まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

つくばラン展へ行って来ました!!

 12月11日から18日まで筑波実験植物園でラン展が開かれているので、見に行って来ました。ラン展は、つくば市のランの愛好家団体の展示と植物園が保有する野生ランの展示と2通りに分かれていました。愛好家のラン展は園芸種が主なので、華やかなランが多かったです。野生ランの方は小さな花や地味な色合いのものが多かったですが、面白いものがあって興味深かったです。

 先に印象に残った野生ランの一部を紹介します。

f:id:myuu-myuu:20161217163320j:plain↑ 3つともバンダ・サンデリアナ(フィリピン原産、フィリピンの国花) 真ん中が普通種で、両脇は赤い色素が抜けた種類だそうです。このバンダは、昭和天皇即位の祝宴に飾られたそうです。

f:id:myuu-myuu:20161217163710j:plain↑ バンダ・セルレア(中国雲南省からミャンマー、ヒマラヤにかけて自生)大正天皇即位の祝宴に飾られたそうです。牧野富太郎が「ひすいらん」という雅な和名をつけたそうですが、和名にぴったりな花の色ですね。

f:id:myuu-myuu:20161217164244j:plain↑ デンドロビューム・プセウドグロメラツム(野生にしては明るくきれいな色ですね。)

f:id:myuu-myuu:20161217164418j:plain↑ プテロスティルス属 (サトイモ科のカラスビシャクに似た花を咲かせます。)

f:id:myuu-myuu:20161217164947j:plain↑ バルボフィラム・カルンクラツラ(ハエが花粉を運びます。腐ったような臭いがします。この匂いで、ハエを呼び寄せるようです。)この花の形は、まるで踊っているピエロのようです。

f:id:myuu-myuu:20161217165445j:plain↑ ラーセヴィッツラ・アマゾニカ(コロンビア・ボリビア原産)

f:id:myuu-myuu:20161217165752j:plain↑ レナンティラ・アングスティフォリア(東南アジア原産)

f:id:myuu-myuu:20161217170137j:plain↑ バルボフィラム・プルプレオラチス(アフリカ原産) 黒っぽい長い花穂がコブラに似ていることから、コブラオーキッドとも言われます。

f:id:myuu-myuu:20161217170356j:plain↑ プレうロタリス・ヴィドアタ(自生地はエクアドルらしいです。) これは何に見えますか?下から見たものですが、クリオネに似ていると思いませんか?

f:id:myuu-myuu:20161217170735j:plain↑ ドラクラ属 (吸血鬼ドラキュラのイメージで付けられたそうです。) 花の中央を見てください。何に見えますか? これは、下から見たものですが、おさるの顔に似ているので、モンキーオーキッドと言われます。

 

 この展示会場には、ボランティアガイドさんがいていろいろ説明をしてくださいました。もし、この人たちがいなかったら、ああきれいだなあとか、小さな白い花だなあとか、地味な花だなあとかの感想を持って通り過ぎてしまったと思います。クリオネや猿に見えるランは、上や横から見ただけでは、白い小さな花で人目を惹くような花ではありません。「下から覗いて見てください。」という言葉かけがあったから、新鮮な発見があったのです。それにしても、自然の中でこれらの花を発見した人は、すごいです。

「まつこの庭」・冬のランコレクション(1)

 冬のランのシーズンがやってきました。

 庭には花がなくなる時期ですが、温室の中はこれからどんどんにぎやかになっていく予定です。ランの紹介も多くなると思います。

f:id:myuu-myuu:20161214200254j:plain↑ リカステ・サンレイ    

f:id:myuu-myuu:20161214200613j:plain↑ オンシジューム・オーニトリンクム(本来は秋咲きです。今年は開花が少し遅れたようです。甘いバニラの香りがします。)

f:id:myuu-myuu:20161214200502j:plain↑ レリアカトレア・アンセプス ↓ レリアカトレア・アンセプス・ロエブリンギアナ

f:id:myuu-myuu:20161214200856j:plain  アンセプスは50センチメートル位の長い茎の先に花を咲かせます。(長いものだと1メートル位のものもあります。)普通のアンセプスの花弁は下に突き出た花弁(唇弁)の他は5枚とも大体同じ形をしていますが、ロエブリンギアナは横に伸びた花弁(側花弁)が唇弁と同じように変化している変わり咲きです。

f:id:myuu-myuu:20161214200725j:plain↑ カトレア・ツタンカーメン(実物はもっと色が赤黒いです。)

f:id:myuu-myuu:20161214201046j:plain↑ パフィオペディラム

f:id:myuu-myuu:20161214200129j:plain↑ カトレア・フェルデンシス(6月にも咲きました。ブドウの香りがしましたが、今回は香りがないようです。)

f:id:myuu-myuu:20161214201450j:plain↑ ミニコチョウラン

f:id:myuu-myuu:20161214201249j:plain↑ バンダ(今年2月、7月、12月と3回目の開花です。)

f:id:myuu-myuu:20161214201552j:plain↑↓ 原種シンビジューム・トラシアナム 

f:id:myuu-myuu:20161214201358j:plainどちらも原種シンビジュームのトラシアナムです。トラシアナムが3種類4株あり、それぞれ色や模様が少しづつ違います。2種類だけ咲きました。下のトラシアナムの方が色も濃く、模様もはっきりしています。

 トラシアナムは、中国、タイ、ビルマの高地に分布し、湿った岩や木に着生します。花茎は1メートル位斜上しアーチ状に曲がり、花を十数輪花をつけます。大型のシンビジュームなので、温室の中を狭くする原因(?)を作っています。

 

 我が家の温室のランが次々と咲くのも楽しみですが、これから各地で開かれるラン展に出かけるのも楽しみです。

とちぎ花センターへ「クリスマスを彩る花たち展」を見に行って来ました!!

 11月22日から12月25日まで、とちぎ花センターで行われている「クリスマスを彩る花たち展」を見に行って来ました。ポインセチアシクラメン、シンビジューム、クリスマスローズなどが展示されていると、花の雑誌に紹介されていたので、楽しみにして出かけました。実際は、ポインセチアシクラメンの展示でした。ちょっとがっかりしました。

f:id:myuu-myuu:20161209093836j:plain↑ とちはなちゃんドーム前のビオラのタワー

 

ポインセチア

f:id:myuu-myuu:20161209094120j:plain↑ 左:シャーベット(黄緑色) 右:モネ・アーリー(オレンジ色がかったピンク)

f:id:myuu-myuu:20161209094601j:plain           ↑ 左:シャーベット  右:ジングルベル(赤と黄色の混じったもの)

f:id:myuu-myuu:20161209095059j:plain↑ プリンセチア

f:id:myuu-myuu:20161209095244j:plain↑ 左:ウインターローズ・マーブル  右:ウインターローズ

 

シクラメン

f:id:myuu-myuu:20161209100752j:plain↑ パールホワイト

f:id:myuu-myuu:20161209095939j:plain↑クラシカルドレス(白いガクのようなものが特徴です。)

f:id:myuu-myuu:20161209100117j:plain↑ フェアリーピコ

f:id:myuu-myuu:20161209100454j:plain↑ プルマージュオレンジ

f:id:myuu-myuu:20161209100629j:plain↑ ファルバラローズ 

 

<クリスマスガーデンコーナー>

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↓ 売店の猫店長(花センターに住み着いているノラねこちゃんだそうです。)

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 帰りに時間があったので、予定外のあしかがフラワーパークへ寄ってきました。春は日本一のフジ、冬はやはり日本一のイルミネーションで有名な公園です。10数年前にフジを見に行ったことがありましたが、その時とはすっかり様変わりしていて、売店が充実しているのには驚きました。季節のポインセチアシクラメンはもちろん、宿根草などの花苗コーナーや多肉植物の豊富な品ぞろえにビックリしました。おみやげコーナーもいろいろ揃っていて、楽しかったです。イルミネーションの点灯までは2時間も待つようだったので、残念ながら見ないで帰ってきました。いずれ機会があれば、見たいなあと思いました。

 

「まつこの庭」・初冬の風景

 初冬のこの時期は、ついこの間まで庭を彩っていたサルビアやダリアなどが、霜枯れた哀れな姿をさらしていて、庭を人には見せたくないなあと思います。早くきれいにしてあげればいいのですが、なかなか手が回らず、年内に処理が終わればいいかなと思っています。

 それでも、黄色く色づいたユズやフクレミカン(福来みかん)、赤く色づいたカラスウリナンテンなどが霜枯れた庭に彩りを与えてくれています。ヒイラギやヤツデもひっそりと白い花を咲かせています。

f:id:myuu-myuu:20161204171511j:plain↑ ユズ(「まつこの庭」には、12本のユズの木があります。今年は不作の年で、半分ぐらいしか実がなりませんでした。豊作の年は、貰い手があまりありませんが、今年はみんな喜んでもらってくれます。)

f:id:myuu-myuu:20161204172008j:plain↑ フクレミカン(福来みかんと書き、「福が来る」縁起のよいみかんと言われています。七味トウガラシに入れます。食べてはそれほどおいしくありません。今年は豊作でした。)

f:id:myuu-myuu:20161204172545j:plain↑ カラスウリ(これはサクランボの木に絡みついています。庭のあちこちで見られます。「まつこの庭」では、雑草扱いですが、リースの材料としてわざわざもらっていったり、お店で売っていたりするので、ビックリです。)

f:id:myuu-myuu:20161204172946j:plain↑ ナンテン(実が見られるのは年内です。お正月の頃には、小鳥が食べてしまってなくなっていることが多いです。)

f:id:myuu-myuu:20161204173229j:plain↑ 赤実マユミ(小鳥が運んできた種から発芽して育ったマユミです。普通のマユミは実がピンク色です。ナンテンと同じに小鳥のごちそうになります。)

f:id:myuu-myuu:20161204173508j:plain↑ ヤツデ(葉が八つに分かれ、手のひらのように見えるので、この名があります。昔はよくトイレの脇に植えられたそうですが、ヤツデの実はハエを退治する毒を持っていると言われています。)

f:id:myuu-myuu:20161204173820j:plain↑ ヒイラギの花(ヒイラギの花は、モクセイ科の植物ですが、キンモクセイほど香らないので、しかも花が白く小さいので、気づかれずに花が終わることが多いようです。)

f:id:myuu-myuu:20161204174253j:plain↑ 11月24日に降った庭の雪景色(中央の木はサルスベリの木で赤く点のように見えるのは、カラスウリです。)

f:id:myuu-myuu:20161204174535j:plain↑ 紅葉したスモークツリーに積もった雪

f:id:myuu-myuu:20161204183611j:plain↑ 庭を散歩する野良猫(「まつこの庭」には5匹ぐらい野良猫がやってきます。その中でも1番の美猫(?)さんかな。シロちゃんと勝手に呼んでいます。実はオスかメスかも分かりません。)

f:id:myuu-myuu:20161204174716j:plain↑ 玄関前のクリスマスの飾り付けをしたコニファーとポインセチアの寄せ鉢

f:id:myuu-myuu:20161204174906j:plain↑ 玄関前のポインセチアとシンビジュームとシクラメン

 

 ところで、「冬至10日前」という言葉を知っていますか? 子どもの頃から母に「日が一番短いのは冬至じゃなく、冬至の10日ぐらい前なんだよ。」と聞かされてきました。学校では、昼間の時間が1番短いのが冬至と習っていたので、えっ?どういうことなのと思っていました。最近天気予報でこのことについて話をしていたので、納得できました。

 茨城県の場合は、11月の30日までは毎日1分間ぐらいずつ日没が早くなり、11月30日は16:23で、これが一番早い日没で、30日から12月12日まで日没はずっと16:23なんだそうです。今の時期が一番日没が早いというわけですね。13日は16:24でそれから少しずつ日没が遅くなり、21日の冬至の日は16:27なのだそうです。それから春分の日までどんどん遅くなるというわけです。逆に日の出は、21日の冬至の日までずっと1分ぐらいずつ遅くなるようです。

 母の言っていたことは、日没が早い(日が暮れるのが早い)という意味で「日が短い」と言っていたのであって、昼間の時間が短いのはやはり冬至の日ということなのですね。

 

「まつこの庭」・秋のランコレクション(2)

 今年も残すところあと1か月となってしまいました。黄葉していたイチョウ並木も黄色のじゅうたんになってしまいました。

 おもいのほか、冬が早くやってきたので、あわてて寒さに弱い夏の花木やサルビアなどを温室に取り込みました。温室の中はぎゅうぎゅう詰めで、今から花の時期を迎えるランたちは窮屈そうです。

 11月最後の「まつこの庭」は、秋のランです。晩秋のこの時期は、早めに咲いた冬咲きのランも混じっています。

 

f:id:myuu-myuu:20161130163628j:plain↑ カトレア・リグリイマリス   ↓ カトレア・オクトーバーファンタジー

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f:id:myuu-myuu:20161130164039j:plain↑ カトレア・ロエブリング     ↓ カトレア・ペリニー

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f:id:myuu-myuu:20161130164301j:plain↑ オンシジュームトゥインクル(濃厚な甘い香りがします。他に赤、白、ピンクなどの色もあります。)

f:id:myuu-myuu:20161130164434j:plain↑ シルフォペタラム(赤い♡型の部分が風が吹くと揺れます。)

f:id:myuu-myuu:20161130164551j:plain↑ カトレア・名前不詳     ↓ カトレア・ポーラ

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f:id:myuu-myuu:20161130164903j:plain↑ カトレア・ボウリ・アルビタ(さわやかな甘い香りがします。)

f:id:myuu-myuu:20161130164954j:plain↑ カトレア・ポーシャカニザロ(背が高く、花が咲くと90センチぐらいになります。カトレアは大体30センチ~50センチぐらいです。)

 

 冬を迎えて、ランはこれからがシーズンです。今年はシンビジュームがたくさん花芽をもったので、咲くのがとても楽しみです。

 

「まつこの庭」・秋バラコレクション

 冬が駆け足でやってきたようです。

 11月だというのに、24日の雪には驚かされました。東京では56年ぶり、茨城では31年ぶりの11月の降雪とか。しかも、東京では観測史上初の11月の積雪だったようです。

 小春日和の中でやっと咲いたと思った皇帝ダリアや宿根サルビアなどが、雪や翌日の冷え込み(ちなみに我が家の軒下で-3℃でした。)ですっかりダメになってしまいました。ガッカリです。満開の皇帝ダリアを楽しみたかったです。ダリアもかわいそう。

 今回は秋バラの紹介です。今年は長雨の影響で、あまりよく咲かず、ポツポツと1輪、2輪という具合です。雪が降っても、咲いているバラは比較的元気がいいです。つぼみのものもまだあります。それほどの冷え込みが続かなければ、咲くことができるのですが、どうでしょうか。

f:id:myuu-myuu:20161126165637j:plain↑ バーガンディアイスバーグ(ドイツのバラ) もともとは白花のアイスバーグがピンク色のブリリアントピンクアイスバーグに枝変わりし、それがさらに濃い赤のバーガンディアイスバーグに枝変わりしたものです。他にピンク色のぼかしのブラッシングアイスバーグもあります。(枝変わりというのは、同じ株に突然変異で別の色の花が咲くことです。木立性のバラがつるバラに変化することも、その逆もあります。)

f:id:myuu-myuu:20161126170349j:plain↑ ブリリアントピンクアイスバーグ   ↓ ブラッシングアイスバーグ

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f:id:myuu-myuu:20161126170650j:plain↑ アブラハム・ダービー(イギリスのバラ)

f:id:myuu-myuu:20161126170806j:plain↑ ゴールデンボーダー(フランスのバラ)

f:id:myuu-myuu:20161126171207j:plain↑ かおりかざり(日本のバラ) ↓ りくほたる(かおりかざりの枝変わり)

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↑ ロマンティックレース(フランスのバラ)アンティークレースの枝変わり

f:id:myuu-myuu:20161126172809j:plain↑ グレイス(イギリスのバラ) ↓ コーネリア(普通はアプリコット色で枝変わり)

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f:id:myuu-myuu:20161126171822j:plain↑ 玉藻ーたまも(日本のバラ)    ↓ ガブリエル(日本のバラ)

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 バラは花が美しいのはもちろんですが、花の後にできる実、ローズヒップも楽しむことができます。形や大きさもいろいろあり、赤い球形が普通ですが、楕円形のものやとっくり形などちょっと変わったものもあります。お茶にして楽しむ人もいます。

f:id:myuu-myuu:20161126173850j:plain↑ 安曇野ーあずみののローズヒップ 

f:id:myuu-myuu:20161126174143j:plain↑ ローズヒップ・センセーショナルファンタジー (ローズヒップを楽しむバラ)

 

  

 

「まつこの庭」・サルビアコレクション

 ここしばらく小春日和が続き、ゆっくりと秋の日を楽しむことができたように思います。その代わり、秋の夕暮れは「つるべ落とし」と言われるほど、日が暮れるのが早いです。庭仕事もなかなかはかどりません。

 今回は、「まつこの庭」に咲くサルビアを紹介します。

 サルビアはシソ科の植物で、オーストラリアを除く熱帯から温帯地域に約900種が分布していると言われます。日本には、ブラジルやメキシコ産、それらの交配種、日本独自の原種サルビアなどいろいろなサルビアが流通しているようです。「まつこの庭」には、約15種類ぐらいのサルビアが、初夏から晩秋まで庭を彩っています。

 サルビアというと夏の花壇の定番の赤いサルビアを思い浮かべますが、そのサルビアはスプレンデンスと言って、ブラジル原産です。ブラジルでは、草丈が1メートルにもなって木のようになり、宿根するそうです。日本では、寒さに弱いため、1年草として扱われます。「まつこの庭」では、スプレンデンスはなく、ほとんどが宿根サルビアで、色も赤、ピンク、白、ブルー、紫、黄、黒など豊富です。サルビアを咲く時期で分けると、初夏から晩秋まで咲き続けるものと秋だけ咲くものがあります。秋だけ咲くものは、寒さに弱いものが多いようです。

 

<初夏から晩秋まで咲き続けるサルビア

f:id:myuu-myuu:20161121183133j:plain↑ コクシネア 「まつこの庭」で唯一種から育つ1年草で、庭中に、しかも1シーズン中に何回もこぼれ種から発芽して花を咲かせます。ピンクの他に赤と白があります。紫色も登場して来春から出回るようです。(青い花トレニア、白い点のように見えるのは白のミズヒキソウ)

f:id:myuu-myuu:20161121174015j:plain↑ チェリーセージ・ホットリップ 寒さに強く庭で冬を越します。    

f:id:myuu-myuu:20161121174907j:plain↑ メドーセージ 青紫色の花が初夏から霜が降りるまで咲き続けます。根が球根のようになって暑さ寒さに強く、とにかく丈夫で困るほど増えます。独特の香りがあります。(薄いピンクの花はフジバカマ

f:id:myuu-myuu:20161121175459j:plain↑ ボックセージ 水色の花を咲かせ、背が高くなり、倒れやすいのが欠点です。

f:id:myuu-myuu:20161121175845j:plain↑ ラベンダーセージ 長さが50センチぐらいの紫の花穂を何本も咲かせます。

 

<秋に花を咲かせるサルビア

f:id:myuu-myuu:20161121180405j:plain↑ アキギリ(ピンクアキギリ)日本の原種サルビアと言われます。ピンクの他に、黄、紫、白のアキギリがあります。寒さに強いです。

f:id:myuu-myuu:20161121180700j:plain↑ ライムライト 緑のガクと紫の花弁が対照的な珍しい色彩のサルビアです。寒さに弱いので、屋内で冬越しします。

f:id:myuu-myuu:20161121181211j:plain↑ ピンクレウカンサ 去年あたりからお店で見かけるようになった新品種です。寒さにはやや弱いので、軒下で冬越しします。

f:id:myuu-myuu:20161121181422j:plain↑ 3色のレウカンサの寄せ植え(ガクが紫で花弁も紫、ガクが紫で葉弁が白、ガクが白で花弁がピンク)

f:id:myuu-myuu:20161121181845j:plain↑ インボルボルタ  頭頂の花だけ形が違っています。寒さに強いです。

f:id:myuu-myuu:20161121182236j:plain↑ パイナップルセージ・ゴールデンデリシャス 普通のパイナップルセージは葉が濃い緑ですが、これは葉が明るい黄緑です。葉はパイナップルの香りがします。寒さに強く庭で冬を越します。

f:id:myuu-myuu:20161121182535j:plain↑ イェローマジェスティ 高さが1メートルを超えます。寒さに弱く屋内で冬越しします。

f:id:myuu-myuu:20161121184105j:plain↑ ディスコロール 花が黒に近い濃い紫です。寒さに弱く、屋内で冬越しします。

f:id:myuu-myuu:20161121182739j:plain↑ フェニックス・ワイン  今年初めて目にして手に入れたものです。他にフェニックス・ピンクレディとフェニックス・ルージュがあります。岐阜県でスプレンデンス(1年草のサルビア)とメドーセージ宿根性サルビア)を交配して生まれた品種で、寒さにやや強い宿根性サルビアだそうですが、簡単な霜よけが必要だそうです。

 

 もうそろそろ大霜が来そうです。寒さに弱いものは、枝を切り詰めて温室にしまいます。切った枝をさし木しても、よく根がつきます。増やして花友におすそわけしたり、別の花苗と交換したりするのも、楽しいものです。