まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

銀竜草(ギンリョウソウ)が今年も咲きました ❣❣

 5月の連休が終わるとタケノコ掘りの業者は引き揚げます。その頃からが1番タケノコが出るようになるのですが、タケノコの値段が下がり、商売にならないからです。そうなると竹林から庭に侵入してくるタケノコ退治が始まります。週に100本、200本と折ります。

 竹林の通路に出て来たタケノコを折っている時に、ギンリョウソウを見つけました。

 ギンリョウソウという名前はあまり聞き慣れないと思います。こんな植物です。

f:id:myuu-myuu:20200516134322j:plain ギンリョウソウは漢字で「銀竜草」と書き、透明感のある白い色をしていて、ちょうど竜が首をもたげたような形をしていて、茎には鱗片状の白い葉がついていることからこの名があります。別名ユウレイタケ、中国では水晶蘭と言われるそうですが、薄暗い竹林の中で見ると、この名が頷けます。

 植物でありながら葉緑素を持たないので、光合成ができません。地下でベニタケの仲間の菌類に寄生し、養分を貰って生きているそうです。そのような植物を腐生植物といい、ギンリョウソウはその代表的な植物だそうです。

 5、6月頃地下から5~15㎝ぐらいの茎を伸ばし、一輪の花を付けます。私の竹林にギンリョウソウが現われるのは例年5月の半ばごろで、背丈は5,6㎝位です。とても小さいので、写真もうまく撮れませんでした。頭のように見えるのが花です。花は筒形で花弁の先が3~5裂しています。花の中を覗くと、

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f:id:myuu-myuu:20200516140052j:plain青く目のように見えるのがめしべで、周りの黄色いものがおしべで、10本あるそうです。マルハナバチなどの虫が媒介して受粉し、実ができ、この実をモリチャバネゴキブリが食べて、種を散布するそうです。

 我が家の竹林で初めてギンリョウソウを見たのは、12,3年ぐらい前です。3年ぐらい続けて同じ場所で見られたのですが、大量に竹を切ってからは環境が変わったせいか、見られなくなりました。ギンリョウソウは暗い場所を好むのかもしれません。それから2,3年して別の場所で見かけるようになり、また大量に竹を切ると見られなくなりを繰り返しています。今の場所で見られるようになったのは昨年で、今年も見られました。

 昨年に比べると本数が少なくなっていて、2カ所で、2本と3本で、5本です。付近を調べたのですが、他には見当たりませんでした。

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 ギンリョウソウは日本全国に分布し、山地のやや湿り気のある腐植土の多い場所に生育するそうです。日本の他に千島列島、樺太朝鮮半島、中国、台湾、インドシナミャンマー、ヒマラヤなど広く自生しているそうです。

 我が家の竹林はギンリョウソウにとって住み心地の良い場所のようです。またそろそろ竹を大量に伐採する時期に当たるので、また見られなくなるかもしれません。

原種のバラ

 昨日、3カ月に1回の定期健診に病院へ行って来ました。コロナの感染リスクが高いと言われながらも、持病のある身としては薬を貰うのに避けては通れません。茨城はこのところ感染者0の日が続いているので、思い切って出かけました。駐車場は一杯でしたが、待合室は人が少なく、おや?と思ったら、皆車の中で待っていたようです。検査結果が出るまでの1時間車で待機しましたが、午前中は曇っていたのでまだよかったのですが、晴れていたら熱中症の心配があったなあと思いました。

 4月からずっと週に2回のスーパー以外は何処にも出かけなかったので、久しぶりのほんの少しの遠出でキリの花が咲いていているのを見て、「ああ今年は山フジを見なかったなあ。いつの間にかキリの花が咲く季節になっていたのね。」と気がつきました。生活範囲が自分の庭と家とスーパーへの往復の道だけだったのですから、無理もありません。車で走りながら山々の変化が見られる日常が早く戻ってきて欲しいです。

 今回は、まつこの庭で咲くバラたちです。特に原種と言われるバラが咲き始めています。ほとんどが一重の1季咲きで花弁がひらひらとして優しい感じの花です。世界には、自然交雑種を含めて200以上の原種があると言われています。このうち現代バラの親となったものは10種類ほどと言われています。日本の原種バラでは、ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスで、ツルバラや房咲きに影響を与えたと言われています。

f:id:myuu-myuu:20200513140612j:plain↑ ナニワイバラ(中国原産)    ↓ ハトヤバラ(ナニワイバラの色変わり種)

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f:id:myuu-myuu:20200513140902j:plain↑ 枝垂れ梅を這い上って咲くシロモッコウバラ(小花)とナニワイバラ

f:id:myuu-myuu:20200513141322j:plain↑ ピンクノイバラ(日本原産)白く見えますが、かすかにピンク色を帯びています。

f:id:myuu-myuu:20200513141633j:plain↑ ↓ カラフトイバラ(中国原産)

f:id:myuu-myuu:20200513141821j:plain カラフトイバラは中国東部、朝鮮半島北部、日本、樺太を含むシベリアからアラスカまで広く分布し、日本では北海道の高山と本州中央部の長野・群馬に自生しているそうです。別名ヤマハマナスとも言いますが、葉はハマナスより細いです。

f:id:myuu-myuu:20200513141920j:plain↑ ↓ サンショウバラ(日本原産)

f:id:myuu-myuu:20200513142020j:plain 葉がサンショウの葉に似ているので、この名があります。富士箱根地域に自生するので、ハコネバラの別名もあります。中国でも見られるそうです。

f:id:myuu-myuu:20200513142234j:plain↑ 八重咲きサンショウバラ・羽衣(はごろも)  サンショウバラの八重咲き種です。花弁の色も少しピンク色が濃いです。

f:id:myuu-myuu:20200513142628j:plain↑ 白八重咲きハマナス(日本、朝鮮半島カムチャッカ半島原産) 北海道、本州北部の砂地に自生し、茨城県が南限と言われています。

f:id:myuu-myuu:20200513143103j:plain↑ オールドブラッシュ(中国原産) 原種は1季咲きが多いのですが、これは四季咲きです。ヨーロッパに渡り、現代の四季咲きバラのもととなったバラです。

f:id:myuu-myuu:20200513143432j:plain↑ 中国のバラ・名前不明  昨年大子のバラ園を訪れた時に購入したものです。園主が近所の農家さんの庭に古くから咲いていたバラを頂いて挿し木したもので、名前は分からないということでした。購入時は株が大きかったのですが、花は咲いていませんでした。秋にも花は咲きませんでした。図鑑で調べたところ、中国原産で1季咲きのマイカイのような気がします。

 原種バラの他にもいくつかオールドローズや園芸種(現代)のバラが咲いています。

 オールドローズと言うのは、現代バラの第1号、ラ・フランスが作出された1867年以前に存在した原種以外のバラのことを指します。        

f:id:myuu-myuu:20200513145638j:plain↑ ルイ14世(フランスのバラ)   ↓ スミスズパリッシュ(ファイブカラーズ)

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f:id:myuu-myuu:20200513145902j:plain1株で赤、白、ピンク、それらの色の絞りなど5種類の花が咲くと言われています。ピンク花や白とピンクの絞りは咲きますが、まだ赤が咲いたのを見た事がありません。

 ラ・フランス以降のバラを現代バラと言います。普通、バラというと特別断わりが無いかぎり、現代のバラのことを指すようです。

f:id:myuu-myuu:20200513151656j:plain↑ ↓ ふれ太鼓    ↓ 真宙(まそら)

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f:id:myuu-myuu:20200513152006j:plain↑ かおりかざり  ↓ バビロンアイズ・サンシャイン

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f:id:myuu-myuu:20200513152223j:plain↓ ↓ アイズ・フォー・ユー(イギリスのバラ)

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f:id:myuu-myuu:20200513152741j:plain↑ ↓ ベビーロマンティカ(フランスのバラ)

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 母の日から少し遅れて夫から母の日のプレゼントを貰いました。ブルー・バユーです。優しいブルーの色が気に入りました。

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f:id:myuu-myuu:20200513154404j:plain つぼみがまだたくさんあるので、しばらく楽しめそうです。

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 私がバラに夢中になったのは、仕事を辞めてからで、10年ぐらい前です。それまでラン一筋だったのですが、バラに手を出してからランが咲かなくなりました。ランの世話まで手が回らなくなったのですね。バラもたくさん枯らし、思った以上に手がかかる事から、少しバラから離れるようになりました。ランも少しずつ回復してきているようで、3鉢に1鉢ぐらい花を咲かせるようになりました。バラもランも今有るものを大事にしてもう増やさないようにしようと思っています。そうは思っても、お買い得品などを見つけるとつい手が出てしまうんですよね。困ったものです。



 

 

初夏のまつこの庭

 今日は真夏のように暑かったです。暦の上では夏ですから、無理もありません。沖縄は梅雨に入ったそうです。

 今、まつこの庭は春から夏へと植物が入れ替わる時期で、勢いを増した雑草と共に春や夏のさまざまな草花が咲き乱れています。連休中楽しめたオーニソガラムの白い庭は、カモミールの白い庭へと変わりました。こぼれ種から増えたカモミールが庭のあちこちに群落を作っています。

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f:id:myuu-myuu:20200511171634j:plain↑ カモミールナガミヒナゲシ(オレンジの花)

f:id:myuu-myuu:20200511172216j:plain↑ シャスターデージー   ↓ ラナンキュラス・ゴールドコイン

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f:id:myuu-myuu:20200511172559j:plain↑ ハルジオン     ↓ ハルジオンとクサソテツ

f:id:myuu-myuu:20200511172655j:plain ハルジオンは漢字で春紫苑と書きます。秋に咲くシオン(紫苑)に対して春に咲く紫苑と言う意味で名付けられたそうです。今年のハルジオンの花はいつになくピンク色が濃いように思います。

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↑ ↓ ジエビネ

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f:id:myuu-myuu:20200511173306j:plain↑ ↓ オダマキ

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f:id:myuu-myuu:20200511173613j:plain↑ エルサレムセージ    ↓ ネモフィラ

f:id:myuu-myuu:20200511174913j:plain ネモフィラが思いの外花期が長いので少しビックリです。花は小さくなりましたが、まだまだ咲きそうです。

f:id:myuu-myuu:20200511173847j:plain↑ ↓ イチゴ・ラブベリーの花と実

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f:id:myuu-myuu:20200511174348j:plain↑ ↓ イチゴ・ローズベリーレッドの花と実

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f:id:myuu-myuu:20200511180300j:plain↑ ツバキ・タマビーノ   ↓ ツバキ・キティ

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f:id:myuu-myuu:20200511180643j:plain↑ ツバキ・コガネユリ  ↓ ツバキ・かぎろい

f:id:myuu-myuu:20200511180808j:plain どちらも白に見えますが、淡い黄色の椿です。

f:id:myuu-myuu:20200511181532j:plain↑ ツツジ(名前不明)  ↓ ベニカナメの花

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 5月の連休に温室の中で冬越しをしていた夏の植物を外に出しました。中には無事冬を越しただけでなく、花を咲かせたものもありました。

f:id:myuu-myuu:20200511175353j:plain↑ スーパーサルビア・スカーレット  ↓ スーパーサルビア・パープル

f:id:myuu-myuu:20200511175503j:plain スーパーサルビアは普通のサルビアに比べて丈夫だとは聞きましたが、これほどとは思いませんでした。2年目もたくさん花を咲かせて欲しいです。
f:id:myuu-myuu:20200511174650j:plain↑ ↓ ガーベラ

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f:id:myuu-myuu:20200511174831j:plain↑ ガーベラ   ↓ 冬アジサイ

f:id:myuu-myuu:20200511175928j:plain 去年購入した時は2月に咲いていましたが、温室に入れておいても開花は今頃です。温室で咲かせたアジサイが母の日に大量に出回りますが、これでは普通のアジサイと変わりませんね。

 温室で冬越ししていた大量の福神草の球根も1週間かけて全部出し終わりました。去年は花友がたくさん手伝いに来てくれて、にぎやかに短時間で済みましたが、今年はコロナのことを考えてお手伝いを頼まなかったので、一人で少しずつ出して植え替えをしました。鉢は大小15鉢、地植えは大小20株ぐらい植え付けました。花友のところへ嫁いで、里帰りしていた株も帰れず、植え替えをして帰れる日を待っています。5月の終わりごろから6月の初めごろには芽を出すと思います。その頃までには、コロナも出口が見えるといいなと思います。

 

ホヤがまた咲きました ❣❣

 私の住む茨城はここ3日続けてコロナウイルス感染者が出ていません。この調子なら・・・・・と期待してしまいます。しかし気を緩めることがまた感染を拡大することに繋がるので、これまで通りの生活を続けようと思います。

 

 今回は、まつこの庭の温室で咲いているホヤです。3月の終わり頃に2種類のホヤが咲いている事を紹介しましたが、1か月以上次々と花を咲かせ続けています。

f:id:myuu-myuu:20200509131046j:plain↑ カルノーサ・パープル  花径が7㎝ぐらいで、この株は5個目の花です。1番初めに咲いた花より赤みがかっているような気がします。

f:id:myuu-myuu:20200509140006j:plain↑ 3月のカルノーサ・パープル  まだつぼみがあるのでまだまだ楽しめそうです。

f:id:myuu-myuu:20200509131705j:plain↑ ラクノーサ  花径は3~4㎝位で、常に10個ぐらい花を咲かせています。

 3月の終わり頃つぼみだった別の品種が咲き始めました。5種類です。f:id:myuu-myuu:20200509132058j:plain↑ カリストフィラ  花径は5㎝ぐらいです。他のホヤは1つの小花の花茎が長いのですが、これは短いので花と花が重なってしまい、1つ1つの小花の形がよく分かりません。初めての花なので、このホヤの特徴なのかどうかもよく分かりません。

f:id:myuu-myuu:20200509133058j:plain↑ カルノーサ  サクラランという別名をもつのが、このカルノーサです。淡いピンク色の花を咲かせるので、サクラランの名があります。温室の中の方で咲いたので、本来の色より薄いです。カルノーサ・パープルはカルノーサの変種で花色が違います。

f:id:myuu-myuu:20200509133813j:plain↑ プビカリクス  株がまだ小さいのに、ツルが長く伸び大きな花を咲かせたので、ビックリです。この種類の花を見たのは初めてですが、30個位の小花がきれいに並んで半円球を描いています。カルノーサ・パープルの花の色によく似ています。

f:id:myuu-myuu:20200509134429j:plain↑ ↓ プビカリクス・ロイヤルハワイアンパープル

f:id:myuu-myuu:20200509134537j:plain プビカリクス・ロイヤルハワイアンパープルはプビカリクスの変種で色違いです。下の写真は直射日光が当たっているものです。色の表現が難しいです。

 開き始めの花を見ると、

f:id:myuu-myuu:20200509134333j:plain小花の真ん中の星型のものが花で、周りのやはり星型のものがガクと思われます。真ん中の花は赤ですが、ガクは灰色がかった紫色というような感じの色としか表現できない不思議な色です。花の形はプビカリクスよりは、カルノーサに似ているような気がします。

f:id:myuu-myuu:20200509141054j:plain↑ ↓ リモニアカ

f:id:myuu-myuu:20200509140947j:plain 天井の上の方までツルを伸ばして咲いているのでうまく写真が撮れませんでした。花径が5㎝ぐらいで全体的に黄色の花です。真ん中の花の赤い模様がカルノーサに似ています。

 温室の中ではあといくつか別の種類がつぼみをつけています。どんな花が咲くか楽しみです。

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クローバーの仲間

 5月6日までだった緊急事態宣言が5月いっぱい延期になりました。まだまだ外出自粛が続きそうです。庭の花はコロナに関係なく次々と花を咲かせてくれます。それが今の一番の慰めで、楽しみです。今日は雨、連日夏のような天気が続いたので、花にとっては恵みの雨となったことでしょう。

 私の庭では今、いろいろなクローバーが花を咲かせ始めています。

 一番の真っ盛りは黄色のクローバーです。

f:id:myuu-myuu:20200506102526j:plain 花径が1㎝位の小さな花を咲かせます。ラベルには「クスダマクローバー」、「ラッキークローバー」、「幸せの黄色いクローバー」というたくさんの名前が書かれています。「幸せの黄色いハンカチーフ」をもじったと思われる名前ですね。この花によく似た花を公園や道路脇などで見かけます。花径は半分ぐらいでヨーロッパ原産の帰化植物で、コメツブツメクサと言いますが、おそらくそれの花が大きい選抜種ではないかと思います。

 他のクローバーは多年草ですが、このクローバーは1年草でこぼれ種で増えます。去年寄せ植えに使ったので、それからこぼれてあちこちで育ったのでしょう。

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 普通クローバーと言うとシロツメクサを指します。

f:id:myuu-myuu:20200506104935j:plain ヨーロッパ、北アフリカ原産で、葉が3枚で長い花茎を伸ばし、白い小さな蝶型の花がたくさん集まって球状の花を咲かせます。幕末の頃、オランダから送られてきたガラス器の間に緩衝材として詰められていたことから「詰め草」と呼ばれるようになったそうです。

 クローバーの葉は普通3枚ですが、4枚のものが混じっている事があります。

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 クローバーの3つの葉は、「希望」「信仰」「愛情」を表し、4枚目の葉は「幸福」のシンボルとされているそうです。自然界では、四つ葉のクローバーの出現確率は何と10万分の1と言われているそうですから、四つ葉のクローバーは貴重なのですね。

 ところが「本物の四つ葉のクローバー」というラベルがついたクローバーが売っていたので、ビックリです。

f:id:myuu-myuu:20200506111108j:plain このクローバーの葉は、3つ葉はなくてすべてが4つ葉か5つ葉なのです。6つ葉も混じっていますが・・・・・。どうやってこの4つ葉だけのクローバーを作ったのか考えるとちょっと怖くなります。

 シロツメクサに対してアカツメクサと言うクローバーもあります。

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f:id:myuu-myuu:20200506112859j:plain アカツメクサはヨーロッパ原産で、日本には牧草として入って来て、各地で野生化しているようです。私の庭には、何かの草花の鉢と一緒に紛れてやってきたようです。花が赤いだけでなく、背丈が高く、葉の形や花の咲き方が違います。小さな蝶型の花が密集して咲くのは同じですが、茎を伸ばさず葉の上に花を咲かせることや花の形が少し長くなります。


 クローバーの花と言うと普通は小さな蝶型の花が密集して球状の花を付けますが、ブルークローバーは変わっていて、蝶型の花をたった1つだけ付けます。

f:id:myuu-myuu:20200506111551j:plain 中国西部からヒマラヤ、東アフリカの標高1000m以上の冷涼な土地の原産で、しかも水辺や湿地など乾燥しない土地を好むそうです。シャムロックピーの別名もあります。私の庭は湿り気が多いので、このクローバーは大分お気に入りのようで、かなり広範囲に地面を覆うほど増えたのですが、1昨年の夏、雨が少なかったせいかほとんど全滅してしまいました。花友のところから里帰りしたり、手に入れる機会があったりして、また少しずつ増えているところです。また青いじゅうたんを見られるのではないかと期待しています。

 他にもクローバーには葉色の変わったものがたくさん出回っています。

f:id:myuu-myuu:20200506114334j:plain 黒葉クローバーと言われるもので、実際はもっと黒っぽいです。花はまだ咲いていません。

f:id:myuu-myuu:20200506114520j:plain 薄緑色の斑が入り、花は白です。

f:id:myuu-myuu:20200506114447j:plain 薄緑色の斑の他に赤い斑も入っています。花はまだ咲いていません。

f:id:myuu-myuu:20200506114902j:plain 葉は緑と赤で花は赤です。

f:id:myuu-myuu:20200506115022j:plain 全体が赤ですが濃淡になっています。花は咲いていませんが、おそらく赤でしょう。

 

 去年の初夏に群馬の中之条公園へバラを見に行った時に、このカラフルなクローバーがバラの下草として使われているのを見ました。クローバーは背丈が10~20㎝ぐらいなので、バラの邪魔をしなくて雑草防止になってよいのではないかと思います。

 

バラの季節がやって来ました ❣❣

 暖冬暖冬と言われ早めにバラのつぼみは見えたのですが、4月の朝夕の冷え込みのせいでつぼみのまま足踏みをしていました。5月になってから連日6月の様な陽気になったせいか、バラたちが開花を始めました。まだ咲いているのは、2、3輪ですが、やっとバラの季節の到来です。例年より1週間位遅れている感じがします。

 先日お伝えしたように我が家の庭のトップバッターはハトヤバラでした。

f:id:myuu-myuu:20200504095932j:plain↑ ↓ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)中国原産

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 ハトヤバラはナニワイバラの色代わりの紅花種と言われています。ナニワイバラに比べると耐寒性が劣り、冬は落葉します。

f:id:myuu-myuu:20200504100336j:plain↑ ナニワイバラ(中国原産)    ↓ ナニワイバラのつぼみ

f:id:myuu-myuu:20200504100626j:plain ナニワイバラは白い大きな花が魅力ですが、とにかく強健で、茎が太く、鋭いトゲがあり、冬も葉が残り、生長力旺盛です。ちょっとでも手を抜くと手に負えなくなります。その点、ハトヤバラは茎も細く、トゲもそれほど鋭くなく、色と合わせて優しい感じがします。

f:id:myuu-myuu:20200504100909j:plain↑ ↓ 八重咲き白モッコウバラ(中国原産)

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f:id:myuu-myuu:20200504100834j:plain モッコウバラというと黄モッコウバラが多くの家では植えられていると思いますが、私の家では以前黄モッコウバラもあったのですが、カミキリムシの食害で枯れてしまい、白の八重咲きモッコウバラです。この白モッコウバラはナニワイバラと共に枝垂れ梅に這い上って花を咲かせています。モッコウバラはトゲがないバラですが、その這い上がる力には驚きます。

f:id:myuu-myuu:20200504101148j:plain↑ オールドブラッシュ(中国原産) 四季咲きのバラとして中国からヨーロッパに初めて導入されたバラで、それまで1季咲きが主流だったヨーロッパのバラに大きな影響を与えたバラとして有名です。原種バラのほとんどが春だけ咲く1季咲きがですが、このバラは原種ながら四季咲きの特徴を持っています。

f:id:myuu-myuu:20200504101018j:plain↑ ピンクノイバラ(日本原産) ノイバラは普通白色で、日本、韓国が原産ですが、日本各地に自生しています。これはピンク色がかった花を咲かせます。ノイバラはトゲがなく、バラの繁殖のための台木に使われます。また、ヨーロッパに伝わり、ツルバラに大きな影響を与えたバラとして有名です。

 原種だけでなく、園芸種も少し咲き始めています。

f:id:myuu-myuu:20200504101259j:plain↑ ボレロ(フランスのバラ)本来はもっとピンク色なのですが、白っぽく咲きました。普通はボタンアイ(真ん中の緑色)はないと思うのですが、1番花のせいでしょうか。1番花はきちんとした形で咲かない事が多いので・・・・・。

f:id:myuu-myuu:20200504101119j:plain↑ 真宙(まそら) 日本のバラで、私の大好きなアプリコット色です。咲き進むとまた違う表情を見せます。

f:id:myuu-myuu:20200504101226j:plain↑ ブルームーンストーン(日本のバラ) 私の大好きな河野順子さんのバラです。河野さんのバラは優しい花色、姿が魅力ですが、とにかく気難しいバラで、上手に育てることができず、株もなかなか大きくなりません。1番花のせいもあるかもしれませんが、本来の色がうまく出ていません。

f:id:myuu-myuu:20200504101049j:plain↑ ツルバラ・ふれ太鼓(日本のバラ) 咲き始めは黄色で、咲き進むとオレンジ色になり、1株で黄色とオレンジが一緒に楽しめます。四季咲きですが、つるはあまり伸びません。

 バラの季節は始まったばかりです。つぼみが大きく膨らみ、出番を待っています。

f:id:myuu-myuu:20200504101333j:plain↑ ツルバラ・群星(グンセイ)   ↓ ベビーロマンティカ

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今日は八十八夜

 今日は雑節の一つ八十八夜です。雑節というのは、二十四節気五節句など中国から伝わった暦では日本の実際の季節には半月位のずれがあるので、日本の生活文化、特に農作業の必要から生まれた日本独自の暦です。

 八十八夜は立春から数えて88日目にあたり、例年は5月2日ですが、今年は閏年なので、5月1日になります。今朝、私の家の軒下で最低気温が10℃でした。

 「八十八夜の別れ霜」と言われるように、この頃から霜が降りなくなり、日に日に夏めいて来ます。八十八を組み合わせると「米」という字になり、農家では稲の種まきなど農作業が本格的に始まります。またこの時期は、文部省唱歌でお馴染みの「夏も近づく八十八夜~」で始まる茶摘みの時期にもなります。私が嫁いできたころは、私の家でもお茶摘みをして自家製のお茶を作っていました。実家の母や妹が手伝いに来て、にぎやかにお茶摘みをしたことが思い出されます。

 今、「まつこの庭」は春の終わりの花から初夏の花へと移り変わろうとしている時で、さまざまな花が咲いています。

f:id:myuu-myuu:20200501103702j:plain↑ ↓ 真っ盛りのシャガ

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 白の庭もオーニソガラムの花がたくさん咲き、1週間前より一層白くなりました。

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f:id:myuu-myuu:20200501104109j:plain あと1週間位、ゴールデンウイーク中は白の庭を楽しめそうです。

<花木>

f:id:myuu-myuu:20200501104647j:plain↑ 紫木蓮(シモクレン)  ↓ サクラ・旭山

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f:id:myuu-myuu:20200501105003j:plain↑ ↓ 咲き分けツバキ(名前不明)

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f:id:myuu-myuu:20200501105205j:plain↑ ↓ 落葉性八重咲きツツジ(名前不明)

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f:id:myuu-myuu:20200501105453j:plain↑ サンショウの花   ↓ ライラック

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山野草

f:id:myuu-myuu:20200501105814j:plain↑ ↓ サクラソウ

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f:id:myuu-myuu:20200501105926j:plain↑ ↓ サクラソウ

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f:id:myuu-myuu:20200501110040j:plain↑ サクラソウ  

f:id:myuu-myuu:20200501110153j:plain↑ 半八重咲き(アネモネ咲き)ヒメリュウキンカ  ↓ 半八重咲きイチリンウ 

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f:id:myuu-myuu:20200501110506j:plain↑ ↓ ウラシマソウ

f:id:myuu-myuu:20200501110533j:plain 花弁(実は苞と呼ばれる)の一部が長く伸びて糸のように垂れ下がることから浦島太郎の釣り竿を連想し、この名が有ります。

<球根植物>

f:id:myuu-myuu:20200501110837j:plain↑ ↓ 遅咲きスイセン

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f:id:myuu-myuu:20200501111050j:plain↑ ↓ 遅咲きスイセン

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f:id:myuu-myuu:20200501111535j:plain↑ ピンクシラーカンパニュラータ   

f:id:myuu-myuu:20200501111848j:plain↑ ↓ ダッチアイリス(ダッチはオランダの意)

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 初夏の花、クレマチスやバラも咲き始めました。

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f:id:myuu-myuu:20200501112358j:plain バラのトップバッターは4月の半ばにはつぼみが大きくなっていたモッコウバラだと思っていたら、何とハトヤバラでした。中国原産のナニワイバラのピンク色種と考えられています。ナニワイバラより耐寒性が劣りますが、ビニールハウスに入っていたので、一足早く開花したようです。

 5月に入り、いよいよクレマチスやバラの季節到来です。楽しみも多いですが、遅霜の心配がなくなったので、温室からランや福神草などの夏植物を出さなければならず、庭仕事も山積みです。毎年ゴールデンウイークは混雑を避けて出かけなかったのですが、コロナの外出自粛に関係なく、例年通りの庭仕事漬けになりそうです。