今日はクリスマスです。キリスト教を信仰しているわけではないのですが、子どものころクリスマスは特別の日だったように思います。兄が買ってきた赤いシクラメンを飾り、家族みんなでケーキを食べるという楽しみの日でした。
クリスマスの花の中にポインセチアが加わったのはいつ頃だったのか、記憶にはないのですが、私にとってのクリスマスの花は、ポインセチアとシクラメンです。
そんなわけで、クリスマスの玄関飾りは、このようにポインセチアとシクラメンが入った飾りになります。最近はポインセチアもシクラメンも、赤に限らず、いろいろな色や咲き方のものが出てきて、花大好き人間の私には楽しみが広がっています。
↑ ジングルベル ↓ プリンセチア
↑ サーモンピンク ↓ 赤とグリーン
↑ ゴールド(最近出た新しい品種)
ポインセチアはトウダイグサ科の植物で、メキシコなど中南米原産で、寒さに弱い植物です。アメリカのメキシコ公使であったポインセットがアメリカに伝えたことにより、この名があるそうです。日本には、明治時代に伝わり、赤い葉が大酒飲みの赤い顔が特徴の伝説上の動物猩々(ショウジョウ)に例えられ、猩々木(ショウジョウボク)という和名が付けられたそうです。
クリスマスが近づくと短日処理された(ポインセチアは短日植物なので日が短くならないと葉の色が変わりません。)鉢物が出回ることから、クリスマスフラワーとも呼ばれます。
「まつこの庭」の温室で、根を降ろしたポインセチアは、例年お正月を過ぎないと赤くならないのですが、今年はどういうわけかすでに赤くなっています。
ポインセチアは上部の葉だけが色が変わります。真ん中に見える粒々が花です。まだ花は開いていません。夏越しした白のポインセチアもあるのですが、こちらはまだ色がかすかに変わり始めたばかりです。
↑ クリスタルスノー ↓ 色が変わったクリスタルスノー(昨年の写真)
ポインセチアは熱帯原産なので、寒さに弱く私の家では、温室に入れておかないと、冬越しできません。小さな鉢のポインセチアは、温室に入れておいても、枯らしてしまう事が多いです。土に根を降ろすと、想像以上に大きくなるのでビックリです。
↑ リトルマタドール(下向きフレアー咲き) ↓ ガーデンシクラメン(フリル咲き)
↑ パピヨン(2色咲き) ↓ フェアリーピコ(八重フリル咲き)
↑ バラ咲きプリムラとシクラメン・プラチナリーフ(真ん中)の寄せ鉢
↑ 夏越しして咲いたガーデンシクラメン
↑ 原種シクラメン・コーム(白花)
毎年新しいタイプのシクラメンが登場するので、新しいもの、珍しいもの大好き人間の私は、あれもこれも欲しくなってしまいます。シクラメンの自生地は地中海沿岸地方で、冬に雨が多く、それ以外は雨が少なく乾燥しているそうです。シクラメンにとって日本の夏は過酷で、夏越しが難しく、珍しいものは枯らしてしまうことが多いです。ガーデンシクラメンは比較的丈夫で、夏越しできるものも多いです。夏越しできたものが20鉢ぐらいあり、つぼみをもっているものもあるので、咲くのが楽しみです。