。花が咲くのは秋ですが、葉だけで充分美しいです。
グランドカバープランツはどれだけ私の草取りを助けてくれているか分かりません。特に斑入りの植物は貴重です。邪魔者扱いする植物ほど増えて、たくさん欲しい植物ってあまり増えてくれないんですよね。
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