2月も今日で終わり。今年の2月は平均気温が観測史上2位の高さだとかで、初旬は寒波に見舞われましたが、中旬以降は暖かな日が続きました。(因みに史上1位は2024年だそうです。)今年の夏も猛暑が見込まれ、気象庁は40℃以上の日を何と呼ぶか、酷暑、超猛暑日など13の例を挙げてアンケート調査を始めたそうです。私的には酷暑かなと思います。
2月最後は、2月にまつこの庭の温室で咲いた早春のランです。多くはシンビジュームです。
↑ 和ラン・大和撫子 ↓ 和ラン・冬時雨

↑ 和ラン・夕月夜 ↓ テーブルシンビジューム・ワインシャワー

↑ 上がワインシャワー、下のオレンジ色の花は和ラン・夕霧
↑ ↓ テーブルシンビ(ジューム)・ミリオンベール

↑ テーブルシンビ・若草物語 ↓ テーブルシンビ・恋夜

↑ 枝垂れ性シンビ・湖衣姫 ↓ 枝垂れ性シンビ・フォアゴットンフルーツ

枝垂れ性シンビジュームと言うのは、自然に花茎が枝垂れる性質をもったシンビジュームです。シンビジュームは普通花茎は真っすぐか斜めに伸びますが、生産者は花の重みで斜めになった茎をワイヤーを使って真っすぐにしたり、アーチ状に曲げたりして花をキレイに見せていまが、これは自然に枝垂れて花茎を伸ばし花を咲かせます。
ちょっと変わったシンビジュームが咲いています。ちょっと目には「えー? 何これ? 変な花。」と思いますよね。




原種のシンビジューム、トラシアナムです。中国、タイ、ミャンマーの高地に自生し、岩や木に着生しています。背丈は80㎝ぐらい、独特の花形、花色、香りをもつ大型のシンビジュームで、日本に初めて持ち込まれた洋らんと言われています。今さまざまある園芸種のシンビジュームの元親になったものです。
花茎は1mぐらいあり、アーチ状に湾曲し、花径13~15㎝もある大きな花を10数輪付けます。普通のシンビジュームを見慣れた人には、形と言い、茶褐色にストライプやスポット模様の花色と言い、野性味あるインパクトを与えると思います。何と言っても香りが独特です。トラシアナムほど香りの感じ方に個人差が大きいものはないそうで、ピーチの香りという人もいれば、粕漬の匂いという人もいるそうです。私はそのどちらでもなく、どう表現してよいか分かりませんが、独特の香りとしか言いようがありません。残念ながら私にとっては好ましい香りではありません。
私の温室には花の地色が緑っぽいものとストライプが赤みがかっているものと2種類のトラシアナムがあります。ここ数年は緑っぽいものは花が見られず、残念です。
他にもこんなランが咲いています。
↑ レリオカトレア・サンタバーバラ・サンセット・ショータイム
この長い名前のレリオカトレアはカトレアとその近縁種のレリアとの交配でできた品種で、1mぐらいある長い茎にオレンジピンクの花を咲かせます。私はこの色が大好きです。
↑ ネオリスティア・ピンキー
ネオリスティア・ピンキーはミニバンダの仲間で、日本のフウランと洋ランのリンコスティリス・ギガンティアとの交配種です。フウランの血を受け継いでいるので、とても良い香りがします。赤い斑点模様はギガンティアの血を受け継いでいるようです。
ランも夏の暑さのせいで大分枯らしました。ランはもともと熱帯雨林に自生するものが多いので、冬の温度管理さえしっかりできれば、暑さは関係なく栽培できたように思うのですが、最近はちょっと変わってきていることを感じます。それでも暑さを乗り越えて花を見せてくれるラン達は何と健気なのでしょう。お花を咲かせてくれて、ありがとう。