コロナ騒動が始まってから4ヶ月が経とうとしています。季節は冬から春へ、そして夏を迎えてしまいました。花はコロナに関係なく季節に合わせて花を咲かせています。それが今一番の心の慰めになっています。
5月最後は、まつこの庭の温室で5月に咲いた洋ランです。5月の時期は、春咲きのランが遅れたり、夏咲きのランが早めに咲いたりと混じって咲いています。
<カトレアの仲間>
↑ マキシマ・セルレア(原種) マキシマは標高500~1000mの南米・太平洋側のエクアドル、コロンビア、ペルーのジャングルに自生しています。エクアドルでは「クリスマスの花」と呼ばれています。日本では秋から冬に開花すると言われていますが、私の温室では、秋に咲くものと春に咲くものとがあります。
↑ インターメディア・セルレア(原種) インターメディアはブラジル大西洋側の海岸山脈に自生しています。カトレア類の中では花が小さく、日本では冬から春にかけて開花します。春咲きの代表です。
↑ ラブパッション・ロングバケーション ↓ ミニパープル
背丈が低いにもかかわらず、花が大きいです。
↑ ↓ ナイスホリディ
どちらも同じ株に咲いたナイスホリディです。下は1か月前に咲いたもの、1か月後に思い出したように咲いた花は赤い縁取りの花弁が赤1色になってしまいました。
↑ カーハンミア
<コチョウランの仲間>
↑ シレリアナ(原種)フィリピン原産で、大きくなると茎は1m位伸び、30~50輪の花を付けるそうです。ピンク系コチョウランの交配種の重要な親種です。つぼみの時に少し水が不足したようで、一部分が縮れたようになってしまいました。
↑ マンセビ ちょっと原種の趣をもった花ですが、ラベルにはマンセビとしか書いてありませんでした。ラン専門店で買ったなら原種かどうか分かるのですが、花木センターで買ったものですから詳しいことは分かりません。名前が分かっただけでも良しとします。
↑ ↓ ミニコチョウラン
↑ ミニコチョウラン
<その他のラン>
↑ リカステ・アロマティカ(原種) メキシコ、グアテマラ、ホンジェラスの高地に自生しています。シナモンの香りがします。
↑ オドントグロッサム ↓ エンシィクリア・コルディゲラ
たくさんつぼみを持っていたのですが、気がついた時にはつぼみをケムシに食べられて、完全な形で咲いたのはこれ1つでした。強い甘い香りがあり、たった1つの花でも香りだけは存在感がありました。
↑ バンダ・ブーンヤリット・パステル 一昨年の夏に購入して、初めての開花です。もっとオレンジ色っぽい花を想像していたのですが、思っていた色より薄かったです。黄色の弁先に入ったオレンジ色やスポットが可愛いです。
初夏のランというとパープラタです。今年は何株咲くか楽しみです。