まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」にバラの季節がやって来た !!

 昨日、今日と真夏並みの暑さで、我が家のバラもビックリして、あわてて咲き出したようです。軒下の鉢バラがほとんどで、地植えのつるバラが見ごろを迎えるのは、あと少しかかりそうです。

 

<日本のバラ>

 下の4つのバラは、いずれも日本で作出されたバラです。万葉は30年ぐらい前に作出された古い品種ですが、あとの3つは比較的新しいバラです。最近は、日本の高温多湿の気候に合わせたバラがどんどん作られています。大きさも形も色も、日本人の好みにピッタリという感じです。「和バラ」とか「ロサ・オリエンタス」(東洋のバラ)などのブランド名がついています。

f:id:myuu-myuu:20170521133426j:plain↑ かおりかざり (カップ咲きからロゼット咲き、色もコーラルピンクからアプリコットピンクへと変化していくのが、なんとも言えず、いい色合いです。)                

f:id:myuu-myuu:20170521133455j:plain↑ いおり (茶を含んだベージュ色が何とも言えないニュアンスカラーです。)

f:id:myuu-myuu:20170521133538j:plain↑ ガブリエル(真ん中のかすかな紫色が季節によって濃さが違うのが魅力です。)                  ↓ 万葉(マンヨウ) 30年も前に作出されたバラとは思えないほどです。

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<外国のバラ>

f:id:myuu-myuu:20170521134327j:plain↑ パシュミナ(ドイツのバラ)   ↓ ラ・パリジェンヌ(フランスのバラ)

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f:id:myuu-myuu:20170521135007j:plain↑ コンテ・デ・シャンパーニュイングリッシュローズ)咲き進むにつれて、微妙に色が変化していくのが魅力的です。朝と夕方で色が違うのです。  

f:id:myuu-myuu:20170521135454j:plain↑ グラミスキャッスル(イングリッシュローズ)咲き進むと白になります。

 

オールドローズ

f:id:myuu-myuu:20170521142522j:plain↑ バロン・ジロ・ドゥ・ラン(フランスのバラ)白の縁取りがあります。

f:id:myuu-myuu:20170521134832j:plain↑ フランシス・ディプリィ(フランスのバラ) 黒赤のバラです。

f:id:myuu-myuu:20170521142714j:plain↑ 紫玉(シギョク) 日本のオールドローズと言われています。19世紀後半、日本で実生から誕生したバラと言われています。明治時代、盛んに栽培されたそうです。

 

<原種バラ>

f:id:myuu-myuu:20170521143051j:plain↑ ロサ・キネンシス・アルバ(白長春とも言います。) 中国原産

f:id:myuu-myuu:20170521143314j:plain↑ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)中国原産

f:id:myuu-myuu:20170521143604j:plain↑ サンショウバラ(富士・箱根に自生) 葉がサンショウの葉に似ています。

 

 バラのパートナープランツ(一緒に植えるとお互いに花の魅力を引き立てあう植物のこと)のジギタリスクレマチスなども咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20170521144051j:plain↑ ジギタリスアプリコット      ↓ クレマチス・ジョセフィーヌ

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 これから6月の半ばごろまで、バラが次々に咲くので、とても楽しみです。パートナープランツのジギタリス、カンパニュラ、デルフィニウムクレマチスなどもバラと一緒に楽しめます。バラ園巡りも楽しみです。

 

群馬へバラを見に行って来ました !!

 群馬県前橋市にある敷島公園へバラを見に行って来ました。我が家から約150㎞、高速道路を使って車で2時間ちょっとのところにあります。連休中遠出を控えていたので、美術館もセットで出かけました。時折小雨がちらついて、ちょっと肌寒いお出かけでした。

 バラは半分ぐらいしか咲いていませんでした。全く咲いていないものもありましたが、今が見ごろというバラもあって、たくさんの人でにぎわっていました。

f:id:myuu-myuu:20170518134211j:plain↑ 入り口から見た様子   ↓ スーブニール・ドゥ・アンネフランク(フランス)

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f:id:myuu-myuu:20170518134643j:plain↑ ジャストジョイ(イギリス)  ↓ マチルダ(フランス)

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f:id:myuu-myuu:20170518134845j:plain↑ ヘンリーフォンダのスタンダード仕立て(アメリカ)

f:id:myuu-myuu:20170518135051j:plain↑ ポールノエル(フランス)  ↓ 希 望(日 本)

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f:id:myuu-myuu:20170518135438j:plain↑ マグレディースイエロー(北アイルランド)   ↓ アルキミスト(ドイツ)

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f:id:myuu-myuu:20170518135637j:plain↑ ニューウェーブ(日本)      ↓ アウグストルイーゼ(ドイツ)  

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f:id:myuu-myuu:20170518141219j:plain↑ フェルシューレン(オランダ)このバラは、葉に斑が入っています。

 

 次の3つは、イングリッシュローズです。イギリスのオースチンという人がモダンローズとオールドローズとを交配して、生まれたバラです。

f:id:myuu-myuu:20170518140126j:plain↑ グラミスキャッスル(イギリス)   ↓ アブラハムダービー(イギリス) 

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f:id:myuu-myuu:20170518140209j:plain↑ ジュードジオブスキュア(イギリス) 

 

 次の2つのバラは、オールドローズです。1867年に生まれたラ・フランスというバラの誕生を機に、それ以前のバラをオールドローズ、それ以後のバラをモダンローズと言っています。それまでバラは、春に1回しか咲かないのが普通でしたが、中国の四季咲のバラと交配することによって、大輪四季咲きのバラ(ハイブリットティローズ)が生まれたのです。その記念すべき第1号のバラがラ・フランスだったのです。     

f:id:myuu-myuu:20170518135801j:plain↑ ファンタンラトゥール(フランス)  ↓ ジプシーボーイ(ドイツ) 

f:id:myuu-myuu:20170518140836j:plain↓ ラ・フランス(フランス)

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f:id:myuu-myuu:20170518141803j:plain↑ ソレイユドール(フランス)   ↓ ロサ・フェティダペルシャ原産)

f:id:myuu-myuu:20170518141922j:plainこのロサ・フェティダをもとに初めて黄色のバラ、ソレイユドールが作出され、現在の黄バラにつながっているそうです。

f:id:myuu-myuu:20170518142307j:plain↑ グリーンローズ(ロサ・キネンシス・ビリディフロラ)中国原産

 このバラ園はオールドローズや原種のコレクションが充実しているなあと思いました。オールドローズや原種の大好きな私には、とても魅力的なバラ園でした。

「まつこの庭」は、軒下や庭のつるバラなど、まだあまり咲いていません。まだナニワイバラが盛りなぐらいですから。「まつこの庭」は、今年はちょっとバラが遅れているようです。「まつこの庭に、バラの季節がやってきたなあ。」と実感できるのには、あとちょっとかかりそうです。 

 

竹林でギンリョウソウを見つけました !!

 竹林で竹の子を折っていた夫が、ギンリョウソウを見つけました。

f:id:myuu-myuu:20170516170447j:plainギンリョウソウは、漢字で「銀竜草」と書き、透明感のある白い色をしていて、ちょうど竜が頭をもたげたような形をしていて、高さは10㎝ぐらいです。植物でありながら、全く葉緑素を持たないので、光合成はしません。地下でベニタケの仲間の菌類に寄生し、養分を貰って生きているそうです。(そのような植物のことを腐生植物というそうです。)5、6月頃に地下から茎を伸ばし、一輪の花を付けます。頭のように見えるのが、花です。花の中は、青く目のように見えるのがめしべで、周りの黄色いのがおしべです。虫が媒介して受粉し、実ができるそうです。

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我が家の竹林で初めてギンリョウソウを見たのは、10年ぐらい前です。3年ぐらい続けて同じ場所、同じ時期に見ることができたのですが、竹を大量に切ってからは、環境が変わってしまったせいか、見られなくなりました。それから2,3年して別の場所で見かけるようになりましたが、そこも大量に木を切った後は、見られなくなりました。今回、3年ぶりぐらいに、全く別の場所で見ることができました。

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f:id:myuu-myuu:20170516170408j:plain3か所に分かれて、2本、3本、8本と茎が立っていました。その周辺を探してみましたが、他には見当たりませんでした。

 ギンリョウソウはシャクジョウソウ科の多年草で、腐生植物として最も有名だそうです。別名ユウレイタケとも言い、中国では水晶蘭(スイショウラン)と言うそうです。

 ギンリョウソウは日本全国に分布し、山地のやや湿り気のある場所に生育するそうです。日本の他に、千島列島、樺太朝鮮半島、中国、台湾、インドシナビルマ、ヒマラヤなどに広く自生しているようです。

 これから毎年見られることを期待しています。

 

玄関前を模様替えしました !!

 5月の連休を過ぎると、玄関前を彩っていたパンジーやビオラ、チューリップなど、花が終わり、株も痛みました。10月から咲いているのですから、7カ月もの間、特に花の少ない冬の時期も咲き続けたのですから、株も疲れるはずです。こうなると、玄関前のプランターペチュニアカリブラコア、それらを中心にした寄せ植えなどと入れ替えて、模様替えです。ペチュニアカリブラコアは、最近交配が進み、珍しい色や形の花がどんどん出てきて、パンジーやビオラと同じように楽しみが広がってきています。花期が4月から10月と長いのもうれしいです。

<玄関の右側>

        ↓ ハンギングバスケット     ↓ ペチュニア

f:id:myuu-myuu:20170514133155j:plain真ん中の大きなプランターは左側はジギタリス、その右側はスカシユリ、下の長いプランターは、ブルーデージーや八重咲きのオステオスペルマム、スィートアリッサム。       

f:id:myuu-myuu:20170514133229j:plain↑ 上下はペチュニア、真ん中左から斑入りアカンサス・モーリス(花色ピンク)、キンギョソウ、斑入りアカンサス・モーリス(花色白)、下段左はギボウシ  

f:id:myuu-myuu:20170514133305j:plain↑ ハンギングバスケットの左はアジサイ・ディープ・パープル、右のバラはパシュミナ、下の2つはペチュニアを中心にした寄せ植え

 

<玄関の左側>

f:id:myuu-myuu:20170514133340j:plain↑ 手前のコーナーは、まだビオラキンギョソウなどが元気なので、入れ替えせずにそのままです。奥にちょっと見えるのはバラです。

f:id:myuu-myuu:20170514133420j:plain↑ 上段はペチュニアを中心にした寄せ植え、中段はペチュニア、下段は両脇はラベンダー、真ん中はワイルドストロベリー、椅子の上は斑入りワイヤープランツ

f:id:myuu-myuu:20170514133719j:plain↑ ペチュニア・セブンティーン(白にグリーンのライン、今年発売されたばかりです。)から右回りに、斑入りランタナ(黄色の花と斑入りの葉)、ミニバラ・グリーンアイス、ランタナ、リシマキア  ペチュニアの左側にちょっと見える花は名前不明。

f:id:myuu-myuu:20170514140026j:plain↑ 後ろはブルーデージー、手前左はダブルカリブラコア・レモン(黄色の八重咲き)、右はカリブラコア・カプリホワイト  

f:id:myuu-myuu:20170514140438j:plain↑手前白い花カリブラコア・カプリホワイト、右回りにリシマキア・オーレア、カリブラコア・マンゴー、ランタナ(白い花)、ペーパーデージー(黄色の花)、斑入りランタナ(黄色の小さな花の集まり)、カリブラコア・マンゴー、真ん中はマリーゴールド

f:id:myuu-myuu:20170514141133j:plain↑ ペチュニアサフィニアアート・ももいろハート  白地にピンクのハート模様がとてもかわいいです。去年発売されたものです。

f:id:myuu-myuu:20170514141358j:plain↑ ペチュニア・ナイトスカイ  紫色に星を散りばめたような模様がすてきです。今年発売されたばかりです。

 

 ペチュニアカリブラコアは、パンジーやビオラと同じように花期が長く、花がら摘みや切り戻しをこまめに行えば、霜が降りる頃まで花を楽しめます。ユリやジギタリスは、花期が短いので花が終われば、コリウスに入れ替えます。残したビオラキンギョソウもさすがに今月いっぱい持つかどうかなので、入れ替えが必要になります。

 ペチュニアカリブラコアの株が大きくなり、たくさん花が咲くのが楽しみです。

 

「まつこの庭」・春のラン

 昨日は、1日中雨でした。ひさしぶりのまとまった雨に、植物にとっては恵みの雨となりました。各地で火事が頻発していますが、乾燥した空気も、いくらか潤ったでしょうか?

 せっかくの恵みの雨だったのですが、雨で、花盛りのカモミールナガミヒナゲシなどが倒れてしまいました。連休中楽しんだオーニソガラムの白い庭も終わりになりました。傷んだ植物の処分を考えると、ちょっと憂鬱になります。気を取り直して、庭に出ることにしましょう。玄関前の模様替えもしなくちゃね。

 今回は、「まつこの庭」に咲く春のランです。冬から早春にかけて、温室の中をにぎわしたランたちも一段落して、これからの時期一休みといったところでしょうか。

f:id:myuu-myuu:20170511132557j:plain↑ カトレア・マキシマ・シンセリティ   今年カトレアの中で一番良く花が咲きました。2本の茎に合わせて15輪の花をつけました。

f:id:myuu-myuu:20170511132957j:plain↑ カトレア・マキシマ・コンカラー・ツボタ

f:id:myuu-myuu:20170511133108j:plain↑ カトレア・ラブパッション・ロングバケーション   このカトレアは、元同僚から退職記念に頂いたものです。ロングバケーションとは長期休暇のことですから、退職記念にぴったりのプレゼントです。送り主のセンスの絶妙さに脱帽です。この株は今年ちょうど10年目を迎えました。2本の茎に合わせて13輪花を付けました。こんなにたくさん花が咲いたのはもちろん、茎が2本立ったのも初めてです。

f:id:myuu-myuu:20170511133921j:plain↑ エンシクリア・コルディゲラ  濃厚な甘い香りが温室中に広がっています。

f:id:myuu-myuu:20170511134144j:plain↑ マスデバリア    ↓ リカステ・アロマティカ(シナモンの香りがします。)

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f:id:myuu-myuu:20170511134421j:plain↑ バンダ・プリンセスミカド・ブルー (昨年は2月、7月、12月の3回咲きました。今回は、初めて花を10輪付けました。)

f:id:myuu-myuu:20170511135133j:plain↑ 原種コチョウラン・シレリアナ(花径6㎝) リップ(唇弁)の形が特徴的です。

f:id:myuu-myuu:20170511135247j:plain↑ ミディコチョウラン(花径7㎝)  ↓ ミニコチョウラン(花径4㎝)

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f:id:myuu-myuu:20170511135724j:plain↑ ミニミニコチョウラン(花径3㎝)

 コチョウランは写真だけ見ると、どれも同じような大きさに見えます。大輪のコチョウランは花径10㎝を超えるものもあります。

 

 連休中遠出を控え、庭仕事をたくさんしました。ランは25鉢植え替え、花の寄せ植えは10プランター作りました。さっそくお嫁にいった(?)ものもあります。庭に侵入してくるヤッカイモノの竹の子は、300本折りました。1日がかりで福神草の掘り上げ、株分け、植え替えもしました。その他、カールドンやマリーゴールドの種まき、ランの施肥、草取り等々、我ながらよく働きました。

 昨日の雨は、ご褒美の雨のようでした。ちょっとゆっくりできました。さあ、これから、玄関前の模様替えです。    

 

福神草の植え替えをしました !!

 昨年11月の初めに、福神草の冬越しのために1株は深さ約1メートルの穴に埋めて、もう1株の鉢植えは温室に鉢のまま取り込みました。それから半年が経ちました。温室に取り込んだ鉢植えの福神草は、4本の茎の内1本は枯れてしまいました。残り3本は葉がなくなってしまいましたが、茎だけ残りました。土から出してみると球根も無事のようです。温室内なら何とか冬越しが可能だということが分かりました。

f:id:myuu-myuu:20170508172505j:plain↑ 取り込んだ時の鉢植えの株      ↓ 半年後の株(土から抜いた株)

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 穴の中に埋め込んだ福神草は、一体どうなったか、ドキドキです。穴を掘って埋めるときも大変でしたが、(福神草を譲っていただいたおじさんに言われた通り、何しろ1メートルも穴を掘らなければならなかったのですから。)掘り起こすのも一苦労です。埋めるときは、球根を穴に落とせばよかったのですが、今回は持ち上げなければなりません。持ち上げるときに少しでも楽なようにと茎を15㎝ぐらい残しておいたのですが、引っ張ったとたんに、茎は腐っていたらしくスポッと抜けてしまいました。球根を包んでおいた麻布も腐ってしまい、ボロボロです。幸い球根をしばっておいたひもは、ポリプロピレン製だったので腐らず、ひもを持って持ち上げることができました。麻縄で縛っていたら、腐っていたでしょうね。

f:id:myuu-myuu:20170508173705j:plain↑ 掘り起こした球根    ↓ 埋まっていた穴

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f:id:myuu-myuu:20170508173940j:plain↑ 左側は鉢植えの球根、右側は穴に埋めて置いた球根

 掘りあげた球根を分けなければなりません。手ではとても割ることができないので、鎌で切ることにしました。

f:id:myuu-myuu:20170508174549j:plain福神草のおじさんに、芽を確かめて5、6個に分けるようにいわれていたので、適当に5つに分けました。茎がついていたと思われる部分は腐っていて、ぬるっとしました。

f:id:myuu-myuu:20170508174841j:plain↑ 5つに分けた球根    ↓ 腐っていた部分を鎌で削ったところ

f:id:myuu-myuu:20170508175043j:plain茶色の部分は更に白い地肌が見えるまで削って、すこし乾かしました。

 5つのうち一番大きい球根と鉢植えで冬越しした球根の2つを地植えにしました。

 福神草のおじさんに聞いた通り、50㎝四方の地面を深さ30㎝ぐらいまでよく耕して、スコップ1杯の有機肥料(鶏糞とか豚糞など)と一握りの化成肥料をよく混ぜ、その上に球根を置きます。

f:id:myuu-myuu:20170508180531j:plainそして、球根がよく隠れるように、土を山形にかけ、水をたっぷりかけます。

f:id:myuu-myuu:20170508180640j:plain2番目に大きい球根は鉢植えにしました。残り3つの球根は、花友に譲るのに鉢に仮り植えしました。果たして無事芽が出るかどうかが心配です。

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 昨年の11月に冬越し準備のために切った福神草の茎を、物は試しと水や土に挿しておきました。ほとんどは腐ってしまいましたが、何本かは茎が緑色のまま冬を越しました。芽のようなものが見えますが、根は見えません。果たしてこの先どうなるのか、見守ろうと思います。

f:id:myuu-myuu:20170508182232j:plain↑ 水に挿しておいたもの     ↓ 土に挿しておいたもの

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 球根を植えてからどのくらいの期間で芽が出てくるのか、福神草のおじさんに聞くのを忘れてしまいました。私が福神草を譲ってもらった時には、すでに茎が5本ぐらい立っていて、花も咲いていたので、そのような質問すら思い至らなかったのですね。

 福神草のおじさんは、温室では冬が越せないと言ったのですが、私はダメでもともとと思って、温室に取り込んでみました。その結果、温室の中で冬越しが可能なことが分かりました。(私が温室の中に入れてはどうですか?とおじさんに質問したことに対して、無理だと答えたのは、もしかしたら、おじさんは無加温のビニールハウスのことと勘違いしたのかもしれません。)今秋から辛い辛い穴掘りをしなくて済みます。福神草を育てる上では、大きな収穫でした。

 何でも人に聞くのでなく、試行錯誤しながら育てることも大事なことですし、自分で一から育てる楽しみがあると思えば、それはそれでいいことですね。

 球根からちゃんと芽が出ることを祈っています。水や土に挿した茎についた芽から根が出ることも。うれしい報告ができるといいなあと思っています。

 

 

    

 

一足早くバラの花が咲き始めました !!

 今の時期、街中を車で走ると、黄色のモッコウバラが咲いているのを見かけます。モッコウバラは他のバラに先駆けて、4月の終わりごろから咲き始めます。残念ながら「まつこの庭」には、黄色のモッコウバラは枯れてしまってありません。白の一重咲きの香りモッコウバラはありますが、咲くのが遅いのです。その代わり、我が家のバラの先駆けのバラは、ナニワイバラです。5月に入って、やっと2,3輪咲き始めたところです。

↓ ロサ・ラエヴィガータ(ナニワイバラ) 中国の原種バラ

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 フロリバンダ(中輪四季咲き)やハイブリッド(大輪四季咲き)のバラが咲き始めるのは、5月も半ばを過ぎてからです。ところが、我が家の四季咲きのバラが、4月の終わりごろから咲き始めたのです。温室やビニールハウスに入れて置いたバラたちです。

f:id:myuu-myuu:20170505181043j:plain↑ ハイブリッド・夜来香(イエライシャン) ↓ ハイブリッド・ミスティーパープル

f:id:myuu-myuu:20170505181139j:plain↓ ハイブリッド・サイレントラブ    

f:id:myuu-myuu:20170505181215j:plain上の3つのバラは、私の好きな日本のバラの女性育種家河本純子さんのバラです。通販で3本セットで1本分の値段で買ったものです。2月に届いたので、夜だけ温室に入れ、昼間は外に出しておきました。夜来香とミスティーパープルは4月の終わりごろから咲き始めました。ブルー系のバラなので、香りが素晴らしいです。サイレントラブは、咲き始めたばかりです。

f:id:myuu-myuu:20170505181245j:plain↑ ハイブリッド・ダブルディライト   私がバラの花を好きになるきっかけとなったバラです。花色(クリーム地に赤の覆輪で咲き進むと赤一色になる。)も香りも良いことからダブルディライト (二重の喜びという意)という名前が付けられたそうです。

f:id:myuu-myuu:20170505181332j:plain↑ ポリアンサ(小輪多花性のバラ)・イエスタデイ  ツルバラとして扱われることもあります。イギリスのバラです。 

f:id:myuu-myuu:20170505181400j:plain↑ ツルバラ・ローブリッター(ドイツのバラ)

f:id:myuu-myuu:20170505181443j:plain↑ ロサ・キネンシス・オールドブラッシュ(中国の原種バラ) 花友から頂いたものです。花友の実家に昔からあったそうです。

 

 今年の冬は、バラがたくさん枯れました。ツルバラや地植えにした四季咲きのばらなど10本ぐらいです。12月には誘引して大丈夫と思ったバラもです。おそらく寒さのせいでしょう。カミキリムシが入って、弱っていたバラもあるでしょう。地植えで元気に冬を越したのは、アイスバーグ(ドイツのバラ)の枝変わりの仲間たちです。ドイツは日本より緯度が高く、冬の寒さが厳しい所で生まれたバラなので、我が家の寒い庭でも大丈夫だったのでしょう。

 これからが本格的なバラのシーズンなので、とても楽しみです。