お彼岸に入りました。
今日は朝から雨です。11月並みの気温だとかで、涼しさを通り越して寒さを感じるほどです。
今回は、「まつこの庭」で咲く白花の山野草です。秋というと「真っ赤な秋」という歌が思い出されるほど、秋というと紅葉や赤い実などを想起しますが、「まつこの庭」では、秋の花は白が思ったより多いことに気づきます。
↑ シュウメイギク ↓ シュウカイドウ(普通種はピンク色です。)
↑ コスモス ↓ ハマギク
↑ リンドウ・白寿 ↓ 斑入り葉ミズヒキソウ
ミズヒキソウの花は上から見ると赤く見え、下から見ると白に見えます。それが紅白の水引に見えることからミズヒキソウの名があります。「まつこの庭」には、ミズヒキソウが3種類あります。普通葉で紅白の花が咲くもの、斑入り葉で紅白の花が咲くもの、斑入り葉で白の花が咲くものです。花が咲いていなくても斑入り葉のミズヒキソウは十分に美しく、春から秋まで「まつこの庭」で楽しませてくれます。
↑ 西洋フジバカマ ↓ 木立ベゴニア
↑ ジンジャー ↓ タマスダレ
↑ 白花ヒガンバナ(少し黄色味を帯びています。) ↓ ヤブラン
↑ ハギ ↓ シロシキブ
↑ ニラの花 ↓ ウドの花
「秋」を表す言葉として、「白秋(はくしゅう)」という言葉があります。これは古代中国の思想から来ている言葉で、季節に色を当てはめてできたことばです。春は青で「青春」、夏は朱(赤)で「朱夏(しゅか)」、秋は白で「白秋」、冬は玄(黒)で「玄冬(げんとう)」と言います。これらが転じて人生の青年期、成年期、中年期、老年期に当てはめられて、使われるようになったそうです。4つの言葉の中では、青春が一番良く使われ、知られています。「白秋」は、生涯において人間的に落ち着き、深みの出てくる中年期(50代~60代)を指す言葉です。