今年は春の訪れが大幅に遅れているようです。去年は2月の初めに咲き始めた枝垂れ梅が、今年は2月も終わりごろになってやっと1輪、2輪と咲き始まました。
梅は「春告げ草」といって、春の訪れを知らせてくれる花です。「まつこの庭」でもこのしだれ梅が真っ先に咲いて、春の訪れを知らせてくれます。
「まつこの庭」もやっと春めいてきたようです。軒下の鉢植えや地植えのクリスマスローズも1輪、2輪と咲き始めました。今は温室やビニールハウスの中のクリスマスローズが花盛りです。庭のクリスマスローズが最盛期を迎えるのはまだ先の様です。
<シングル(一重)咲き>
↑ 桜色シングル ↓ ピンクとグリーンのバイカラーシングル
<セミダブル(半八重)咲き>
↑ アプリコットゴールドセミダブル ↓ グレープ(紫とグリーンのバイカラー)
↑ 赤スポットゴールドセミダブル ↓ 赤と白のバイカラー(花弁の裏が赤)
↑ 紫キキョウ咲き(花弁と花弁が重ならない咲き方) ↓ チェリーシフォン
これはメリクロン株で個体名がついています。赤と黄のバイカラーで小花弁が濃い紫でこのような小花弁のことをダークネクタリーと言います。
<ダブル(八重)咲き>
↑ ピンクダブルフレアー咲き ↓ 白ダブル
↑ 白ダブル赤かすり模様(温室の中で咲きました。温室の中で咲くと全体的に花が白っぽくなるのですが、この花に関しては、去年どのような花が咲いたのか全く記憶が無いのです。ちょっと変わった花が咲いて嬉しいのですが、来年どのように変わるのか、楽しみでもあるし、ちょっと心配な気もします。)
<原種クリスマスローズ>
2つとも原種クリスマスローズのリヴィダスです。原産地は、スペインのマジョルカ島だそうです。赤っぽい花を咲かせるものと緑の花を咲かせるものとがあります。交配に使うと赤や緑色が出てきてどちらのリヴィダスを使ったか分かるそうです。リヴィダスの交配種ステルニーは株姿がよく似ていて区別がつきにくく、誤った名札がついて、出回ることがあるそうです。茎が立ちあがるタイプが一般的ですが、垂れ下がるタイプもあり、ハンギングバスケットの素材として使うこともあるそうです。
<原種交配種> ↓ 氷の薔薇
これは今年新発売の「氷の薔薇」です。赤い色が「アンナズレッド」にそっくりです。どちらも原種とガーデンハイブリッド(普通に流通しているクリスマスローズ)との交配ですが、アンナズレッドはオランダでリヴィダス交配で作出され、氷の薔薇はドイツでニゲル交配で作出されたそうです。
毎年新しい交配種が発表されて、クリロー(クリスマスローズの略)好きにはたまりませんが。値段もそれなりの値段なので、お財布と相談しながら・・・・ということになります。
3月になれば、さすがに暖かくなるでしょう。スイセンヤクロッカスなども咲き始め、庭もにぎやかになることでしょう。