那須塩原にあるハンターマウンテンゆりパークへ、ユリを見に行って来ました。3万坪のゲレンデに400万球のユリが咲く日本最大級のユリ園というキャッチフレーズに惹かれて、我が家から北関東道、東北道と乗り継ぎながら、約160㎞、高速を使って約2時間半かかる那須塩原へ出かけました。
家を出るときは曇りで、那須も曇りの予報でしたが、東北道へ入ると雨が降り出し、サービスエリアで休憩を取った時には、大降りになり、傘を挿してのユリ見学を覚悟しました。日塩有料道路を登り始めると雨が小降りになり、ゆりパークへ着くころには止んでいました。何という幸運でしょう。
リフトに乗って山頂まで行き、遊歩道をユリを見ながら歩いて降りるという趣向になっていました。リフトの下は、色とりどりのスカシユリとその交配種であるアジアティックハイブリッド種で埋め尽くされていました。優雅な空中散歩が楽しめました。
↑ ↓ リフトから見たユリ
リフトを降りると白樺林が開け、そこにもユリがたくさん植えられていました。
斜面を霧が這い上がってきて、白樺林を霧のベールに包みこみました。
↑ 山頂付近で見かけたヨツバヒヨドリ(フジバカマの仲間)の蜜を吸うアサギマダラ
↑ 遊歩道の途中からふもとのエントランスモールを見降ろしたところ
↑ アフリカンクイーンらしきユリ ここのユリは私が見たところスカシユリのハイブリッド種だけのようですが、(というのはスカシユりとそのハイブリッド種は上向きに花が咲きます。)このユリだけ横向きに咲いていました。横向きに咲くのは、トランペットリリーとヤマユリ系のユリの特徴です。私の庭で咲いたトランペットリリーのアフリカンクイーンに似ていたのです。
最後は、ユリの花売り場を通って外に出るようになっていました。つい私も買ってしまいました。上の写真の右下のクリーム色っぽいユリで、下の写真です。
白っぽく写ってしまいましたが、もっとアプリコット色をしています。
スカシユリとそのハイブリッド種は、わたしの庭では6月の初めごろから咲き始め、6月いっぱいぐらいで花は終わります。那須の方は、1か月半ぐらい遅れて咲くのだなあと思いました。ゲレンデのふもとの方は、全然咲いていないユリもありました。8月の半ば過ぎまで楽しめるという事でした。
雨を覚悟したのに、雨が上がり気温も20℃ぐらいで、さわやかな空気の中をゆっくりとユリを眺めながら歩くことが出来ました。とても幸せな気分でした。駐車場に戻り、車に乗り込むころには、また雨が降ってきました。なんて運がいいのでしょう。私がユリの花を見るときだけ、雨は止んでくれたのです。ますます幸せな気分になりました。
往復320㎞を一人で運転してユリを楽しませてくれた夫に感謝です。