まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

コームとシクラメン

 「まつこの庭」の温室で1月~3月ごろまで花を楽しませてくれるのが、ランの他にシクラメンです。原種シクラメンや園芸種のシクラメンが約30鉢ぐらいあります。

 原種シクラメン・コームは、トルコ、ジョウジア、イランなどの原産で、冬咲き原種を代表する原種です。原種シクラメンは23種あると言われ、春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲きがあります。花は形が丸みを帯び、色もピンクの濃淡、白、ピコティなどがあります。葉も丸く、いろいろな模様が有り、観葉植物として楽しむ人もいます。

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f:id:myuu-myuu:20180320141917j:plain秋咲きのヘデリフォリウムと並んで、コームは育てやすいと言われます。庭植えにもできますが、わたしの庭は水はけが悪いので、すべて鉢植えで温室の中で育てています。

 他にも秋咲きのアフリカナムやシリシアム、グラエカムなどがありますが、ヘデリフォリウムほどよく花をつけません。

 園芸種のシクラメンの元になったのは、春咲きのペルシカムですが、寒さにやや弱いようです。市販されているのを見たことがありません。ペルシカムは、原種の中で最も成長が早く、種まきから1年半で花を見ることができるそうです。この特質が園芸種の元になった理由かもしれません。

 今「まつこの庭」の温室では、昨年無事夏越しした園芸種のシクラメンが盛りです。

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f:id:myuu-myuu:20180320144001j:plain 例年夏越しできるシクラメンは、大体寒さに比較的強いと言われるガーデンシクラメンで、二色咲きや八重咲き、フリル咲きなどのちょっと珍しい種類は枯れてしまう事が多いです。温室に入れっぱなしなので、完全に水を切れないからです。最近はガーデンシクラメンと呼ばれるものも種類が多くなって、夏越しが容易になったように思います。それでも夏越しできるのは半分ぐらいで、夏越しできたからといって花を咲かせるとは限らないので、今年は比較的よく咲いた方だと思います。

 去年の暮れに手にいれたシクラメンは、一体何鉢夏越しできるのでしょうか?

 

 

花の図書館(2)「紫の花伝書」 花だいこんを伝えた人々

 「まつこの庭」に花だいこんが咲き始めました。私の庭では、もう30数年間絶えることなく、春先になると庭いっぱいに咲かせ続けてきました。この花は、花だいこん、ムラサキハナナ、オオアラセイトウ諸葛菜(ショカツサイ)などたくさんの名前を持つことで知られています。私はこの花を「ムラサキハナナ」と呼んでいます。

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 2回めの花の図書館は、「紫の花伝書」です。サブタイトルにもあるように、中国から日本へ花だいこんを伝えた人々のお話です。

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 この本は、大震災の翌年2012年に出版されました。

 著者の細川 呉港(ほそかわ ごこう)さんは、長く出版社に勤め、定年になってから花だいこんの中国大陸から日本への伝来のルートを探し続け、それを報告書としてまとめたのです。大学1年の春に線路の土手に群生していた紫の花(当時は花だいこんという名前すら知らなかったそうです。)に魅了され、45年間もその植物の名前やルーツを気にし続け、定年を待ってその花のルーツを探す旅に出られたそうです。日本国内はもとより、中国にまで足を延ばす情熱にはただ官服するだけです。

 この情熱を維持するのに、朝日と読売の2つの新聞紙上を賑わせた名前や伝えた人をめぐっての「花だいこん論争」の役割も大きかったと思います。著者の興味関心をおおいに刺激したに違いありません。なにしろ様々な花だいこんの名前が飛び交う中、昭和天皇が花だいこんに牧野富太郎博士がオオアラセイトウという正式名称を付けていることを指摘したというエピソードまであったのですから。

 著者によると、花だいこんには、5つのルートと5人の人生の軌跡が込められていることが分かったそうです。名前も伝えられたルートによって違ったようです。

      ※(  )は花だいこんの別名です。

        ピーチーツァイとペイハイツァイの漢字名は変換できませんでした。

 1.南京ルート(藍塵菜・ランジンツァイ)と陸軍薬剤少将(紫金草・シキンソウ)

 2 上海ルート(ピーチーツァイ) と銀行の支店長(上海花・シャンハイバナ)

 3 北京ルート (紫羅蘭・ズーローラン)と亡命中国人政治家 

 4 満州ルート①(ペイハイツァイ)と満鉄総裁

 5 満州ルート② と 満州開拓団の女教師

 いずれも戦時中中国に渡っていた人たち(ルート3は違いますが)が、戦後日本へ引き上げる際に持ち帰ったようです。焼野原になった日本の街を花でいっぱいにしたいという思いもあって、持ち帰った種をあちこちに蒔いたり、他人に譲ったりしたようです。その際に現地で呼ばれていた名前が呼びづらいので、自分で名前を付けた人もあるようです。

 中国での名前がたくさんあるのは、中国は広い上に識字率が低く、そのため地方によってさまざまな呼び名が付いたようです。中国では「諸葛菜(ショカツサイ)」と呼ばれることが多いですが、標準名はペイハイツァイとされているそうです。

 「まつこの庭」の花だいこんは、ルート1のようです。ルートの1の軍人さんは、石岡の薬局の人で、中国の紫金山で見た花だいこんに心惹かれ、紫金草の名前を付けて日本に持ち帰り、花ダイコンを広めました。その人の息子さん夫婦は新聞の投書欄を通して日本全国に種を配ったり、日中国交回復前に中国に花ダイコンの種を贈り里帰りさせたり、1995年のつくば万博の際には、花だいこんをピースフラワーとして世界中の人に配る運動をしたりしたそうです。私の庭の花だいこんは、おそらくその万博の際に貰った種だと思います。職場の同僚から頂いたものですが、どういう言われがあったか教えてもらったかどうかも忘れていますが、我が家の庭で30数年咲き続けていることを考えるとぴったり合います。今さらながらに、花だいこんのルーツに思いを馳せています。

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 花だいこんはアブラナ科の植物で、黄色の花を咲かせるアブラナの仲間です。中国原産で、中国では諸葛菜(中国の軍師、諸葛孔明が兵糧にしたという逸話がある。)と呼ばれることが多く、日本名はオオアラセイトウです。ムラサキハナナという名前は、種苗会社が花だいこんの種(ルート4で伝わった種)を売り出すときに付けた商品名だそうです。私には、オオアラセイトウという名前よりもムラサキハナナという名前の方が、この花にはぴったりのような気がします。ちなみに、アラセイトウというのは、ヨーロッパ原産のストックの和名です。

 花だいこんという一つの植物をめぐって、こんなにもたくさんの人々を繋ぎ、人々の人生模様が描かれるという花の持つ力、魅力に驚かされます。この本の中に登場するたくさんの人だけでなく、著者の細川さん自身が何より花だいこんに魅了されていたことが分かります。何より私がこの本を読むことによって、ムラサキハナナがますます好きになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まつこの庭」・早春のラン・デンドロビューム

 ここ2,3日初夏のような陽気で、「まつこの庭」はすっかり春めいて来ました。

 あんなに待ち望んでいたしだれ梅もあっという間に満開になってしまいました。お隣の白モクレンが咲き出したのにはビックリです。桜の開花予報もどんどん早まってきているようです。

 今回は、2月から3月にかけて温室で咲いたデンドロビュームです。

f:id:myuu-myuu:20180314173736j:plain↑ キングジップ・レッドスプラッシュ   ↓ テトラナゴムf:id:myuu-myuu:20180314174024j:plain

f:id:myuu-myuu:20180314174119j:plain↑ シースカイ・シルク   ↓ スウィートソング・キャンディ

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f:id:myuu-myuu:20180314174601j:plain↑ ラブメモリーフィーズ   ↓ 名前不詳

f:id:myuu-myuu:20180314174525j:plainラブメモリーフィーズによく似ていますが、のど奥の目の色がラブメモリーフィーズは茶色ですが、下のデンドロビュームはグリーンです。

f:id:myuu-myuu:20180314175048j:plain↑ 初春(ハツハル)   ↓ 雪ダルマキング

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f:id:myuu-myuu:20180314175258j:plain↑ シラサギ    ↓ ハマナレイク・クミ

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f:id:myuu-myuu:20180314175424j:plain↑ アファノキラム  (花弁の元が筒型になっています。)

 

 デンドロビュームは、東南アジアを中心に、北は日本から南はニュージーランド、西はインド南部から東はポリネシアまで広く分布し、約1000種あると言われています。日本のセッコクはこの仲間です。デンドロビュームは寒さに比較的強いと言われていますが、広範囲に分布する為、寒さに弱い種類も有ります。形状も様々です。

 フジのようにたくさんの花を房状に下げて咲く種類もあります。その多くは初夏咲きです。そろそろつぼみが見えてきます。

「まつこの庭」のクリスマスローズ(5)・小輪多花と多弁花

 3月になってから暖かい日が続いたせいか、庭植えのクリスマスローズが咲き始めました。去年の夏から秋にかけて長雨が続いたので、たくさんクリスマスローズが枯れました。ダブル咲きやセミダブル咲き、バイカラーやクリアーな色のものは弱いようで枯れることが多く、生き残れる多くのものは単色のシングル咲きのようです。

 クリスマスローズに夢中になってから10年ぐらいが経ちましたが、まだまだ飽きないようです。クリスマスローズのマイブームは、今のところ小輪多花と多弁花のものです。小輪多花のクリスマスローズは、原種のデュメトルム交配で、花径3~4㎝の小さな花がたくさん咲くものです。

f:id:myuu-myuu:20180311145236j:plain↑ プチドール・彩(あや)   ↓ プチドール・アップル

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f:id:myuu-myuu:20180311145531j:plain↑ プチドール・和(なごみ)  ↓ プチドール・アプリコット(セミダブル)

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f:id:myuu-myuu:20180311150608j:plain↑ 白シングル      ↓ グレープ(紫と緑のバイカラー)ダブル

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f:id:myuu-myuu:20180311145931j:plain↑ グリーンダブル      ↓ レッドダブル

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f:id:myuu-myuu:20180311145048j:plain↑ ウインターシンフォニー・スゥイング・アプリコットセミダブル

 

 多弁花というのは、ダブル咲きの中でもとりわけ花弁数が多いものを言います。ダブル咲きは、花弁の並びが2~3段ですが、多花弁咲きは5段以上です。業界では、花弁数が70枚以上を多花弁咲きと言っているそうです。花弁が多いので、大輪咲きになり、花径が7~8㎝あります。

f:id:myuu-myuu:20180311151739j:plain↑ 赤糸ピコティ黄ダブル(つぼみの段階で多弁花の予感がし、購入したので、格安でした。開花したら、中輪で黄色に赤糸ピコティで、まさに掘り出し物でした。)

f:id:myuu-myuu:20180311152333j:plain↑ 赤糸ピコティ白ダブル    ↓ 黄ダブル

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f:id:myuu-myuu:20180311152628j:plain↑ ピンクダブル   田弁花咲きはバラの花のようです。

 多弁花のセミダブル咲きもあります。アネモネ咲きと言っています。「多花弁のセミダブル咲き」として店頭に並んでいるのを見たのは、今年初めてです。

f:id:myuu-myuu:20180311153126j:plainセミダブルの内花弁は普通1段ですが、これはおしべが重なっていて分かりづらいですが、5段あります。(これは高くて売れ残ったものを格安で買いました。)

f:id:myuu-myuu:20180311154230j:plain↑ ピンクのアネモネ咲き (内花弁が4段です。)このピンクのアネモネ咲きは7、8年前に手に入れたもので、10月から3月まで咲き続ける不思議なクリスマスローズです。寒い時期はピンクが濃くなりますが、暖かくなるとピンクが桜色になります。

 先に載せたウインターシンフォニーのアプリコットセミダブルも内花弁が3段なので、小輪のアネモネ咲きと言えると思います。

 今一番見たいクリスマスローズは、小輪の多弁花咲きです。来年あたり、見られるかもしれませんね。

 

 

 

早春の「まつこの庭」

 3月6日は二十四節気の一つである「啓蟄(けいちつ)」です。土の中で冬ごもりしていた生き物たちが、穴を啓いて地上へと這い出して来ることから、この時期を啓蟄と呼んでいます。ちょうどこのころ春の雷がひときわ大きくなることから、昔の人は冬ごもりの虫たちが雷の音に驚いて這い出してくると考え、春雷のことを「虫だしの雷」と名付けたりもしたそうです。

 3月に入ってから春一番が吹き荒れ、4月並みの暖かさが続いたせいか、我が家のしだれ梅も一気に開花しました。

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f:id:myuu-myuu:20180306165233j:plain濃いピンクの八重咲きです。

 しだれ梅だけでなく、一気に庭が動き始めた感じです。枯れ葉色だった庭に少しずつ色がさすようになってきました。

f:id:myuu-myuu:20180306165750j:plain↑ オオイヌノフグリホトケノザ   ↓ ムラサキハナナ

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f:id:myuu-myuu:20180306170015j:plain↑ フクジュソウ     ↓ スノードロップ

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f:id:myuu-myuu:20180306170157j:plain↑ ↓ クロッカス

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f:id:myuu-myuu:20180306165710j:plain↑ ↓ 地植えのクリスマスローズ

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 寒さで傷んだ玄関前のビオラも元気を取り戻し、チューリップを植えこんだプランターにもたくさん芽が出ました。植えこんだ時期に異常な秋の長雨に当たり、球根が腐ってしまうのではないかと心配したのですが、無事芽が出てほっとしました。

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ちょっとせっかちなチューリップはもう花芽を見せています。

f:id:myuu-myuu:20180306171122j:plain地植えのスイセンももうすぐ咲くでしょう。

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f:id:myuu-myuu:20180306171459j:plain↑ 早春のキャンバスプランター (左からクリスマスローズ、マーガレット、ガーベラ、キンギョソウ) 春の嵐が吹き荒れたので、夜は玄関の中にしまったのですが、朝風が治まったと思って外に出したら、突風が吹き、倒れてしまいました。プランターの一部が割れ、花が折れ、散々でした。花が折れた鉢を入れ替えればOK、そこがこのプランターの良い所です。

 もう少しすると、「まつこの庭」はムラサキハナナとスイセンで紫と黄色の庭になります。楽しみです。

 

「まつこの庭」のひな祭り

 今日3月3日はひな祭りです。女の子の成長を祈る節句の年中行事です。ひな人形に桜や橘、桃の花などを飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などを飲食し、楽しみます。

 私の家では、自作の立ち雛とつるし雛を飾りました。立ち雛は、人形教室に通い始めた2年前に作りました。

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f:id:myuu-myuu:20180303184720j:plain   そのあとつるし雛に取り掛かり、完成までに2年かかりました。月1回の教室ですからなかなか思う様にはいきませんでした。

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 つるし雛は、江戸時代に、高価な雛人形が買えなかった庶民が、子どもの幸せを願い端切れや古布で作った人形を持ち寄って繋げ、飾ったのが始まりと言われています。

 伊豆の稲取地方が発祥とも言われ、平成10年頃から観光の目玉として、雛のつるし飾りまつりが開催されるようになって、全国に広がったそうです。

 桃(長寿)、さるぼぼ(魔除け)、三角(薬袋香袋)を基本にして、衣食住に困らないようにとの願いを込めて、食べ物、花、動物・鳥、遊び道具などの細工物を作り、下げ輪につるして飾ります。1本のつりひもの細工物の数もつりひもの数も奇数と決まっています。これは縁起物なので、割り切れる数を避けると言う意味があります。そして、雛段の両脇に飾られるようにと、対で作られるようです。

 私のつるし雛は、1本に7つの細工物をつなげ、7本下げるように作りました。真ん中には、七宝まり大中小3個を下げました。ちりめん細工の初心者の私には、人形教室の先生のおっしゃるように作るのが精いっぱいで、やっとの思いで1組ができました。あと1組なんてとてもとても無理でした。人形教室の仲間には、1対作った人もいます。(もちろん縫物に手慣れた人です。)

 全員ひな祭りまでになんとか完成さることが出来て、飾ってお祝いをしました。

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 ずらりと並んだ高さ1.7メートルのつるし雛は、壮観でした。同じ布、型紙で作ったはずが、一回り大きかったり、小さかったり、つりひもが長かったり、短かったり、作った人の個性が出ていて面白いなあと思いました。

 つるし雛を見ながら、完成の喜びをしみじみとかみしめましたが、一番喜んでくださったのが先生でした。先生にただ感謝です。

 自分でつくった立ち雛とつるし雛は私の宝ものです。

「まつこの庭」・冬のラン(6)

 2月も終わりとなるとさすがに春めいてきました。今日は暖かかったので、しだれ梅の開花が進みました。

 2月最後は、ランです。この時期は冬咲きのランと春咲きのランが混じって咲いています。

<シンビジューム>

f:id:myuu-myuu:20180228172324j:plain↑ 和蘭・ひなまつり        ↓ 和蘭・ふるさと

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f:id:myuu-myuu:20180228172536j:plain↑ 和蘭・夕霧     ↓ テーブルシンビジューム・エメラルドスカイ

f:id:myuu-myuu:20180228172800j:plain花友から分け株を頂きました。花茎がなんと7本も上がって(うち1本は折ってしまいましたが)、しかもナメクジやケムシの被害を受けず、きれいに咲きそうです。

f:id:myuu-myuu:20180228172704j:plain↑ シンビジューム・綾子  これも花友から頂きましたが、古い種類のようですが名前が分からないので、頂いた花友の名前をつけて呼んでいます。これも7本の花茎が上がりましたが、ケムシの被害を受けて、ほとんどが花弁の縁がぼろぼろです。

<カトレア>

f:id:myuu-myuu:20180228173530j:plain↓ ミニパープル   ↓ ミニクィニー

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f:id:myuu-myuu:20180228172042j:plain↑ パピーラブ(これもケムシの被害を受けています。)   ↓ マキシマ・セルレア

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<その他のラン>

f:id:myuu-myuu:20180228173917j:plain↑ セロジネ・コスモクリスタータ   ↓ リカステ

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f:id:myuu-myuu:20180228174132j:plain↑ 原種オンシジューム・マクラタム   メキシコ、グアテマラホンジュラス原産のオンシジュームです。オンシジュームというと黄色のものが多いですが、色も緑と茶のバイカラーで、リップは白にピンクがちょっとのっています。色はちょっと地味めですが、たくさん咲くと栄えるランです。

 冬なのに、どういうわけかナメクジやケムシの活動が盛んで(?)、つぼみのうちに食害されるものが多く、きれいに咲けない花が続出です。たくさんの株が温室の中にぎゅうぎゅう詰めの状態なので、目が行き届かないのです。奥の方の株は、余計に目が届かず、花芽が全滅などというものもあります。暖かくなるとますます虫の動きは活発になるでしょうから、目が離せません。