今日は朝から雨で気温が低く、冬に戻ったような寒さです。4月とは思えぬ夏のような陽気から10℃も気温が低いと、体がなかなか思うようには対応できませんね。
今回はまつこの庭で咲いた春の山野草です。4月になって一斉に咲いたので、ブログでの紹介が間に合わないほどです。
地エビネもあるのですが、日陰のせいかまだつぼみです。
↑ タンチョウソウ(別名イワヤツデ、ユキノシタ科) ↓ イカリソウ(メギ科)
↑ アマドコロ(ユリ科) ↓ アジュガ(別名ジュウニヒトエ、シソ科)
↑ ↓ イタドリの芽生えと若葉(タデ科)
このイタドリは斑入りですが、芽生えから葉の斑の部分の色が赤 → オレンジ → ピンクとこんなに綺麗に変化するとは思いもしませんでした。もう少しすると斑の部分はクリーム色になります。
この2つはどちらもキンポウゲ科の多年草ですが、春の山野草にはキンポウゲ科の植物が多いことに気付きました。他にも
↑ ↓ ヒメリュウキンカ
などがあります。
私の庭は竹林に続いています。竹の子は出始めは珍しいので食べたり、人にあげたりするのですが、今の時期は竹の子があとからあとから出て庭に侵入して来るので、邪魔になり、折るのが大変です。竹だけでなくいろいろな野草が花を付けています。
出始めは小さい竹の子が700円、少し大きいと1000円とかの値段を付けられてスーパーで売られていて驚きますが、もっと驚いたのはウラシマソウが花木センターで1鉢1000円で売られていた事です。この写真には5本ウラシマソウが映っているので、5000円ということになりますね。
↑ キイチゴ(別名ノイチゴ、バラ科) ↓ クサソテツ(コウヤワラビ科)
キイチゴは初夏に赤い実を付け、食べられます。クサソテツは出始めの若い芽をこごみと言い、食べられます。私はクサソテツを観葉植物代わりに、庭に雑草防止に植えています。
↑ クサノオウ(ケシ科) ↓ ハルジオン(キク科、北米原産)
秋に咲くシオン(紫苑)という花がありますが、ハルジオン(春紫苑)は春に咲くシオンと言う意味です。大正時代に鑑賞植物として入って来ましたが、戦後各地に広がり、今では貧乏草の別名を与えられるほどはびこり、雑草扱いです。花は可愛いのですがね。私の庭では、雑草と言われるハルジオンのピンクとクサノオウの黄とムラサキハナナの紫が良いトリオ(?)を組んで、庭を賑やかにしています。
今日24日は、「植物学の日」です。牧野富太郎博士の誕生日に因んで制定されたそうです。牧野博士は、「この世に雑草と言う草はない。すべての草に名があり、役割がある」とおっしゃったそうですが、私の庭では雑草は大切な役割を果たす、大切な存在です。