まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

早咲きのバラとクレマチス

 バラとクレマチスの季節がやって来ました。以前は5月からがバラのシーズンでしたが、最近は4月半ばごろからバラが咲くのが当たり前になってきました。今、まつこの庭で咲いているバラは原種バラです。

 トップを切って咲いたのはハトヤバラです。

f:id:myuu-myuu:20210430113646j:plain↑ ↓ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)

f:id:myuu-myuu:20210430113716j:plain私の庭にはハトヤバラが2本あります。1本はビニールハウスの中に入っていたので、早くから咲き始めました。2本目は地植えなので、白の普通のナニワイバラと同じ頃に咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20210430114019j:plain↑ ↓ ナニワイバラ

f:id:myuu-myuu:20210430114000j:plain

 ナニワイバラは中国原産です。名前から日本原産と思われがちですが、中国から渡って来た所が難波であったことからこの名があります。ナニワイバラはとにかく強健で、葉は常緑、鋭いトゲがあり、ツルの伸びが激しくすぐ大きくなり、手に負えなくなります。ハトヤバラはナニワイバラの変種と言われながら、冬は葉が落葉し、ツルもそれほど伸びず、なかなか大きくならず、扱いやすいです。性質が余りにも違うので、ハトヤバラはナニワイバラとは別種とする説もあります。

f:id:myuu-myuu:20210430115144j:plain↑ 枝垂れ梅の木を這い上がって咲く白モッコウバラ   ↓ 白モッコウバラ

f:id:myuu-myuu:20210430115203j:plain

 モッコウバラも中国原産です。モッコウバラと言うと普通は黄色の八重のモッコウバラのことを言いますが、私の庭では黄モッコウバラは以前はあったのですが、シンクイムシの被害を受けて枯れてしまいました。白モッコウバラは大きくなり、枝垂れ梅の木を這い上がって、たくさんの花を咲かせ、何とも言えない良い香りを辺りに漂わせています。黄モッコウバラは花はきれいですが、香りがありません。白モッコウバラは花は目立ちませんが、何より香りがすばらしいです。

f:id:myuu-myuu:20210430120148j:plain↑ ↓ ピンクノイバラ

f:id:myuu-myuu:20210430120209j:plain

 ノイバラは日本原産です。北海道から九州まで自生し、日本で野バラと言うと白のノイバラを指します。このノイバラがヨーロッパに渡り、交配され、ポリアンサ系やフロリバンダ系のバラに大きな影響を与えた事で有名です、またバラの接ぎ木用の台木として利用されています。このピンクノイバラはノイバラの変種で花弁がピンク色がかっています。私の家の庭ではあちこちにノイバラの実生から白のノイバラやピンクのノイバラが育っています。

 バラと合わせてよく植えられるのがクレマチスです。私の庭でも植えてあるのですが、バラの咲く時期と合わせるのは難しいです。多くはバラより先に咲いてしまいます。逆に遅れて咲くものもあります。

f:id:myuu-myuu:20210430121337j:plain↑ 桜姫(ほんのり桜色です。)  ↓ ハーモニー

f:id:myuu-myuu:20210430121512j:plain

f:id:myuu-myuu:20210430121822j:plain↑ ↓ レベッカ

f:id:myuu-myuu:20210430121927j:plain

f:id:myuu-myuu:20210430123202j:plain↑ ↓ 名前不明

f:id:myuu-myuu:20210430123254j:plain

f:id:myuu-myuu:20210430121602j:plain↑ ↓ グリーンパッション

f:id:myuu-myuu:20210430121657j:plain

 グリーンパッションは今年手に入れた品種です。カタログで珍しいグリーンの花を見て欲しくなり、通販で申し込んだら品切れでした。ガッカリしていたらホームセンターで通販より安い値段で売っていたので、珍しい花大好きの私にはラッキーでした。

f:id:myuu-myuu:20210430123658j:plain↑ 星のフラメンコ  

f:id:myuu-myuu:20210430123758j:plain↑  ↓ 雪おこし

f:id:myuu-myuu:20210430123841j:plain写真では花弁がグリーンがかって見えますが、名の通り白の八重咲きです。

 クレマチスは、クリスマスローズアネモネなどと同じキンポウゲ科に属するツル植物です。ツル植物の女王と言われます。北半球の温帯地域を中心に約300種が分布し、日本にもカザグルマ、ハンショウヅル、センニンソウなど約20種が自生しているそうです。よくクレマチスの別名としてテッセンが使われることがありますが、テッセンは中国原産のクレマチスで、クレマチスの1品種です。クレマチスは花色は白、黄、緑、ピンク、赤、紫、黒赤、バイカラーと豊富で、咲き方も平開する一重咲きの他に八重咲き、チューリップ型やつぼ型などの咲き方もあり、花の大きさも花径20㎝位になるものから1㎝未満の小さな花をびっしりと付けるものなど、バラエティーに富んだ植物で、花期も長く、楽しみの多い植物の一つです。

 これから秋までバラとクレマチスは休みながら花を楽しませてくれます。