まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」・クリスマスローズコレクション(3)

 今日は、朝から雪です。昨日からテレビの天気予報では、「11月に雪が降った時と似たような気圧配置なので、雪になるでしょう。」と盛んに言っていたのが大当たりで、思ったより大雪になったようです。午後からはみぞれになったのはいいですが、明日の朝凍結したら、大変です。

 今回もクリスマスローズです。2月に入って、どんどん咲いています。50鉢ぐらいでしょうか。

 

<シングル咲き>

f:id:myuu-myuu:20170209142151j:plain↑ 白シングル赤スポット   ↓ 白とうすピンクのバイカラー   どちらも中輪

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f:id:myuu-myuu:20170209142055j:plain↑ 紫ブロッチ小輪(花径約3㎝) 自分で交配したクリスマスローズで、4株も同じような花が咲きました。クリスマスローズは普通大輪で8㎝ぐらい、中輪で6、7㎝ぐらい、小輪で3、4㎝ぐらいです。小輪なのは今年だけで来年は普通の大きさになるのか、来年も小輪のまま多花性になるのか、ちょっと楽しみな花です。

 

<セミダブル咲き>

f:id:myuu-myuu:20170209141941j:plain↑ 白セミダブル  ↓ アプリコットゴールドセミダブル   どちらも中輪

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f:id:myuu-myuu:20170209142448j:plain↑ 紫セミダブルキキョウ咲き(花径約7㎝)キキョウ咲きというのは、花弁と花弁の間があいていてキキョウの花のような咲き方をします。   

f:id:myuu-myuu:20170209143754j:plain↑ グレープ(緑と紫のバイカラー)セミダブル(花径約5㎝)

 

<ダブル咲き>

f:id:myuu-myuu:20170209142616j:plain↑ うすピンクダブル赤糸ピコティ  ↓ 白ダブル赤ブロッチ  どちらも中輪

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<原種交配>

f:id:myuu-myuu:20170209144251j:plain↑ プチドール(デュメトルム交配)うす黄緑赤ピコティ(花径約4㎝)

f:id:myuu-myuu:20170209144552j:plain↑ アトロルーベンス交配 紫ダブル(花径約4㎝)

f:id:myuu-myuu:20170209144906j:plain↑ ウインタービーナス(ノイガー交配) 時間の経過と共にピンクが濃くなります。(花径約8㎝)

 

 こらからは庭植えのクリスマスローズが盛りになります。鉢植えの時と違って、大きさや色などずいぶんと変わるものがあります。白やうすピンクだと思ったものが、思った以上に色がついたり、濃くなったり、スポットやブロッチの模様が現れたり、背が高いと思ったのが低い位置で花を咲かせたりして、「えっ! こんな花だっけ?」と思うことがしばしばです。それが楽しみと言えば楽しみなのですが・・・。

 

「まつこの庭」・クリスマスローズコレクション(2)

 立春を過ぎると、さすがに朝晩は冷え込んでも日中は暖かくなったなあと感じます。

 クリスマスローズを求めて、あちこち山野草店やホームセンター、花木センター巡りをしています。種類は豊富なのに、値段が安くなったことに驚きます。2、3年前は、〇万円もした珍しい品種が、〇千円で売られていてびっくりです。クリスマスローズのブームも翳りをみせてきたようです。

 「まつこの庭」では、鉢植えはもちろん地植えのクリスマスローズも咲き始めました。地植えにすると、鉢植えの時とは違う色の花が見られて、ビックリすることもあります。そこが楽しみでもありますが。

 

<シングル咲き>

f:id:myuu-myuu:20170205141326j:plain↑ うすピンクシングルグリーンネクタリー   ↓ レッドシングル

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f:id:myuu-myuu:20170205141222j:plain↑ アプリコットシングル赤フラッシュ

 

<セミダブル咲き> 半八重咲き

f:id:myuu-myuu:20170205152842j:plain↑ ゴールドセミダブル

f:id:myuu-myuu:20170205150545j:plain↑ ホワイトゴールドセミダブル赤糸ピコティ(今年手に入れました。)

f:id:myuu-myuu:20170205141802j:plain↑ ワインレッドセミダブル   ↓ グリーンセミダブル

f:id:myuu-myuu:20170205141914j:plain私が交配して種から育てたクリスマスローズです。葉の切込みが深く変わった葉だったので、どんな花が咲くか楽しみにしていたら、グリーンの花でしかもセミダブル咲きなので、ビックリです。なかなかセミダブルの花は咲かないのです。

 

<ダブル咲き> 八重咲き

f:id:myuu-myuu:20170205142502j:plain↑ 白ダブル赤糸ピコティ赤フラッシュ  ↓ ブラックダブル

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f:id:myuu-myuu:20170205142846j:plain↑ グリーン小輪ダブル(ドュメトルム交配と思われます。名前も交配についても何も書いてありませんでした。茎が20本ぐらいあります。全部花が咲いたら100輪ぐらいになると思います。)今年手に入れた株です。

 

<原種クリスマスローズ

f:id:myuu-myuu:20170205143811j:plain↑ アトロルーベンス(紫と緑のバイカラー)花色は紫から緑まで色幅があります。     

f:id:myuu-myuu:20170205144348j:plain ↑ リヴィダス  紫色がかった花を咲かせるものと緑色の花を咲かせるものとがあります。寒さにやや弱いようです。

 

 世間ではクリスマスローズのブームが下がりつつあるようですが、私はまだまだブームが続いています。クリスマスローズの売り場で、店員さんから「今の主流はオーレア系で、ブラックゴールドという色のクリスマスローズが出てきた。」という話を聞くと、一体どんな色なのか見てみたいと思います。オーレア系は以前はゴールド系と言っていました。イギリスでクリアーな黄色のクリスマスローズ、しかもネクタリーや葉も黄色のクリスマスローズが作出されてから、交配が進み黄色だけでなくピンクや赤なども作出されるようになり、オーレア系と呼ぶようになったそうです。ホワイトゴールドは今年手に入れました。普通の白のクリスマスローズに比べると白に透明感みたいなものがあるような気がします。ブラックゴールドっていったいどんな感じなのでしょう。ぜひ見てみたいです。

 

「まつこの庭」・冬のランコレクション(4)     シンビジューム②

 2月の声を聞くと、何だか日差しが明るく温かみをおびたように感じるのは、私だけでしょうか? 冬至から1か月も過ぎると、確かに夜明けが早くなり、日没が遅くなるので、日が伸びたような気がします。春はすぐそこまで来ています。

 今回は、2回目のシンビジュームです。小温室の中は、シンビジュームが真っ盛りです。

 

<テーブルシンビジューム> 小型のシンビジュームです。

f:id:myuu-myuu:20170201171922j:plain↑ チャングム        ↓ ハナゴロモ

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↑ ルビーアイズ・ウイング  ↓ スウィートソング・スプリングハート

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f:id:myuu-myuu:20170201172420j:plain↑ ホワイトナイト   カップ咲きで、これ以上花弁は開きません。

 

和蘭(わらん)> シンビジュームと東洋ランとの交配です。

f:id:myuu-myuu:20170201172859j:plain↑ 春一番(はるいちばん)  シンビジュームと春ランとの交配です。花は比較的大きいですが、数輪株元に咲くのが特徴的です。

f:id:myuu-myuu:20170201172750j:plain↑ 村雨(むらさめ)大和撫子と花形が似ています。 

f:id:myuu-myuu:20170201165823j:plain↑ 縁(えにし)極小輪が密に咲きます。赤い唇弁が可愛いです。

 

<原種シンビジューム>

f:id:myuu-myuu:20170201173822j:plain↑ トラシアナム③  他の2つのトラシアナムと比べると花がやや小さめです。

 

<名前不明のシンビジューム>

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 花友が「花が咲かないので、面倒を見て。」と持ってきたものです。前に紹介したシンビジューム・しずこに似ていますが、花弁の形がちょっと違うようです。これは、シンビジューム・あやこと呼んでいます。もしかしたら、同じ品種かもしれません。

 持ってきたとき、普通の草花用培養土に植えられていて、びっくりしました。ちょっとランのことを知っている人はミズゴケとかシンビジューム用の培養土で植えるものという固定観念があるので、考えられない事でしたが、そういうものなのかと驚いたのです。でも、株は元気で小さな芽がびっしりと出ていました。株を5つに分けて、シンビジューム用の培養土で植え替えて、ひと夏世話をしたら、なんとどの株も花芽が2つ~8つも上がって来て、育てた私もびっくりです。もともと花付きのよい種類だったのでしょう。預けた本人が「えっ!、これ本当に私があげたの?別のでしょう?」と驚いたほどです。元気を取り戻した姿を見るのは、うれしいですね。

プリムラの花はカラフルでかわいい!!

 冬から春へとパンジー・ビオラとともに玄関先を彩るのは、プリムラの花です。

 カラフルでかわいい、しかも安価、あれもこれも欲しくなってしまいます。

 プリムラサクラソウ科の植物で、日本サクラソウクリンソウなどの仲間です。プリムラは、ヨーロッパ系と中国系の2つのタイプに分けられます。ヨーロッパ系には、ポリアンサとジュリアンがあり、中国系にはオプコニカとマラコイデス、シネンシスがあります。ポリアンサは、原種のブルガリやエラチオールなどをもとに育成され、ジュリアンは、原種のジュリエとポリアンサの交配から生まれたそうです。最近は交配が進み、ポリアンサとジュリアンの区別が曖昧になっているそうです。

f:id:myuu-myuu:20170128133237j:plain↑ ポリアンサの寄せ鉢    ↓ 八重咲きポリアンサ

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f:id:myuu-myuu:20170128133455j:plain↑ ジュリアンの寄せ鉢(ピコティ・フリル咲き)

f:id:myuu-myuu:20170128133824j:plain↑ ジュリアンの寄せ鉢(バラ咲き)  ↓ グリーンのバラ咲き

f:id:myuu-myuu:20170128133950j:plain↓ オプコニカ・アップルブロッサム

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 オプコニカは、和名を「トキワザクラ」と言い、葉や花からアルカイドという成分を分泌するので、肌の弱い人が触れるとかぶれることがあるそうです。

↓ マラコイデス(これは、二色咲きで、個体名は不明です。)

f:id:myuu-myuu:20170128134748j:plain   マラコイデスは、和名を「ケショウザクラ」と言い、つぼみ、がく、花などに白い粉を振りかけたように見えます。

f:id:myuu-myuu:20170128135052j:plain↑ マラコイデス・ウインティー・ダブルライラック(八重咲き)

↓ マラコイデス・ウインティー・ライムグリーン(黄緑色の花)

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↓ マラコイデスとポリアンサの寄せ鉢

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↓ シネンシスの仲間・夢桜(ユメサクラ)

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 シネンシスは、暑さ寒さに強く育てやすいそうです。雲南サクラソウもこの仲間だそうです。夢桜は、白い花の咲くシネンシスとピンクの花の咲く雲南サクラソウの交配でできたそうです。

 「まつこの庭」では、今パンジー・ビオラと共に冬の玄関前を彩ってくれています。寒さで大部傷みましたが、暖かくなれば、元気になると思います。

 早く、暖かくなあ~れ !!

「まつこの庭」・クリスマスローズコレクション(1)

 1月も下旬になると、あちこちでクリスマスローズフェアのイベントが行われ、花屋さんやホームセンターに花付きのクリスマスローズが並べられるようになります。

 「まつこの庭」でも軒下に置かれたクリスマスローズの鉢植えが、少しずつ花を開いていきます。そこだけ春がやってきたようです。

 

<シングル咲き>

f:id:myuu-myuu:20170123175253j:plain↑ 赤と黄のバイカラー(2色咲き)   ↓ ピンクラッフル

f:id:myuu-myuu:20170123175533j:plain↑ ピンクに赤色のフラッシュ(花の中央の模様のこと)でピンクラッフルという個体名がついています。

f:id:myuu-myuu:20170123180418j:plain↑ 赤と白のリバーシブル(中が赤、外が白)

 

<セミダブル咲き> 花の中心に小花弁があります。

f:id:myuu-myuu:20170123180716j:plain↑ 濃いピンクセミダブル    ↓ グレープ(緑と紫の混じった色)セミダブル

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f:id:myuu-myuu:20170123181017j:plain↑ 赤糸ピコティ(縁取り)白セミダブル

 

<ダブル咲き> 八重咲きです。

f:id:myuu-myuu:20170123181349j:plain↑ 濃いピンクダブル(地植えのクリスマスローズです。)

f:id:myuu-myuu:20170123181619j:plain↑ ピンクダブル       ↓ レッドダブル

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f:id:myuu-myuu:20170123181729j:plain↑ ワインレッドダブル

  

 クリスマスローズは、ハイブリッド(交雑)種で、2つと同じ色、形の花はないといわれます。ですから、花を示すときに色や形、咲き方などを付けて言います。たとえば、「赤糸ピコティ白セミダブル」というとその花は、白い花弁に赤い糸のような縁取りがあるセミダブル咲きということになります。

 時々個体名がついた花が並んでいる時がありますが、それはメリクロンされたものです。メリクロンと言うのは、植物の新しく伸びかけた芽から生長点を取りだして、無菌培養して親株と同じものをたくさん増やす方法だそうです。もともとは、1960年ごろ、高額だったランをお手ごろな値段で提供するために取り入れたのが始まりだったようです。メリクロンする株は、やはり誰が見てもいいと思うものなので、やっぱり高いことに変わりはないように思います。

 これから2月いっぱいは、「まつこの庭」のクリスマスローズが、鉢植えだけでなく地植えのクリスマスローズもどんどん咲くので楽しみです。クリスマスローズを求めて、展示会やホームセンター巡りするのも楽しみです。

 

冬の玄関前を彩るパンジーやビオラたち

 晩秋から早春の花の少ない時期に、玄関前を彩ってくれるのは、パンジーやビオラの寄せ植えです。寒さに強く、色や形、大きさのバリエーションが豊かで、花期が長いのが特徴で、この時期欠かせない花たちです。

 花友が、「ここだけ春だね。」と言ってくれた言葉がうれしいです。寒中なので、大分花が傷んでいるのにもかかわらず・・・。

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 今でこそ大小さまざまな色もカラフルなパンジーやビオラですが、もともとは約200年ほど前にイギリスで自生する野の花であるビオラから改良が始まったそうです。より花を大きくしたり、限りなく円に近い花形をめざしたりして作られたのがパンジーで、それをもとにフランスで約150年ぐらい前に、花色をよりクリアーにし、はっきりしたブロッチ(花の中央にある円形の模様)のある品種が作られたそうです。

 日本では1950年ごろに欧米の品種を日本の気候に合わせて早咲きにしたり、花色をより鮮明にする改良が始められ、1966年にサカタとタキイの作り出した品種がアメリカで賞を取ったことにより、一般家庭に普及し、更に改良が進んだそうです。

 花を大きくする一方で小さくする改良も進められ、1990年にビオラが発表されて以来、パンジー、ビオラともに改良が加えられ、花色、形、大きさともにバリエーション豊かになっていったようです。

 現在は、パンジーとビオラの交配の中間タイプの花が出回るようになっていて、パンジーとビオラの区別がつかなくなっているようです。花径3㎝以下をビオラと言うそうです。花径1㎝の極小輪ビオラも登場しています。

 私は、ビオラが好きです。小さな花がびっしりと咲き、パンジーよりも寒さに強いように思います。10年ぐらい前は、ビオラは単色、しかも赤とか黄色といったはっきりした色だけだったように思いますが、最近は色も2色咲きや淡いピンクやラベンダー色、アンティーク調の色など、形もフリル咲き、ウサギの耳形咲きなど、色も形も豊富になってきて、楽しみが増してきました。パンジーの八重咲きはありますが、残念ながら、ビオラの八重咲きはまだ見たことがありません。

f:id:myuu-myuu:20170118172916j:plain↑ ビオラのフリル咲き・ミルフルの寄せ植え  

f:id:myuu-myuu:20170118173053j:plain↑ ビオラのフリル咲きとスイートアリッサムの寄せ植え

f:id:myuu-myuu:20170118173353j:plain↑ ウサギの耳形咲きの寄せ植え

f:id:myuu-myuu:20170118173510j:plain↑ 青と黄色の2色咲き・モルフォ(モルフォ蝶をイメージしているそうです。)奥の左がパンジーで右がビオラですが、写真ではほとんど区別がつかないですね。

f:id:myuu-myuu:20170118174313j:plain↑ アンティークカラーのビオラの寄せ植え

f:id:myuu-myuu:20170118174625j:plain↑ 黒い花色のビオラ・ブラックオパール

f:id:myuu-myuu:20170118174731j:plain↑ 網目模様のビオラタイガーアイ

f:id:myuu-myuu:20170118175143j:plain↑ 八重咲きパンジー

 

 私が高校生の頃、父が庭に板とビニールで囲った簡単な温室(?)を作ってくれました。無加温なので、それほどの保温効果はなかったですが、この中で自分で種から育てたパンジーを冬に花を咲かせ、友達にプレゼントして喜ばれたものでした。それが1960年代の終わりごろでしたから、ちょうどサカタやタキイのパンジーが注目を浴びていた頃だったのですね。

 今でも、パンジーやビオラを種から育てます。8月の終わりに「虹色スミレ」(パンジー)と「よく咲くスミレ」(パンジーとビオラの交配種)を撒きましたが、昨年の秋は長雨続きでせっかく出た芽も半分はとろけてしまいました。残った苗はやっと花が咲き始めたところです。

f:id:myuu-myuu:20170118175417j:plain↑ よく咲くスミレ(ライチとソーダ)とキンギョソウの寄せ植え(ライチはラベンダー色、ソーダは青色)これは買った株を早めに寄せ植えしたものです。f:id:myuu-myuu:20170118181216j:plain↑  虹色スミレのストロベリーポット植え(自分で種を蒔いたものです。ポケットは6個あるのですが、花が咲く前に植えこんだので、色が偏ってしまいました。)

 

 今は寒の時期、花も株も大部傷んでかわいそうです。早く寒が明けないかなあと心待ちにしています。

 

 

「まつこの庭」・冬のランコレクション(3)    カトレア

 今の時期、冬枯れた庭に咲く花はスイセンぐらいですが、温室の中ではランが花を咲かせています。小さい方の温室ではシンビジューム、大きい方の温室ではカトレアなどです。

 今回は、カトレアです。「まつこの庭」の温室には、カトレアが一番多く約150鉢ぐらいあります。

 一般にカトレアと言っているものには、カトレア属、ブラソボラ属、レリア属などがありますが、これらの族同士は交雑できるので、カトレア属の近縁種、交配種などまとめてカトレアと言っているようです。属や名称の変更などもあり、複雑なので、私もこのブログで同様にカトレアと言っています。

 原産地は、メキシコ、ベネズエラ、コロンビア、ブラジルなどの中南米で、特にブラジルがカトレアの種類が多く、国花がカトレアになっているほどです。

 カトレアを育てる前は、私にとってカトレアは、「紅白歌合戦の時に歌手が胸につける豪華な花」というイメージがありました。シンビジュームを育てるようになってからも、温度の問題などで一般人には育てられない高嶺の花と思っていました。昭和の終わりごろ、花木センターで咲き終わったカトレアが安く売られているのを見て、挑戦したくなりました。冬の寒い時期は職場の机の上で世話をしました。鉄筋コンクリートの建物は、木造の家と違い、暖房を切っても10℃以下にはならないことに気づいたからです。初めてピンクのカトレアが咲いた時の感動を今でも覚えています。温室を建てたきっかけは、カトレアをたくさん育てたくなったからです。カトレアを育てるようになって、30年ぐらいになります。

f:id:myuu-myuu:20170113103554j:plain↑ 初めて咲かせたカトレア(名前不明)30才になります。ここ3,4年株が弱り、花も咲かず、枯れてしまうかと心配したのですが、今年しばらくぶりに花を咲かせました。

f:id:myuu-myuu:20170113104006j:plain↑ ポカイタージェリナ     ↓ パーシバリアナ

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f:id:myuu-myuu:20170113104330j:plain↑ マキシマ・コンカラー    ↓ アンセプス・ゲレーロ

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f:id:myuu-myuu:20170113104555j:plain↑ ピュアーイエロー    ↓ チョンコルニー 

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f:id:myuu-myuu:20170113104929j:plain↑ アルマキーティップマリー    ↓ サンタバーバラ・サンセットショータイム

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f:id:myuu-myuu:20170113105241j:plain↑ サクラリトルレジェンド

 

 カトレアを育て始めて30年、初めの頃は「これぞカトレア」と思わせる園芸種の大輪のピンクやラベンダー色のカトレアが美しいと思っていましたが、ラン展やラン園巡りをするうちに、オレンジや黒みがかった赤の花を咲かせるカトレアや小ぶりの小さな花を咲かせる原種のカトレアに心惹かれるようになりました。ランの世界はまだまだ尽きそうにありません。