すっかり秋になりました。今日は氷雨が降っています。例年より早くこたつを出しました。ネコもさっそくもぐり込んでいます。
今回は、「まつこの庭」に咲く秋の山野草です。
↑ ホトトギス ホトトギスは日本原産で、日陰のやや湿った場所を好みます。湿り気の多い「まつこの庭」は居心地が良いのか、毎年背丈が1メートル位になり、花をたくさんつけます。ユリ科の植物で、ピンクの花弁に斑点が入るところが、鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることからこの名があるそうです。
他にも「まつこの庭」には、白花ホトトギスとキイジョウロウホトトギスがあります。
↑ 白花ホトトギス ↓ キイジョウロウホトトギス
↑ ハマギク ↓ ダルマギク
ハマギクもダルマギクも海岸の崖などに生え、江戸時代から観賞用に栽培されているそうです。どちらもキク科の植物ですが、ハマギクは普通の菊に近い仲間で、ダルマギクはシオンの仲間です。ダルマギクは多くは盆栽仕立てで栽培されることが多く、その姿がダルマに似ていることから、その名があるようです。
↑ ノボタン ↓ 白花ノボタン
ノボタンは、奄美大島、沖縄、台湾、東南アジアに自生しています。寒さに弱いので、「まつこの庭」では、鉢植えにして、温室の中で冬越しをしますが、冬でも咲いていることがあります。
↑ アキギリ ↓ 白花ハギ
↑ 原種シクラメン・ヘデリフォリウム ↓ 白花ヘデリフォリウム
ヘデリフォリウムは秋咲きの原種シクラメンですが、先に花茎を伸ばして花を咲かせます。花が終わった後に葉が出てきます。このシクラメンが咲くと、シクラメンのシーズンが訪れたことを知ります。
秋が深まると「まつこの庭」では、草や木の実が色付き始めます。そして、たくさんの小鳥が訪れるようになり、それも楽しみです。