まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」の夏の花(3)

 梅雨明けからずっと猛暑が続いています。連日テレビでは「命の危険、熱中症注意」を呼び掛けています。長期予報では、8月いっぱい猛暑が続くそうです。

 この異常気象は日本だけでなく世界中で起こっているようです。夏でも涼しいはずの北欧でも猛暑、一年を通して暑いはずのアフリカのある国では低温、イギリスではもう1ヶ月以上雨が降っていないとか、中国では豪雨と少雨の地域が隣り合っているとか、いろいろな異常気象が起こっているようです。

 「まつこの庭」に1か月に1回ぐらいの頻度で訪れるおじさんが、「夏でも咲いている花があるんだねえ。ちょっとの間で景色が変わるんだねえ。」とひどく感心していましたが、途切れることなく次々と夏の花が咲いています。

f:id:myuu-myuu:20180721115454j:plain↑ ↓ タイタンビカス(アメリカフヨウとハイビスカスの交配種)

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f:id:myuu-myuu:20180721120003j:plain↑ クレオメ    ↓ 銅葉のカンナ

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f:id:myuu-myuu:20180721120257j:plain↑ アガパンサス    ↓ オシロイバナ

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f:id:myuu-myuu:20180721120533j:plain↑ ダリア(コラレット咲き)   ↓ ダリア(ポンポン咲き)

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f:id:myuu-myuu:20180721121118j:plain↑ ↓ フロックス(白とピンクの2色咲き)

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f:id:myuu-myuu:20180721121256j:plain↑ エキナセア(グリーン) ↓ エキナセア(レッド八重咲き)

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f:id:myuu-myuu:20180721121506j:plain↑ ヤブラン    ↓ ギボウシ

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f:id:myuu-myuu:20180721121730j:plain↑ ↓ 温室の中で咲くハイビスカス(原種です。)

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f:id:myuu-myuu:20180721121946j:plain↑ ノリウツギ・ライムライト  ↓ ムクゲ

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f:id:myuu-myuu:20180721122144j:plain↑ ロシアンセージ    ↓ ポーチュラカ

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f:id:myuu-myuu:20180721122458j:plain↑ ブルーサルビアとコキア   ↓ アルテラナンテラのリース

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 夏の花は開花期間が短い分だけ、次々と花を咲かせます。

 猛暑続きで水かけが大変ですが、次々と咲く花に癒されています。

花の図書館(3)「先生のお庭番」

 花の図書館の3回目は、浅井 まかて 作 の時代小説「先生のお庭番」です。

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 先生とは、アジサイやユリなどをヨーロッパに伝えたことで有名なドイツの医者シーボルトのことです。この物語は、江戸時代の終わりごろに長崎の出島にあったオランダ商館の医師であったシーボルトシーボルトはドイツ人であったが、オランド人と偽っていたようです。)と彼の薬草園のお庭番(草木や草花などの世話をする庭師)であった熊吉との4年間の交流を描いたものです。この二人にシーボルトの日本人妻お滝さんと使用人のオルソンが絡んで物語が展開していきます。

 「アジサイやユリなどをヨーロッパに伝えたことで有名なドイツの医者シーボルト」と言ってしまえば簡単ですが、この時代にアジサイやユリを生きたままヨーロッパに持ち帰ることが如何に至難の業であったかがこの本を読むと分かります。長崎からオランダ領だったバタビアジャカルタ)まで3400里、さらにバタビアからオランダまで3400里、約7カ月の船旅をしなければなりません。しかも何度も赤道を越えなければヨーロッパには到達できないのです。

 シーボルトは「この美しい日本の植物をオランダに住む母親に見せたい。」「荒涼としたヨーロッパの気候に日本の植物で潤いを与えたい。」という思いで、熊吉に植物を集めさせ、生きたままオランダに送る方法を考えさせます。熊吉はシーボルトの思いに応え、新種の植物を含めたくさんの植物を集め、送る方法を考えます。シーボルトが発見し、「オタクサ」と名付けたというアジサイも実際は熊吉が発見したようです。当時はガクアジサイが一般的で、群生するガクアジサイの中に手毬咲きのアジサイを見つけたのは熊吉でした。そのアジサイに「オタクサ」と名付けたのがシーボルトです。             

f:id:myuu-myuu:20180718122334j:plain ↑ アジサイ・オタクサ(筑波実験植物園で見たものです。)  

 シーボルトの日本人妻は滝と言い、シーボルトは「お滝さん」と呼んでいたつもりだったようですが、周りの人には「オタクサ」としか聞こえなかったようです。

 熊吉は薬草園を作る時に一つ一つの植物にあった土拵えのために木枡を作ったことを応用して、丈夫な障子紙(光を取り入れ、湿度を保つため)を張った1尺四方の木枡を作ってもらい、それに植物を植えこんで船で運んでもらおうと考えます。

 ついに桜や梅、椿などの花木、葉の美しいカエデやモミジなどの樹木、紫式部や万両、橙や蜜柑などの実物、藤や蔦、ギボウシなどの葉物、ユリ、ボタン、シャクヤク、菖蒲などの花物、アジサイは特に50株、全部で485種、1000箱の植物が船でオランダに送られました。生きて無事オランダに届いたのは260箱だったそうです。

 医術を日本に伝えるため薬草園を自前で用意し、多くの門弟に慕われる先生、日本の植物をこよなく愛する先生に魅せられ、熊吉はお庭番として知恵をしぼりながら、失敗を繰り返しながらも成長し、シーボルト先生に尽くす姿がただいじらしいと思います。シーボルトが帰国の際に持ち出し禁止の日本地図を持ち出し、多くのシーボルトの門弟に弾圧が及び、熊吉自身も厳しい取り調べを受けた時もただひたすら先生のためにと耐えるのでした。

 歴史の教科書で学んだシーボルト、雑学で知っていたヨーロッパにアジサイやユリを伝えたシーボルト、この本を読むことで今迄知っていたシーボルトの見方が少し変わったような気がします。裏に隠されたエピソードを知ることで、シーボルトを少し理解できたような気がします。

 今豪華に咲き誇るアジサイやユリを見ると、シーボルトが祖国にアジサイやユリを持ち帰った時から約200年近くの年月が経っていることに感慨を覚えます。

 

 

「まつこの庭」のユリの花

 連日猛暑が続いています。今日我が家の軒下で38℃を記録しました。熱中症に気を付けながら、朝と夕方2時間ぐらいずつ草取りや水かけをしています。この猛暑があと1週間は続くそうなので、ちょっとうんざりです。早く雨が降って欲しいです。

 今回は、「まつこの庭」で6・7月に咲いたユリの花です。

 ユリは北半球の亜熱帯から亜寒帯に分布し、約100種類が自生しているそうです。

 日本には14種の原種ユリが自生し、ヤマユリ、ササユリ、ヒメサユリ、タモトユリ、ウケユリ、スカシユリの6種が日本固有種で、エゾスカシユリクルマユリテッポウユリオニユリコオニユリ、ヒメユリ、スゲユリ、カノコユリは日本から中国大陸、朝鮮半島、台湾にかけて自生しています。

 ユリもアジサイと同様にドイツの医者シーボルトが祖国に持ち帰り、ヨーロッパ諸国に広がり、改良が加えられ、花がより大きく豪華になって里帰りした植物として有名です。

 ユリは6月頃から咲き始めますが、一番早いのがスカシユリの仲間、次にテッポウユリの仲間、7月頃にヤマユリの仲間、カノコユリの仲間、8月頃のタカサゴユリと3カ月ぐらいにわたって花を繋いでいきます。

スカシユリの仲間> スカシユリは上向きに咲きます。上から見ると花弁と花弁の間が透けて見えるのでこの名があります。花が終わると花弁が1枚1枚散ります。

f:id:myuu-myuu:20180716132330j:plain↑ ローリーポップ  ↓ ブラックアイ

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f:id:myuu-myuu:20180716132606j:plain↑ 八重スカシユリ・ファタモルガナ   ↓ ブラックチャーム

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f:id:myuu-myuu:20180716132803j:plain↑ アプリコットチャンピオン   ↓ 八重スカシユリ・イエローベリー

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f:id:myuu-myuu:20180716133107j:plain↑ ロイヤルサンセット

テッポウユリの仲間> トランペットリリーとも言います。花弁の元がくっついていて横向きに咲きます。同じ花を見て日本人は鉄砲を連想し、西洋人はトランペットを連想して、名前を付けたのがとてもおもしろいと思います。花が終わるとくっついた形で散ります。

f:id:myuu-myuu:20180716133900j:plain↑ テッポウユリ   ↓ トライアンフフェター

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↑ ランコン(中国の原種の交配種)  ↓ アフリカンクイーン

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ヤマユリの仲間・オリエンタルハイブリッドリリィ> 日本の原種ユリのヤマユリやササユリなどをもとに交配して作られた大型のユリです。

f:id:myuu-myuu:20180716140653j:plain↑ ヤマユリ    ↓ マルコポーロ(薄いピンクです。)

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f:id:myuu-myuu:20180716142121j:plain↑ テーブルダンス     ↓ カサブランカ

f:id:myuu-myuu:20180716140857j:plainオリエンタルハイブリッドリリィの中で一番有名なのがカサブランカです。約30年ほど前バブルの頃、オランダから空輸されて年末の花店で1本3000円から4000円もの値段がついて話題になったそうです。カサブランカは日本原産のカノコユリサクユリの血を受け継いでいると言われます。このカサブランカが元になって赤や黄色の大きな花の交配種も作られています。

f:id:myuu-myuu:20180716142632j:plain↑ コンカドール(黄カサブランカ)  ↓ マンボ(赤カサブランカ

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f:id:myuu-myuu:20180716142835j:plain↑ パープルカサブランカ

 最近は八重咲きのオリエンタルハイブリッドリリィが出て来ました。

f:id:myuu-myuu:20180716143030j:plain↑ ソフトミュージック   ↓ マジックスター

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f:id:myuu-myuu:20180716143218j:plain↑ スノーボード    ↓ スイートロージー

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 「まつこの庭」ではほとんどのユリを鉢植えにしています。ユリはシンクイムシやカタツムリの食害を受けやすいので、地植えにすると目が届かず、きれいに咲かせられないからです。今年はカタツムリの特効薬が手に入ったので、例年よりはきれいに咲かせられたと思います。シンクイムシは防除が難しいです。

 

「まつこの庭」の夏の花(2)

 平成最悪の被害を出した西日本豪雨から1週間、猛暑の中で被害者の捜索が続いているようです。テレビで被害の様子が映し出されると、東日本大震災や関東東北豪雨のことが思い出され胸が痛くなります。1日も早く被災地の皆さんが日常生活に戻れることを願うばかりです。

 今回は「まつこの庭」に咲く夏の花です。夏に咲く花は少ないと言いますが、「まつこの庭」は次から次へといろいろな花が咲いて賑やかです。

f:id:myuu-myuu:20180712150545j:plain↑ ヒメヒオウギズイセン  ↓ ヒメシオン(姫紫苑)

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f:id:myuu-myuu:20180712150816j:plain↑ ↓ フロックス(花魁花とも言います。)

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f:id:myuu-myuu:20180712151125j:plain↑ ↓ エキナセア

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f:id:myuu-myuu:20180712151456j:plain↑ ホソバハルシャギク  ↓ アガパンサス

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f:id:myuu-myuu:20180712151724j:plain↑ グラジオラス  ↓ ヒメヒマワリ

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f:id:myuu-myuu:20180712151958j:plain↑ モナルダ   ↓ サルスベリ

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f:id:myuu-myuu:20180712152225j:plain↑ ムラサキシキブの花  ↓ サンショウバラの実

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f:id:myuu-myuu:20180712152455j:plain↑ ホウズキの実    ↓ ツユクサの花

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f:id:myuu-myuu:20180712152746j:plain↑ バーバスカム・シックステーンキャンドルズ  ↓ カールドン

f:id:myuu-myuu:20180712152858j:plain  カールドンというのは、アーティチョークの仲間でスパニッシュアーティチョークという別名があり、アザミに似た花を咲かせます。地中海原産のキク科の植物で、高さは2~2.5メートルぐらいになります。アーティチョークと同じようにサラダにしたり、茹でたりして食用になるそうですが、アーティチョークよりトゲが多く、食用よりは観賞に向いているような気がします。カールドンは花が終わると茎が枯れてしまいますが、秋になると新芽が出て銀色の大きな葉で冬を越します。

 「まつこの庭」では、玄関前で20年ぐらい毎年花を咲かせ続け、訪れる人は必ず「この花は何ですか?」と聞くほど存在感のある植物でした。一昨年(2016年)の秋に新芽が出た後、長雨で新芽が腐り、翌年の春には新芽が出ることもなく枯れてしまいました。一昨年の秋に採った種があったので春に蒔いて育てたのですが、やっぱり昨年の秋の長雨でとろけてしまい、「まつこの庭」でカールドンを見ることは諦めかけていました。ところが、10年ぐらい前に種から育てたアーティチョークを花友にお嫁に出したのですが、その花友が株分けをして里帰りさせてくれたのです。またカールドンの花を見ることができました。種も一緒に里帰りして、20株ぐらい育っています。今年の冬を一体なん株越せるか分かりませんが、花友に感謝です。

 

「まつこの庭」のヘメロカリス

 ヘメロカリスは日本や中国原産のユリ科キスゲカンゾウを交配してできた園芸種です。デイリリーとも言われ、1日花です。

 第二次世界大戦アメリカを中心にして育種が行われ、色は白に近いものから黄、オレンジ、ピンク、赤、紫など、形や大きさも大輪、小輪、丸弁、剣弁、咲き方も一重、八重、二色、フリンジなど変化に富んだ品種が作出されています。日本でも育種が盛んにおこなわれ、毎年新しい品種が発表されているようです。

<一重咲き>

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f:id:myuu-myuu:20180709112035j:plainヘメロカリスはまだ真っ白の花は作出されていないようで、この色が比較的白に近いとされています。

<2色咲き>

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<八重咲き>

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<フリンジ咲き> 花弁の縁が波状になっています。

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<スパイダー咲き> 花弁が細くねじれています。

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 「まつこの庭」には約50株ぐらいのヘメロカリスがありますが、大輪、小輪、2色咲き、八重咲き、フリンジ咲き、2色フリンジ咲きといろいろあります。夏の間中、交替しながら咲き続けます。初夏と秋の2回咲く2季咲きのヘメロカリスもあります。宿根草なので、植えっぱなしで毎年花が楽しめるので、世話なしです。

 

「まつこの庭」の夏のラン(1)

 久しぶりに雨が降りました。草花にとっては恵みの雨です。

 大雨注意報が出ているので、単純に喜んでばかりはいられません。西日本や北日本では大きな被害が出ているのですから・・・・。

 今回は、「まつこの庭」で6月に咲いた夏のランです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20180706095739j:plain↑ パープラタ・カーネア   ↓ カーハンミア

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f:id:myuu-myuu:20180706100059j:plain↑ ロエブリング   カーハンミアによく似ていますが、ロエブリングは全体が紫色です。この花はよく秋に咲きます。夏の早い時期に咲いたのは、私の温室では初めてです。考えてみれば、この花の片親が初夏咲きのパープラタなので、夏に咲いても不思議ではありません。

f:id:myuu-myuu:20180706100625j:plain↑ パープラタ 一部分をカタツムリに食害されてしまいました。

f:id:myuu-myuu:20180706101018j:plain↑ インターグロッサ     ↓ ミカワブーケ

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コチョウラン

f:id:myuu-myuu:20180706102021j:plain↑ ミディコチョウラン・ドリタエランラン  ↓ ミディコチョウラン・レジー

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f:id:myuu-myuu:20180706102347j:plain↑ ミディコチョウラン・ビッグリップ  ランの花は花弁が6枚あるように見えますが、下の3枚はガクです。上の3枚が花弁になりますが、3枚のうち下側の花弁は形が他の2枚と違っていて唇のように見えることから唇弁(リップ)といいます。このビッグリップは唇弁が大きく他の2枚の花弁と同じような形をしているのが特徴です。

<デンドロビューム>

f:id:myuu-myuu:20180706103334j:plain↑ セクンダム・アルバ  東南アジア原産で普通のセクンダムは濃いピンク色で、小さい花を密に付けます。大きいものだと背丈1m、花の長さも20㎝ぐらいになるそうです。このセクンダムは花色が白で、花の長さは10㎝ぐらいです。

<ホヤ(サクララン)の仲間>

 温室の中で5月頃から咲き始めました。すぐ花の終わったものもありますが、咲き続けているもの、新たに咲いた別の種類のものもあります。

f:id:myuu-myuu:20180706104703j:plain↑ ↓ カルノーサ (カルノーサのスタンダードな種類です。)

f:id:myuu-myuu:20180706104849j:plainこの前咲いたのは、カルノーサ・コンパクタで、こんな花でこんな葉でした。

f:id:myuu-myuu:20180706105146j:plain葉が巻いていて、花の色はほとんど変わりませんが、花全体が小さめでした。

f:id:myuu-myuu:20180706105510j:plain↑ ↓ ホイシュケリアナ  これ以上外側の花弁は開きません。

f:id:myuu-myuu:20180706105803j:plain1つの花の大きさは5㎜ぐらいしかなく、花も5~8個ぐらいしか固まって咲かないので、花全体の大きさも1.5~2㎝ぐらいにしかなりません。つるの節々に花をたくさん付けてもあまり目立ちません。この花は黄色ですが、オレンジ色やピンク色もあるそうです。

f:id:myuu-myuu:20180706110510j:plain↑ ↓ クミンギアナ  黄緑色に赤い星模様で、花径は8㎜ぐらいです。

f:id:myuu-myuu:20180706110757j:plain花弁の端が反り返るのが特徴です。この花は斜めに伸びた長い茎に下向きに花を付けるので、茎を持ち上げないと花を見ることができません。

 夏咲きのランはあまりないので、温室の中は夏の間ちょっと寂しげです。木立ベゴニアやホヤが彩りを添えてくれると思います。

 

「まつこの庭」の夏の花(1)

 連日猛暑が続き、しばらく雨も降らずで、毎日汗だくで水かけをしています。

 「まつこの庭」では、6月から真夏の花が咲いています。最近は、花の咲く順番などお構いなしにどんどん咲いています。「えっ!もう咲いたの?」の連続です。

f:id:myuu-myuu:20180704103525j:plain↑ インドハマユウ    ↓ ヤブカンゾウ

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f:id:myuu-myuu:20180704103723j:plain↑ ヤブミョウガ  ↓ アカンサスモーリス・タスマニアエンジェル

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f:id:myuu-myuu:20180704104216j:plain↑ ↓ ヘメロカリス

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f:id:myuu-myuu:20180704104404j:plain↑ 半八重咲きユリ    ↓ 八重咲きユリ・ソフトミュージック

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f:id:myuu-myuu:20180704104611j:plain↑ デコラ咲きダリア   ↓ カクタス咲きダリア

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f:id:myuu-myuu:20180704104849j:plain↑ ↓ キキョウ

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f:id:myuu-myuu:20180704105017j:plain↑ ↓  エキナセア

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f:id:myuu-myuu:20180704105215j:plain↑ フロックス  ↓ クレオメ

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f:id:myuu-myuu:20180704105401j:plain↑ オシロイバナ  ↓ アメリノウゼンカズラ

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f:id:myuu-myuu:20180704105606j:plain↑ ルドベキア(手前)とジニア(向こう側) 

f:id:myuu-myuu:20180704105733j:plain↑ サンパチェンスにとまるクロアゲハ

 明日からは雨の予報なので、草花も私もホッと一息つけそうです。