ミナロバータが咲き始めました。
あまり聞き慣れない名前で、あまり見慣れない花だと思いますが、これでもヒルガオ科のアサガオの仲間です。細長い袋状の花が連なって穂状の花を咲かせます。ラッパ状の花を咲かせるアサガオとは全く花姿が違います。咲き始めは赤で、オレンジ、黄色、白と花色が変化していきます。白くなると袋を突き破るようにおしべとめしべが顔を出します。
葉を見ると切れ込みは深いですが、アサガオの仲間であることが分かります。
ミナロバータを育てるのは昨年に続き、2回目です。日が短くなると開花を始める短日植物なので、秋にならないと花が咲きません。去年はお彼岸前に咲き始めたのに、今年は少し遅れて10月に入ってからでした。
メキシコなど中南米に自生しているので寒さに弱く、私の庭では種が完熟する前に寒さが来てしまい、種が採れませんでした。花友が苗を届けてくれたので、今年も花を見ることができました。花友に感謝です。
今年は10月になっても真夏日を2回も経験するほど気温が高いので、他のアサガオの仲間のつる植物が元気いっぱいです。
↑ キバナコスモスと変わりアサガオ・スプリットペタルと大輪アサガオ・平安の香り
↑ スプリットペタル 花弁が裂けているように見えるので、この名があります。メキシコなど熱帯アメリカ原産のアサガオの八重咲きだそうです。花の元が糸のように裂けているので、糸咲きともいうそうです。葉は丸葉で、西洋アサガオと言われる葉の形をしています。普通に種が採れるので、その種で毎年花を育てて楽しんでいます。
↑ 平安の香り 現代の変化アサガオで、花径が13~15㎝もある大輪です。葉は斑入り葉です。種は普通に採れるので、毎年その種で育てられます。日の丸という名で種や苗が売られている事もあります。
↑ 白花ルコウソウ 熱帯アメリカ原産で普通の花は赤花です。ピンク花もあります。私の庭ではこぼれ種から増えて、今や雑草同然で他の植物に絡みついて困って居ます。これは福神草に絡みついています。
↑ マルバルコウソウ 北アメリカ原産で、日本には初め西日本に入って来たようですが、今や全国に広まって野生化しているようです。私の庭では困ったつる草ワースト5に入る繁茂力です。抜いても抜いても出て来ます。
スプリットペタルと平安の香りは7月頃からずっと咲き続けていますが、ミナロバータは咲き始めたばかりなのでまだまだ楽しめそうです。