今春は季節が2週間ぐらい先に進んでいるような気がします。今日は平年並みの気温ですが、昨日は4月だというのに各地で真夏日を記録したようです。私の庭でも29℃になり、少し動くと汗が噴き出す有様です。
初夏の花クレマチスとバラも早く咲き出したように思います。例年ならゴールデンウイークが始まる頃ですが、昨年は連休が終わってからでしたから、今年はかなり早いことが分かります。
私の庭で一番早く咲くクレマチスはモンタナ系のオドラータです。
↑ ↓ クレマチス・モンタナ系・オドラータ
モンタナ系のクレマチスはアーマンディー系に次いで開花が早いです。とてもよい香りがあります。一季咲きで耐寒性は高いですが、夏の高温多湿に弱く、関東以西では3年以内に枯れ死することが多いと言われています。このオドラータは4年目ですが、今年の夏を乗り切れるでしょうか。それでなくても私の庭はクレマチスが無事冬越しさえ出来ないものも多いので、心配です。
↑ クレマチス・春姫 ↓ 雪おこし
↑ クレマチス・ジョセフィーヌ ↓ クレマチス・リトルマーメイド
私の庭で一番早く咲くバラはナニワイバラです。世間ではモッコウバラですが、3月の終り頃から咲いているのを見かけました。今はもう盛りを過ぎているようです。
↑ ナニワイバラ ↓ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)
ナニワイバラは中国原産の一季咲きのつるバラです。和名から日本原産かと思われますが、中国から伝わったのが難波であったことからこの名が付いたそうです。葉は常緑で茎には鋭いトゲがあります。とても丈夫で、つるは太く旺盛に伸び、そのうち手に負えないほど大きくなります。ナニワイバラの色変わりでピンク花を咲かせるものがハトヤバラと呼ばれます。私の庭のハトヤバラは冬葉を落とし、ナニワイバラほどつるが伸びず、枝も弱々しく、本当にナニワイバラの色変わりなのだろうかと疑うほどです。
↑ ピンクノイバラ(ノイバラのピンク花) 写真ではほとんど白に見えますが、かすかにピンク色を帯びています。日本原産のバラです。野ばらというとこのノイバラを指すようです。
↑ つるバラ・珠玉 ↓ ミニバラ・アプリコットドリフトローズ
↑ つるバラ・ピエール・ド・ロンサール
一時期クレマチスやバラに夢中になったことがあり、今その名残の株がいくつか花を咲かせています。クレマチスとバラのシーズンは始まったばかりです。こう気温が高い日が続くと、クレマチスとバラもチューリップと同様に開花が始まったと思う間もなく、あっという間に終わってしまうのでしょうか。