昨日は夕方から雨の予報でしたが、降りませんでした。予報を信じて軒下しか水をかけなかったので、プランターや鉢は乾きがひどく、今日はしっかりと水かけをしました。夏になると水かけが大変で、プランターや鉢植えを減らそうと思うのですが、喉元過ぎれば何とかで、なかなか減りそうにありません。
今、まつこの庭はクラウンベッチが花盛りです。こんな花です。
ヨーロッパ原産のマメ科の植物で、宿根草です。牧草や緑肥作物として世界中で栽培され、今では野生化しているそうです。白とピンクの蝶型の小さな花が20個ぐらい集まって半球の花を形作っています。レンゲソウの花に似ているので、ツルレンゲの別名もあります。クラウンベッチは王冠のような花を付ける豆植物という意味だそうです。
庭のあちこちにクラウンベッチのピンクの固まりを作っています。
5、6年前に佐倉草笛の丘バラ園でバラの下草として植えられているのを見て、あまりのかわいらしさに私の庭にもと思い、買ってきて植えたのです。植えて1年ぐらいはなかなか根付かず、花も咲かなかったのですが、2年を過ぎると大変なことになりました。耐寒性、耐暑性、耐乾性に優れているだけあって繁殖力旺盛で、ツルを伸ばすだけでなく、草や木を這い上るのです。太陽を遮られた植物は枯れることさえあります。広い面積をカバーするのには優秀なグラウンドカバープランツになりますが、狭い庭では厄介者でしかありません。私の花友たちは、あまりの花のかわいらしさに喜んで持ち帰りますが、実際に育てると、庭の大きさによっては困る人もいます。抜いても抜いても後から出てくるのよとこぼしている人もいます。地下茎だけでなく、こぼれ種でも増えるのです。可愛いお花なのですが、育てるのにはご用心です。
私の庭には他にもこんなグラウンドカバープランツが植えてあります。
↑ マルバストラム ↓ イワダレソウ
↑ エリゲロン ↓ ワイルドストロベリー(白実)
他にもいろいろな草花が花や実を付けています。
↑ 白花ホタルブクロ ↓ 二重ホタルブクロ・パンタロン
↑ ↓ ニゲラの花と実
↑ ペンステモン・ハスカーレッド ↓ ピンクワレモコウ
↑ ジューンベリーの実 ↓ クサイチゴの実
↑ ヤブヘビイチゴの実 ヘビイチゴより葉も実も一回り大きいです。
↑ ↓ ジャーマンアイリス
↑ ↓ ジャーマンアイリス
↑ スイカズラ 咲き始めは白い花ですが、後に黄色に変わり、2色の花が咲いているようです。とても良い香りがします。
葉にピンクと白の斑入りのハツユキカズラと黄色とオレンジの斑入りのオウゴンニシキはこのテイカカズラの仲間です。
↑ トリフォリウム・ルーベンス ↓トリフォリウム・プロスティーフェザー
クローバーの仲間ですが、アカツメクサの花や葉に近い感じがします。
↑ キンシバイ ↓ ビヨウヤナギ
どちらも一般的にはヒペリカムと呼ばれますが、この2つはおしべの作りが全然違います。キンシバイはおしべが金の糸の5つの束のように見え、ビヨウヤナギは花弁より長いおしべが美しく、実を楽しむのは後者で、ヒペリカムというと後者の方を言っているようです。
↑ アカンサスモーリス 今の時期存在感を示しているのが、このアカンサスモーリスです。花穂の高さが1,5m位あります。てっぺんに止まっているのは、オニヤンマです。アップの写真を撮る前に逃げられてしまいました。斑入り葉や白い花を咲かせるものもありますが、まだ咲いていません。
今、まつこの庭は雑草と競争するように様々な花が咲いています。ドクダミ、ヤブガラシ、ヤブマメなど抜いても抜いても間に合いません。