今日はクリスマスです。クリスマスの花と言うとポインセチアとシクラメンが一般的ですが、私にとってクリスマスの花は赤いシクラメンです。
子どものころ(今から60年ほど前)のクリスマスの思い出と言うと赤いシクラメンの花とケーキです。私の家は貧しい農家で、クリスチャンでもありませんでしたが、クリスマスにはシクラメンの花とケーキがありました。10才年上の兄がすでに社会人となり働いていたので、用意してくれたものでした。家族そろってケーキを食べるのが年に一度の楽しみでした。
1970年代に布施明が「シクラメンのかほり」を歌って大流行しましたが、私はそれより10年も早くシクラメンと出会っていたのですから、今思うとすごいことだと思います。まだシクラメンは市場に出始めたころだと思うのです。「シクラメンのかほり」が流行したころは赤いシクラメンが支流でしたが、「真綿色した・・・」で始まる歌詞のお陰で、白いシクラメンが売れ、その当時は無かった香りのあるシクラメンや3番の歌詞にある紫色のシクラメンの開発につながったそうです。
「シクラメンのかほり」から50年、シクラメンは進化し、赤、白、ピンク、紫、黄色、2色咲きなど色もバラエティーに富んでいます。シクラメンは下向きに咲き、花弁が上向きに反り返っているのが普通ですが、反り返っていないものもあります。八重咲きはもちろん、花弁がフリルになっているものや細いもの、花弁が割れているものなど、咲き方もバラエティーに富んでいます。毎年新しいものが出るので、新しい花、変わった花大好きの私には、シクラメンは楽しみの多い花です。
↑ ピーコック ↓ 天使の羽
今年の流行として趣味の園芸でピーコックが紹介されていましたが、2年前に手に入れたピーコックは葉も花弁ももっと細かった様な気がします。天使の花は鳥の羽毛を思わせるような突起があります。
↑ 両端がジックス、真ん中はビクトリア ジックスは下向きに咲きます。
↑ どちらもフェアリーピコ(八重咲き) ↓ ブルーシクラメン・サムライ
ブルーシクラメンは他のシクラメンより耐寒性が弱いようで、玄関内に取り込んでも連日の冷え込みで大分痛みました。温室に取り込みました。
葉色の変わったシクラメンもあります。
↑ プラチナリーフ ↓ カメレオンビューティー
このカメレオンビューティーは一体どんな花が咲くのでしょうね。
昨日はクリスマスイブで、ささやかなごちそうを用意しました。
スーパーで買ったローストチキンに私が作ったブロッコリータルタルサラダをあしらい、ショートケーキを付けました。サラダはブロッコリーを子房に分け、ベーコン、ジャガイモ、ニンジンを1㎝ぐらいのサイコロに切り、レンジでチンします。タルタルソースは茹で卵とマヨネーズと市販のタルタルソースの素を混ぜ合わせたものです。私の大好きなサラダです。ケーキはイチゴが時節柄半分なのにビックリ。
クリスマスの思い出がもう一つ。結婚する前(私は一足先に社会人、夫はまだ学生)、クリスマスにローストチキンで、夫は1羽まるごと食べたい、私は足だけで良いんじゃないとケンカになりました。お金を払うのは私じゃないかと思いながら、結局1羽丸ごとになりましたが・・・。今では2人で足1本で十分になりました。
ところで、クリスマスイブの本当の意味を知っていますか? クリスマス前夜と思っているでしょうが、違うのだそうです。イブはイブニング=夜のことでクリスマスイブはクリスマス当日の夜ということなのだそうです。ユダヤ教では、一日の始まりが日没後なのだそうです。つまり24日の日没後は25日の始まりで、それがクリスマスの夜=クリスマスイブということらしいです。私は70才を過ぎて初めてこのことを、楓屋さんのブログで知りました。キリスト教教徒でもない日本人にとっては、クリスマスイブが前夜でも、当日の夜でもどちらでも良いような感じですね。