まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」・クリスマスローズコレクション(5)

 3月も半ばになり、彼岸も近いというのに、朝は冬のような冷え込みで、なかなか春らしくなりません。日中は、暖かく春らしさを感じるのに・・・・・。

 我が家の庭は、寒く湿っていて、植物によっては冬を越せずに枯れてしまうものがありますが、クリスマスローズにとっては居心地が良い場所なのか、よく咲いてくれます。但し、無事夏越しのできた株に限りますが・・・・・。

 

<シングル咲き 一重咲き>

f:id:myuu-myuu:20170310182742j:plain↑ マンゴー(アプリコット赤フラッシュ)   ↓ サクラピンク小輪

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<セミダブル咲き 半八重咲き>

f:id:myuu-myuu:20170310183414j:plain↑ メープルシフォン(黄緑赤糸ピコティ) ↓ ピンクベイン(小花弁ワインレッド)

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f:id:myuu-myuu:20170310183004j:plain↑ 白小輪ダークピコティ(小花弁ワインレッド)

f:id:myuu-myuu:20170310184653j:plain↑ ウインターシンフォニースウィング(アプリコット小輪)

 

<ダブル咲き 八重咲き>

f:id:myuu-myuu:20170310184023j:plain↑ ミルフィーユ(赤と白のバイカラー、内側が赤、外側が白)

f:id:myuu-myuu:20170310184154j:plain↑ 黄色ピコティ      ↓ 多花弁咲き(白赤糸ピコティ

f:id:myuu-myuu:20170310182932j:plain多花弁咲きとは、ダブル咲きの中でも特に花弁数が多いものを言います。ダブル咲きは普通、花弁の並びが2~3段ですが、多花弁咲きは5段以上あります。クリスマスローズの業界では、花弁数が70枚以上を多花弁咲きと言っているようです。これまでのクリスマスローズの改良はイギリスなど海外が進んでいてその時々の流行の花を日本へもたらしましたが、この多花弁咲きは日本が先駆けとなったようです。セミダブル咲きの多花弁咲きもあるそうで、アネモネ咲きと言っているようです。

 

<原種交配>

f:id:myuu-myuu:20170310185916j:plain↑ ステルニー(アーグチフォリウス×リヴィダス) リヴィダスに花がよく似ています。葉はアーグチフォリウスの血を引き継いで、リヴィダスに比べて硬く、葉にギザギザの切れ込みが入っているので、区別できます。

f:id:myuu-myuu:20170310185818j:plain↑ エリックスミシー(ニゲル×ステルニー)  エリックスミシーはニゲルとアーグチフォリウスとリヴィダスの3原種間交配なので、種ができにくく、メリクロンで増産されているそうです。

 

<原 種>

f:id:myuu-myuu:20170310190457j:plain↑ デュメトルムダブル

 

<庭植えのクリスマスローズ

f:id:myuu-myuu:20170310190944j:plain↑ ニゲル(原種) 我が家のニゲルは残念ながら、クリスマスには咲きません。   

f:id:myuu-myuu:20170310191159j:plain↑ アプリコットシングル咲き    ↓ 白セミダブル咲き  

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 やっと春の庭仕事を始めました。草取り、ランやクリスマスローズの植え替えなどです。初夏の花壇に向けて、ジギタリスやデルフィニュームなども植えたいところですが、しばらく朝の冷え込みが続くという天気予報なので、もう少し様子をみることにします。

 

 

早春の「まつこの庭」

 3月5日は、啓蟄でした。このころになると、冬ごもりしていた虫たちが地上に出てきて、活動を始めると言われています。

 私も虫と同じように2月までは冬眠をしていたようなもので、3月の声を聞くと「ああ、私も動き始めなくちゃ。」と思うのです。虫と同じように草花も活動を始めるので、まあ雑草の伸びの早いこと、黙って見ているわけにはいかなくなるのです。この時期の困りものは、オオイヌノフグリホトケノザナズナなどですが、花がかわいいので、「まっ、いいか。」で許してしまうところがあります。

 今回は、少し雑草が生え始めた早春の「まつこの庭」の様子を紹介します。

f:id:myuu-myuu:20170306151513j:plain↑ 満開のしだれ梅     ↓ ボケ

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f:id:myuu-myuu:20170306151705j:plain↑ 地植えのクロッカス    ↓ 地植えのクリスマスローズ

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f:id:myuu-myuu:20170306151938j:plain↑ 小さいほうの温室 (シンビジュームが中心です。上から下がっているのは、デンドロビュームです。他に原種シクラメンや夏の植物などが入っています。)       

f:id:myuu-myuu:20170306152100j:plain↑ 大きい方の温室  (カトレア中心です。他にコチョウランクリスマスローズの苗、観葉植物、ダリアの鉢などが入っています。)

f:id:myuu-myuu:20170306154020j:plain↑ 温室の中で咲く観葉植物・ヌタンス (南アメリカ原産のパイナップル科ツツアナナス属の植物で、耐寒温度は7~8℃です。人形教室の先生から名前が分からないので調べて欲しいということで預かっていたのですが、やっと花が咲いたので、調べることができました。初めて見る花でした。茎の中央が空洞でそこに常に水がたまっていて、そこから花茎が立ち上がってきます。ちょっと色も不思議ですが、咲き方も変わっています。)

f:id:myuu-myuu:20170306152213j:plain↑ 玄関前のクリスマスローズの鉢

f:id:myuu-myuu:20170306152329j:plain↑ チューリップとクロッカスとビオラの寄せ植え(チューリップの芽が大きくなりました。手前のクリーム色の花はクロッカスです。)

f:id:myuu-myuu:20170306152547j:plain↑ パンジー・よく咲くスミレとムスカリとヒアシンスの寄せ植え(ピンクの花はヒアシンス、手前の水色の花はムスカリです。真ん中は徒長した踊りはボタンの茎です。よく咲くスミレは自分で種を蒔いたもので、プランターに定植するときはまだ花が咲いていなかったのですが、咲いて見たらカラフル過ぎてビックリです。)

f:id:myuu-myuu:20170306152834j:plain↑ 春の寄せ鉢(黄色はマーガレット、オレンジと白の花はアネモネ、手前の青の斑点模様の花はネモフィラ、その両脇はパンジーです。)

f:id:myuu-myuu:20170306154933j:plain↑ 冬アジサイ・スプリングエンジェル・フリルエレガンス

 ホームセンターで「冬アジサイ」とラベルが付いて売っていました。珍しいもの大好きな私は、しかも4割引きになっていたので、迷うことなく買ってしまいました。「世界で初めて、バイテク技術で(群馬県で)誕生!」(ラベルの説明)という冬アジサイ、花弁が大きく薄くて切込みがあり、色もほんのりピンクがかっていてかわわいいアジサイです。エンジェルという名前がぴったりです。フリルエレガンスの他に、ピンクエレガンスとブルーエレガンスがあるようですが、フリルエレガンスしか残っていませんでした。耐寒温度は5℃以上で、冬暖かい部屋で管理すれば、2月に咲くそうです。

 

 3月になって、寒さで傷んだビオラやパンジーも勢いを取り戻し始め、チューリップやスイセン、ヒアシンスなどの球根植物の芽も大きく膨らんできたので、「まつこの庭」はまたにぎやかになると思います。

「まつこの庭」・早春のラン(1)デンドロビューム

 いよいよ3月に入りました。春本番です。

 今の時期の温室は、冬咲きのランと春咲きのランが一緒に咲いています。今回はデンドロビュームです。「まつこの庭」には、約70鉢のデンドロビュームがあります。

 デンドロビュームは、東南アジアを中心に北は日本から南はオーストラリア、西はインドから東はポリネシアまで分布し、原種は1000種とも1500種とも言われています。日本に自生するセッコクは、デンドロビュームの仲間です。

 同じデンドロビュームでも分布が広域なので、花の大きさ、花の咲き方、耐寒性などが様々です。茎に竹のような節があるのが、共通点です。一般的なのは葉のない茎の節に沿って花がびっしりとつくタイプで、他にはフジの花のように花の房が垂れ下がって咲くタイプ、茎の先から放射状に小さな花を付けるタイプなどがあります。花屋さんで花束になって売っていたり、お料理の彩りに添えられていたりするのもデンドロビュームで、このタイプは花がコチョウランに似ているので、デンドロビュームファレノプシス、略してデンファレと言われています。

f:id:myuu-myuu:20170302104806j:plain↑ スウィートソング・キャンディ      ↓ シラサギ

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f:id:myuu-myuu:20170302105458j:plain↑ ウシタエ 花形が筒状で変わっています。

f:id:myuu-myuu:20170302105844j:plain↑ グリーン愛  シラサギに似ているが、リップ(唇弁)の奥が緑色です。

f:id:myuu-myuu:20170302105112j:plain↑ キングジップ・レッドスプラッシュ   ↓ テトラゴナム

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f:id:myuu-myuu:20170302110349j:plain↑ シルコッキー    ↓ キンギアナム  リップの模様が同じで、色違いです。

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f:id:myuu-myuu:20170302110617j:plain↑ ラブメモリーフィーズ      ↓ 名前不明

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ラブメモリーフィーズに花がそっくりですが、リップの奥の色が違います。ラブメモリーフィーズは赤、下のデンドロビュームは黄緑です。花の大きさは同じぐらいですが、背丈がラブメモリーフィーズは60㎝ぐらいありますが、下はその半分です。

 デンドロビュームはシンビジュームと並んで、寒さに強く育てやすいとよく言われますが、今回紹介したタイプの花は比較的寒さに強い方ですが、初夏に咲く下垂性のタイプやデンファレなどは、寒さにはあまり強くありません。デンドロビュームもいろいろな変種、交配種などがあり、楽しみの多いランでです。

 

 

 

「まつこの庭」・クリスマスローズコレクション(4)

 日差しはもうすっかり春のようなのに、朝晩はまだ冬のようです。「三寒四温」という言葉がありますが、暖かくなったり、寒くなったり、時には雨が降ったりして、本格的な春へと向かっているのですね。

 今回は、クリスマスローズです。地植えのクリスマスローズも大部花が咲いてきています。鉢植えの時とは違う花色や花形を見せるものもあり、庭に出てクリスマスローズを見るのが、楽しみです。

 

<シングル咲き>  一重咲き

f:id:myuu-myuu:20170225163217j:plain↑ ゴールドネオン(ネオンはゴールド色に赤のピコティやフラッシュが入ること)   

f:id:myuu-myuu:20170225163446j:plain↑ 白シングルピコティダークネクタリー   ↓ グレープ(緑と紫のバイカラー)

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<セミダブル咲き> 半八重咲き

f:id:myuu-myuu:20170225164037j:plain↑ 白と黄緑のバイカラー、小花弁は黄緑  

f:id:myuu-myuu:20170225163719j:plain ↑ チェリーシフォン(緑と赤のバイカラー、小花弁はワインレッド)

f:id:myuu-myuu:20170225164802j:plain↑ ゴールドネオン、小花弁もゴールドネオン

 

<ダブル咲き> 八重咲き

f:id:myuu-myuu:20170225165347j:plain↑ 黄緑ダブル(自分で交配して咲かせた花、先日紹介したセミダブル咲きの兄弟株)

f:id:myuu-myuu:20170225165609j:plain↑ ゴールドダブル赤スポット

 

<原種交配>

f:id:myuu-myuu:20170225165816j:plain↑ プチドール・アップル(デュメトルム交配)

f:id:myuu-myuu:20170225170011j:plain↑ アンナズレッド(リヴィダス交配)

 

<原種>

f:id:myuu-myuu:20170225170206j:plain↑ デュメトルム          ↓ チベタヌス(中国のクリスマスローズ

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このチベタヌスはとにかく気難しいクリスマスローズで、夏越しがとにかく難しく、何度挑戦しても、翌年花を見たことが無いほどです。株が残ればいい方で、枯らすことが多いです。今回は花がきれいに開いてくれないのです。

 

 昨日宇都宮花木センターのクリスマスローズ展へ行って来ました。業者さんの販売目的の展示でしたが、特別展示を見たら、「ああ、まだブームが終わっていない人は結構いるんだなあ。」と思いました。3万円~から5万円の値段がついていて、値段が一桁違うんです。みんな0の数を確かめていました。しかも最終日に展示品を抽選で売るらしく、希望者の名前を書くようになっていたのですが、初日にもかかわらず、ズラッと名前が書いてあるのです。他にお手頃価格のクリスマスローズもたくさんありましたが、とにかくビックリです。

f:id:myuu-myuu:20170225170733j:plain↑ デュメトルムとチベタヌスの原種同士の交配  私はこの交配のクリスマスローズを初めて見ました。ハイブリッド種とチベタヌス交配の「よしの」というクリスマスローズは見たことがあります。安くなったとはいえ、3万8千円ぐらいの値段がついていました。この原種同士の交配種はなんと5万円の値段がついていました。

f:id:myuu-myuu:20170225170648j:plain↑ アプリコットダブル こんなにきれいなアプリコット色のクリスマスローズを見たことがありません。これは、非売品でした。

 こんなクリスマスローズを見てしまうと、まだまだマイブームは終わりそうにないですね。

春を見つけました!!

 春一番が吹き、天気予報でスギ花粉情報が流れるようになると、いよいよ春の訪れです。「まつこの庭」にも、陽だまりに春が訪れたようです。

f:id:myuu-myuu:20170220154931j:plain↑ 枝垂れ梅  「まつこの庭」で一番先に春を告げる花木です。2月に入ってから、1輪2輪と咲き始めたのですが、この前の春一番が吹いた日に気温が上昇して花がたくさん開きました。まだ満開ではありません。夫の友人から頂いた結婚記念樹です。(ちなみに結婚記念日は2月です。)高さは5メートル位になりました。剪定などできずにほったらかしですが、毎年よく咲いてくれます。

f:id:myuu-myuu:20170220155525j:plain↑ ロウバイ     ↓ 咲きそうなボケ

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f:id:myuu-myuu:20170220155736j:plain↑ フクジュソウ 去年は20輪ぐらい咲いたのに、今年は5輪ぐらいです。もしかしたら、モグラが食べてしまったのかもしれません。

f:id:myuu-myuu:20170220155959j:plain↑ 原種シクラメン・コーム     ↓ スイセン

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f:id:myuu-myuu:20170220160352j:plain↑ ユキワリソウ          ↓ スノードロップとパンジーの寄せ植え

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f:id:myuu-myuu:20170220160239j:plain↑ ホトケノザ     ↓ オオイヌノフグリ

f:id:myuu-myuu:20170220160653j:plainホトケノザオオイヌノフグリも雑草ですが、一面に咲くと絨毯を敷き詰めたようにきれいですね。この花たちを見ると「ああ、春だなあ。」と思うと同時に雑草との戦いの始まりでもあります。

 

f:id:myuu-myuu:20170220161228j:plain↑ 野良猫のシロ   ↓ 我が家の箱入り娘「ミュー」

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 今のこの時期、「まつこの庭」には、たくさんの猫たちが集まってきます。シロ、クロ、ミケ、チャトラ、ブチなどです。シロは一番体が大きく美しい猫ですが、オスだという事が分かりました。シロ以外の猫は、カメラを向ける前に逃げて行ってしまいますが、シロはゆうゆうとカメラの前を横切ります。

 今の時期は、俳句の季語にもあるように「猫の恋」の季節なのです。我が家のミューちゃんは、箱入り娘なので、廊下の窓から眺めているだけです。

 2月22日は、ニャン、ニャン、ニャンで「猫の日」だそうです。語呂合わせの記念日だそうですが、2月が「猫の恋」の季節であることを考えると、2月22日が「猫の日」はぴったりのような気がします。

「まつこの庭」・冬のランコレクション(5)

 朝夕冬並みの寒さでも、日中は3・4月の陽気になり、春が確実に近づいていることを感じます。 

 今の時期、「まつこの庭」の温室はシンビジュームやカトレアなどが花盛りで、一年中で一番賑やかかもしれません。12月から3か月近くも咲き続けているランもあれば、10日ぐらいで終わってしまうランもあります。春先の代表格であるカトレア・インターメディアのつぼみが大きくふくらんできたので、冬のランももうすぐ終わり、春のランのシーズンがやってきます。

f:id:myuu-myuu:20170216164631j:plain↑ カトレア・ジョージキング    ↓ 原種オンシジューム・マクラターム

f:id:myuu-myuu:20170216164950j:plainオンシジュームの多くは、黄色の花が多く、チョウが飛んでいるように見えますが、これは原種で黄緑色をしています。

f:id:myuu-myuu:20170216165151j:plain↑ コチョウラン・マザーチーク (花色が茶色とピンクが混じったようなニュアンスカラーです。)               ↓ ミニコチョウラン(名前不明)

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f:id:myuu-myuu:20170216165601j:plain↑ カトレア・トロピカルポインター   ↓ エビデンドラム・ポリブルボン

f:id:myuu-myuu:20170216165913j:plain花径約2㎝の花がびっしりと咲くのですが、今年は数えるほどしか咲きませんでした。我が家のポリブルボンは、幅15㎝、長さ30㎝ぐらいの大きさですが、東京ドームのラン展では、約1メートル位の球形で花をびっしりと付けていて、驚きました。何年育てるとあんなに大きくなるのでしょうか?

f:id:myuu-myuu:20170216170716j:plain↑ カトレア・ペニーアン    ↓ カトレア・ブルーパッション

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f:id:myuu-myuu:20170216170944j:plain↑ シュスランの花  ↓ シュスランの葉

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シュスランの葉の表面は、ビロードのようで、見る角度によって金色の網目模様が見られます。この写真ではうまくその輝きや模様を伝えられないのが残念です。シュスランは白い花を咲かせますが、花よりは葉を鑑賞するランで、葉の美しさから「ジュエルオーキッド」とも言われます。

f:id:myuu-myuu:20170216171958j:plain↑ マスデバリア       ↓ ミニカトレア(名前不明)

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 寒い寒いと思っているうちに、2月も半ばを過ぎました。暖かな春ももうすぐです。

 

東京ドーム世界らん展へ行って来ました!!

 2月11日~17日まで東京ドームで開催されている世界らん展へ初日に行って来ました。初日なのに、思ったほど混んでいませんでした。

 世界らん展は1991年から始まって、今年で27回目です。私は、始まった時からずっと見に行っていたのですが、3・11の大震災以来、地震が心配なことと家族の介護などがあって、ここ何年かは行っていませんでした。しばらくぶりに出かけてみたところ、ずいぶん変わったなあという印象を受けました。前ほど人気がなくなったように感じました。以前は入場するのにドームの回りに並んで順番を待ったのが噓のように、スッと入れたのには、ビックリです。入場しても、大賞の作品を見るのに、ラッシュアワーの電車の中のように混雑して、なかなかたどり着けなかったものでしたが、今回はすぐに写真が撮れるほどでした。前は会期も9日間あったのに、今回は7日間に減っているのは、きっとお客さんの数が減ってきたからだろうと思いました。

f:id:myuu-myuu:20170212173255j:plain↑ オーキッド・ゲート      ↓ オーキッド・ロードのランのハンギング

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 審査は、個別、フレグランス、洋ランディスプレイ、東洋ラン・日本ランディスプレイ、フラワーデザイン、アート、ミニチュアディスプレイの6つの部門ごとに審査して、その後日本大賞が選ばれるそうです。今年は約1300点の出品があったそうです。大賞作品と優秀賞作品は、どちらも背丈が1メートルぐらいある大株でした。

<日本大賞(最優秀賞)>

f:id:myuu-myuu:20170212173700j:plain↑ デンドロビューム・グロメラタム ”ロングウェル”

 

<優秀賞>

f:id:myuu-myuu:20170212174033j:plain↑ ガストロキス・プルクラ ”フレデンスボルグ”  初めて見るランでした。

 

<優良賞>

f:id:myuu-myuu:20170212174321j:plain↑ シンビジューム・春蘭(シュンラン) ”紅磨(べにまろ)”

 

<ディスプレイ>

f:id:myuu-myuu:20170212174613j:plain↑ ↓ いずれもランの花で富士山をイメージしたもの

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f:id:myuu-myuu:20170212175217j:plain↑ 本物のコチョウランにバラの花をプリントしたもののようです。アート部門にも出品してありました。(何だかコチョウランがかわいそうです。)

 

<ミニチュアディスプレイ>

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<ランの生け花>

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<特に心に残ったランたち>

f:id:myuu-myuu:20170212180415j:plain↑ カトレア・ドミニアナ(1859)”ネオクラシック”

f:id:myuu-myuu:20170212180725j:plain↑ エビデンドラム(色が変わっています。)  ↓ デンドロビューム・プリムリナム

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f:id:myuu-myuu:20170212181033j:plain↑ ポリブルボン(花径が2㎝ぐらいの小さな花がびっしりと直径1メートル位の大きさのボール状に咲いているのに圧倒されました。)

f:id:myuu-myuu:20170212182125j:plain↑ パピリオナンセ(バンダの仲間)大賞を3回も取っている斎藤さんの作品です。遠くから見ても大きく、一目で斎藤さんの作品だなと思いました。

 

 広い東京ドームの中では、やはり大株のランが目立ちました。見栄えがします。

 いつもどんな風に育てるとあんな大株に育つのだろうと不思議に思い、感心してしまいます。色や形の変わっているものにも心惹かれますが、心に残るのは、やっぱり大きくて立派に育てたものが多いです。広いドームの中で1メートル位と思っても、実際にはもっと大きいのかもしれません。

 

<沖縄美ら美水族館>  

 ランの展示と一緒に沖縄美ら水族館の展示がありました。

f:id:myuu-myuu:20170212181451j:plainランに負けないぐらい美しい魚たちの群れでした。沖縄の魚はカラフルですね。