4月24日は「植物学の日」でした。植物分類学の父と言われる牧野富太郎の生誕を記念して制定されたそうです。牧野博士は、小学校中退後、独学で植物学を学び、1500種以上の植物に名前を付けたそうです。学歴がなかったため、長い間東大の助手を務め、理学博士の学位を受けられたのは、65才の時だったそうです。
牧野博士の名前は知っていましたが、そんな苦労があったことを知りませんでした。このエピソードを知ってから、ますます牧野博士が偉大に思えます。
今回は、「まつこの庭」の温室で咲く春のランです。牧野博士は、ランにも名前を付けたようです。つくば蘭展で見た薄紫のバンダに付けた和名「翡翠ラン」などは、本当にぴったりの名前だと思いました。 ↓ バンダ・翡翠ラン
<カトレア>
↑ スキンネリー ↓ スキンネリー・セルレッセンスオーキッドグレード
スキンネリーは、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなどの中米の湿度の高い産地に自生しています。
↑ マキシマ・セルレア(薄い紫色の意味) ↓ マキシマ・アルバ(白の意味)
マキシマは、南米太平洋側のエクアドル、コロンビア、ペルーのジャングルに自生しています。ラベンダー色が普通です。
↑ ラブパッション・オレンジバード
<デンドロビューム> 雪ダルマ以外は原種です。
↑ ファメリー 普通は全体的に黄色ですが、これはリップ(唇弁)以外の花弁がピンク色です。インドからマレー半島に自生します。
↑ ピエラルディ(アフィルム) インド、中国南部からマレー半島に自生。
↑ ロディゲシィ(ラオス、中国南部に自生。) ↓ 雪ダルマキング(交配種)
<その他のラン>
↑ シェードエビデンドラム ↓ レベッカノーザン・グレープフルーツ
グレープフルーツという名前が付いていますが、シナモンの香りが混じっていて、グレープフルーツのさわやかさからはちょっと遠い香りかな?と思います。
↑ ミニミニコチョウラン 花の大きさは4㎝くらいです。
4月5月はランの植え替えで大忙しです。特に連休中は遠出をしないで植え替えをしようと思います。植え替えるランがあと50株ぐらいあります。