12月になっても暖かな日が続いたので、「まつこの庭」ではいつになく秋バラがたくさん花をつけ、喜んでいました。車で街を走っていても、あちこちでたくさん花をつけたバラを見かけ、思いがけず秋バラを遅くまで楽しむことができるなあと思っていました。ところが12月の半ばになって突然本格的な寒さがやってきました。
大霜の朝、凍りついてシャーベットの様になっていたバラも
↑ スウィートマザー ↓ コーネリア
日が昇ると解けて、元のバラに戻りました。
↑ スウィートマザー ↓ コーネリア
バラは寒さに比較的強いようで、「まつこの庭」では軒下や霜枯れた庭でけなげに花を咲かせています。今回は12月に「まつこの庭」で咲いた冬のバラです。寒さが厳しくなると、花弁の色が濃くなり、春や夏の花とはまた違った表情を見せてくれます。
↑ アーグスタルイーゼ ↓ ボレロ
↑ ペルルドール ↓ ピンクドリフトローズ
↑ アプリコットドリフトローズ ↓ ピーチドリフトローズ
↑ クイーンエリザベス ↓ アブラハムダービー
↑ ミニバラ・アイスグリーン ↓ ロマンティックレース
↑ ミニつるバラ・レッドキャスケード ↓ ミニバラ・モカ
↑ コウシン(庚申)バラ 中国原産のバラで、日本には室町時代以前に渡来し、薔薇(そうび)と呼ばれたそうです。冬薔薇というとこのバラを指すようです。庚申(かのえさる)は千支の組み合わせの57番目で、およそ2カ月に1回訪れるので、このバラもその位の割合でたびたび開花するという意味で名付けられたそうです。中国名は月季花といい、年中咲き続けるという意味の長春花の名もあります。学名はロサ・キネンシスです。ヨーロッパにはオールドローズと言われ、春だけ咲く一季咲きと言われるバラしか有りませんでしたが、コウシンバラの導入により初めて4季咲きの性質をもつモダンローズと言われるバラが誕生して、今に至っています。
↑ ↓ ミニつるバラ・珠玉
12月も末になろうというのに、一番元気なのが珠玉です。春先の1番花のようにたくさん花をつけています。霜で花弁がちょっと傷んではいますが・・・・・。
↑ いおり このバラも年中花を咲かせます。今年ももうすぐ終わろうとしているのにたくさんつぼみをつけていますが、果たして咲くことが出来るのでしょうか?
今の時期はつるバラの剪定と誘引の仕事があります。1月2月は枝の剪定や鉢バラの植え替え、施肥など、来春きれいなバラを咲かせるための仕事がたくさん待っています。庭は休眠状態ですが、私は休んでいられません。