まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ユズとフクレミカン

 このところ小春日和が続きます。

 今朝、私の家の軒下で2℃でした。大霜にはならなかったので、皇帝ダリアや皇帝ヒマワリは元気に咲いています。

 今、「まつこの庭」ではユズやフクレミカンが色付き、収穫時を迎えています。

 私の庭には、ユズの木が10本あります。半分は私が嫁いできた時にはあったので、もう40年以上は経っていると思います。木が大きくなり高い所に実を生らせているので、取ることが出来ず、毎年落ちてくるのをただ見ているだけです。

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 半分の木は比較的若いので、高枝バサミを使えば何とか取ることが出来ます。毎年花友に分けてあげて、喜ばれています。

 ユズは中国原産で、飛鳥・奈良時代には日本に入って来たそうです。ミカン類の中では最も耐寒性が強く、日本各地で古くから広く栽培されていたようです。

 「桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿18年」は、実生から実が生るまでの期間を表す言葉ですが、ユズは実がなるまで18年かかり、生長が遅いそうです。カラタチの木に接ぎ木することで数年で実が生るそうです。と、言われていますが、私の家の一番若いユズの木は実生ですが、10年ぐらいで実がなってしまいました。温室を建ててから14年目ですが、その時はユズの木はなかったはずですが、いつの間にか育って(小鳥のプレゼント?)、3年ぐらい前から実を付けるようになったのです。

 ユズは香りがよく、果汁や皮が昔から料理の調味料として使われたり、ジャムやワイン、香水などにも加工されたりしてきました。最近は洋風の料理にも使われるようになったそうです。ユズは英語でもyuzuと言うそうです。

 ハーブ研究家のベニシアさんのご主人が頭をけがして味覚障害になった時に、ユズティーハーブティーを飲んで、味覚を取り戻したそうです。ユズにはストレスを和らげる力や抗菌消炎作用があるそうです。

 

 フクレミカンは1本ですが、私が20年ぐらい前に植えたものです。

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 ユズの実は8~9㎝位ありますが、フクレミカンは4~5㎝位で小さいです。実はさほど甘くありませんがさわやかな酸味が特徴で、生食用ではなく、皮を乾燥させた陳皮が七味唐辛子の材料として使われるぐらいで、主に観賞用です。

 フクレミカンは漢字で書くと「福来蜜柑」です。名前の由来は、実が熟すと薄い皮が膨れることから「膨れ蜜柑」と呼ばれ、縁起をかついで「福来蜜柑」としたそうです。

 フクレミカンは日本書紀に記されているという日本の在来種だそうです。温州ミカンの北限と言われる筑波山麓で栽培され、特産品として筑波ミカンの別名もあります。

 今年、東京農大と茨城大の共同研究グループが、フクレミカンの果皮にダイエットやストレス予防に効果が有るという研究結果を発表したそうです。

 ユズもフクレミカンも柑橘類の持つ力は偉大ですね。

 

 私の庭には他にも食べられる木の実がいくつか色付いています。

f:id:myuu-myuu:20191116144806j:plain↑ 渋柿(吊るし柿用)  ↓ 甘柿・次郎柿

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f:id:myuu-myuu:20191116144633j:plain↑ 色付き始めたカリン    ↓ まだ色付かないキンカン

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 カキもカリンも食べないので、小鳥のご馳走になります。キンカンはまだ育て始めて間もないので、株が小さいので鉢植えにしてあります。温室の中で色付くのを待っています。