今、まつこの庭はスイセンが真っ盛りです。庭のあちこちでムラサキハナナの紫とスイセンの黄色が塊を作り、レンギョウの花と相まって紫と黄色の庭を作っています。
スイセンはヒガンバナ科の球根植物で、地中海沿岸原産で、60種以上の原種があると言われています。日本スイセンは日本原産と思われていますが、古い時代に中国を経て日本へ渡来し、野生化したものだそうです。
スイセンと言えば、ラッパスイセンが一般的で、真ん中のラッパ状のものを副冠と言いますが、筒の部分が長いのが特徴です。
他にも副冠の筒が短いもので副冠と花弁のバランスから大盃スイセンや小杯スイセン(ラッパに対してカップ咲きとも言います)、花の咲き方から八重咲きスイセン、房咲きスイセン、スプリットペテル咲き(副冠の花弁が切れている)スイセン、シクラミネウス咲き(花弁がシクラメンのように反る)スイセン、原種など12種類に分類されているそうです。
☆☆☆ ラッパスイセン ☆☆☆
私の庭に咲いているスイセンの1/3ぐらいはこのラッパスイセンです。
☆☆☆ 大杯スイセン ☆☆☆
副冠の部分が大きいです。
☆☆☆ 小杯スイセン ☆☆☆
☆☆☆ 八重咲きスイセン ☆☆☆
この八重咲きスイセンはまつこの庭に昔からある種類で、以前はこのスイセンが大半を占めていたのですが、最近は植え替えを怠っているせいか、花があまり咲きません。
八重咲きもいろいろなパターンがあり、これは大杯咲きのスイセンの八重咲きです。
☆☆☆ 房咲きスイセン ☆☆☆
この房咲きスイセンは古くからある種類で、ペーパーホワイトと言う名です。まつこの庭のスイセンの1/3はこのスイセンです。強い香りを放ちます。
上の花は八重咲きチューリップで、下の花が八重房咲きスイセンです。房咲きスイセンはほとんどが香りをもっていますが、これは八重でおしべが花弁化しているので、香りはないものと思ったら、かすかに香るのです。おしべから香りを発するものと思っていたので、ちょっと不思議です。
☆☆☆ スプリットペタル咲きスイセン ☆☆☆
☆☆☆ シクラミネウス咲きスイセン ☆☆☆
☆☆☆ 原種スイセン ☆☆☆ パルボコジウム
糸葉スイセンは、葉が糸のように細いです。花は小杯咲きです。
去年スイセンの花をブログにアップしたのは、4月の初めでした。今年は1週間ぐらいスイセンの花が遅れているようです。ここ2,3日初夏のような陽気が続いているので、春の花が一気に咲きそうです。咲き始めたチューリップが満開になるのももうすぐでしょう。