まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

クリスマスの花・ポインセチアとシクラメン

 クリスマスと言うと、ポインセチアシクラメンを思い浮かべます。クリスマスのちょうど今頃の時期に花の最盛期を迎えるので、店頭に色とりどりのポインセチアシクラメンが並びます。年々ポインセチアシクラメンも新しい品種が出て来て、新しいもの、珍しいもの大好き人間の私は、あれもこれも欲しくなってしまいます。

 ポインセチアシクラメンを使って、クリスマス飾りを作ってみました。

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f:id:myuu-myuu:20181219154704j:plainキャンバスプランターの中には左からポインセチア、ハボタン2種類、ワイヤープランツカランコエ(ベル型)、シクラメンナデシコ・レディイングリーンです。上にのっているクリスマスのオーナメントのかごに入っているのはポインセチアです。

f:id:myuu-myuu:20181219155554j:plain↑ ポインセチア・プリンセチア・ゴールド  ↓ ミニシクラメン・チモ(八重咲き)

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f:id:myuu-myuu:20181219155828j:plain↑ ポインセチア(葉の縁が少し波打っています。)

f:id:myuu-myuu:20181219160138j:plainキャンバスプランターの下はシクラメン4種類、ビオラの寄せ植え、多肉植物のリース、クリスマスローズです。

f:id:myuu-myuu:20181219160424j:plain↑ セレナーディア・ロイヤルブルー   ↓ セレナーディア・ライラックフリル

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f:id:myuu-myuu:20181219160715j:plain↑ シクラメン・ペチコート(下向きフレアー咲き)    ↓ シクラメン・ピアス(2色咲き)

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f:id:myuu-myuu:20181219163204j:plain↓ シクラメン・ウエディングドレス(下向きロココ咲き)

f:id:myuu-myuu:20181219163408j:plain↑ シクラメン・リトルマタドール(下向きフレアー咲き)

f:id:myuu-myuu:20181219162011j:plain↑ クリスマスローズ・ピンクピコティダブル  ↓ アプリコットダブル

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f:id:myuu-myuu:20181219161018j:plain↑ クリスマスの寄せ植え(コニファーとユリオプスデージー(黄色の花)とキンギョソウアプリコット色)とハボタン)

f:id:myuu-myuu:20181219161329j:plain↑ シクラメン・天使の翼  今年の新品種です。花弁の裏側が鳥の羽のようになっているので、この名がついたそうです。変わっているのは花弁だけでなく、葉もくるっと巻いています。前に買った物はこれほど葉が変形していませんでした。

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f:id:myuu-myuu:20181219164850j:plain↑ ↓ 温室の中で根を降ろし、天井まで伸びたポインセチア 

f:id:myuu-myuu:20181219165009j:plain赤く色付いたものは花ではなく葉です。花は中心のつぶつぶしたものです。まだ花は開いていません。みんな「あの赤い花は何?」と聞きます。ポインセチアと知るとみんな驚きます。ほとんどの人は地植えのポインセチアを見た事がないからです。

f:id:myuu-myuu:20181219162604j:plainホワイトクリスマスをイメージして、白のハボタンをメインにしたリースも作りました。初めは白かったハボタンですが、日が経つにつれて真ん中がグリーンやピンクがかってきてしまいました。でも、「まつこの庭」を訪れる人は、みんなステキ!!と褒めてくれます。

 ホワイトクリスマスというのは、正確には「雪のあるクリスマス」という意味で、雪が降っているのではなく、雪が積もっている状態を言うそうです。ちなみに雪のないクリスマスを「グリーンクリスマス」と言うそうです。特に南半球では、クリスマスの時期は夏なので、当然雪は無く、「グリーンクリスマス」という言葉が使われるそうです。今年のクリスマスはホワイトクリスマスの可能性はないそうです。






 

 

花の図書館(5)そらみみ植物園

 花の図書館の5回目は、西畠清順(にしはたせいじゅん)さんの植物にまつわるエッセイ集です。そらみみ植物園と名付けるぐらいですから、世界を旅する中で出会った耳を疑う様な珍しい植物ばかりを取り上げています。

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 西畠清順さんは花と植木の卸問屋の5代目で、日本全国、世界数十カ国を植物を求めて飛び回る現代のプラントハンター(17世紀から20世紀中期にかけアジアや中南米からヨーロッパへお茶や香辛料、珍しいランなどの花を運んだ職業)と言われる人です。植物を使った大掛かりなイベントのプロデュースも行い、テレビなどでもよく取り上げられています。

 このエッセイ集は、9章から成り立っています。

   1 おそるべき才能をもった植物

   2 イラっとする植物

   3 記録より記憶に残る植物

   4 秘境・ソコトラ島の植物

   5 マジで!?な植物

   6 残念な植物

   7 ムラムラくる植物

   8 愛を語る植物

   9 世界を変えた植物

 どの項目も西畠さんの機智に富んだ見出しが付けられていて、思わず「おもしろそう!」と言ってしまいそうです。それらのたくさんのおもしろい話から3つだけ紹介します。

 

 1つ目は「おそるべき才能をもった植物」から「ヒマラヤ原産の温室」です。その温室はネパール東部とチベット南東部のヒマラヤ山脈の標高3500~5000mの岩場に見られるそうです。

f:id:myuu-myuu:20181215165234j:plainえっ!どこが温室なの?とこの写真を見て思いますよね。これはセイタカダイオウと言う植物ですが、植物そのものが温室植物なのだそうです。セイタカダイオウと言う植物は、自ら半透明の葉をテントのように張って、背の高いドーム状の温室を作りその中の空間を温めて、自分が咲かせた大切な花を育てているのだそうです。ちなみに温室の中は外気よりも10℃ぐらい暖かいそうです。ヒマラヤの厳しい寒さに適応し生き抜くための植物の知恵ってすごい!と思わせられますよね。こんな話がおそるべき才能をもった植物の中にはあといくつか載せられています。

 2つ目は、「マジで!?な植物」の中から「ウスネオイデスの正体」です。ウスネオイデスは私の温室にもいくつかぶら下がっています。

f:id:myuu-myuu:20181215171001j:plain左側の植物がウスネオイデスで、右側の人が西畠清順さんです。

 ウスネオイデスは、メキシコ原産のパイナップル科の植物で、別名「サルオガセモドキ」と言います。私はウスネオイデスはエアープランツで鑑賞植物と思っていましたが、メキシコでは見た目で想像出来うる限りのいろいろな使い方がされているそうです。古くは左官や陶芸の材料として、戦いの時は矢の先端に巻いて火をつけ武器として、煎じて頭痛薬として、現代ではクッション材としてフォード車のシートに使われたり、日本ではフラワーアレンジの素材として使われたりするそうです。メキシコではクリスマスになると街角で袋詰めされたウスネオイデスが売られるそうですが、何と家のキリスト像のまわりにウスネオイデスを敷き詰めて聖域的な場所を作り、聖夜を迎えるのだそうです。

 私はウスネオイデスは空気中の水分を吸って生きているエアープランツと初めから認識していましたが、メキシコの人は使い方がほとんど乾燥している状態を想定しているのでウスネオイデスを植物とは認識していないのではないかとさえ思ってしまいます。それが「マジで!な植物」ということなのでしょうか。

 3つ目は「残念な植物」から「ああそうかい」です。「ああそうかい」って何?

f:id:myuu-myuu:20181215174638j:plainああそうかいは「アアソウカイ」という植物なのです。

 アアソウカイはキョウチクトウ科の植物で、全身を長いトゲで覆い、白くてかわいい花を咲かせます。なぜこの植物がアアソウカイという名前を付けられたかについては、知ると「ああそうかい。」と言いたくなるほどがっかりするので、筆者は「ネットで検索しないで欲しい。」と結んでいます。

 そう言われちゃうと調べて見たくなるんですよね。

 ああそうかい(アアソウカイ)は漢字で書くと「亜阿相界」と書きます。意味は、この植物の原産地がマダガスカルで、アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境界にあるということから、小説家でありサボテン研究家である龍胆寺雄さんという人が命名したそうです。本当に「ああそうかい。」と言いたくなりますよね。

 

 「そらみみ植物園」では、61の植物が取り上げられていますが、読むと「広い世界にはこんな変わった植物もあるんだ。」「こんな凄い知恵をもっているんだ。」ということをしみじみと思わされます。比喩表現がおもしろく楽しい文章で、植物の好きな人も植物にさほど興味の無い人も西畠植物ワールドに引き込まれていくと思います。

 

 

 

「まつこの庭」の初冬のラン

 12月に入っても暖かな日が続き、夏日になる日もありましたが、昨日から急に冷え込み始めました。昨日の朝、今朝と我が家の軒下では-4℃を記録しました。大霜で初氷でした。あんなに元気に咲いていた皇帝ダリアや皇帝ヒマワリ、変わりアサガオのミナロバータなど一晩でダメになり、見るも哀れな姿になってしまいました。庭を唯一彩ってくれていた花たちも最後を迎え、花の無い寂しい庭になってしまいました。

 今回は、11月から12月の初めに「まつこの庭」の温室で咲いた初冬のランです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20181211143408j:plain↑ ポーシャカニザロ    ↓ マキシマ・コンカラ

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f:id:myuu-myuu:20181211144032j:plain↑ パストラルイノッセンス・ローザ      ↓ パオラ・マタノ

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f:id:myuu-myuu:20181211144328j:plain↑ フルデレンシス

コチョウラン> 黄色とオレンジ色の2色咲きのミディコチョウランです。

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オンシジューム> ダンスをするお人形のような花の形をしています。

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<シンビジュームの仲間>

f:id:myuu-myuu:20181211144906j:plain↑ テーブルシンビジューム・ピーチ姫   ↓ 和蘭・ふるさと

f:id:myuu-myuu:20181211145053j:plain春の終わりに「シルクロード」と名札のついた安くなった苗を買って育てたところ、8月に花が咲きビックリ!。しかもピンク色の花が咲くはずのシルクロードとは似ても似つかない花が咲き2度ビックリ!!。そして11月の初めに再び花が咲き、3度目のビックリ!!!。調べてみたところ秋と春に2度咲く事もあるという和蘭の「ふるさと」ということが分かりました。

 和蘭というのは、清楚で趣のある姿と洋ランの華やかさを併せ持つ新しいランとして、1980年代に東洋ラン(春蘭、報歳蘭、駿河蘭、寒蘭など)と洋ラン・シンビジュームとの交配により誕生した小型のランで、1990年代に店頭に並ぶようになり、今では広く流通し家庭のテーブルの上で楽しまれるようになったようです。

 和蘭は春蘭系(小株で耐寒性が強い系統)、蓮弁蘭系(葉が細く、気品ある芳香をもつ系統)、報歳蘭系(大型で芳香性が強い系統)、駿河蘭系(耐暑性と芳香性が強い系統)、金陵辺系(極小輪で輪数が多く、強健な系統)、多種系(複数の東洋ランの原種から多様な魅力を引き継ぐ系統)に分けられるそうです。ふるさとは駿河蘭系です。

 他にも「まつこの庭」の温室では、いくつかの和蘭が咲き始めています。

f:id:myuu-myuu:20181211151739j:plain↑ 和蘭春一番(春蘭系)    ↓ 和蘭・初音(春蘭系)

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f:id:myuu-myuu:20181211152023j:plain↑ 和蘭大和撫子(蓮弁蘭系)   ↓ 和蘭・一葉(多種系)

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 寒さはこれから本番を迎えますが、温室の中ではこれから花のシーズンを迎えるランたちがつぼみを膨らませ、出番を待っています。年を重ねた我身には寒さが堪えますが、寒さに反して賑やかになっていく温室の中を覗くのがこれからの楽しみです。

 

今年最後のギャザリング教室

 2カ月に1回のギャザリング教室がありました。今年最後の教室で、今回はリースバスケットを使ったリース・ギャザリングでした。6人参加しました。5人はリースでしたが、1人はハンギングバスケットでした。

 

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 普通の寄せ植えならリースは何回も作っているので、それほど難しいとは思いませんでしたが、最初の花束ユニットを作るのに少し時間がかかりました。以前家で白の葉ボタンを使ったリースを作ったので、今回はピンク色の葉ボタンを使ったリースを作りたかったのですが、先生が用意して下さった材料では自分の考えるようなリースができないことが分かったからです。
 試行錯誤して、結局ピンクと白のミニハボタンを中心にして花束ユニットを作ることにしました。1種類目のユニットはピンクのミニハボタン3本と赤いビオラとハナカンザシで、2種類目は白のミニハボタン3本とテラコッタ色のビオラとシロタエギクとロニセラニティダ(グリーンの葉物)で、それぞれ同じものを4組ずつ作りました。リースバスケットは直径30㎝位の大きさで、用土はベラボンを使い、2種類の花束ユニットを交互に植えつけて行きました。8つの花束ユニットがリースにピッタリ納まり、今回は珍しく、私が一番花苗を使わず、全部で16ポットでした。

f:id:myuu-myuu:20181207155405j:plain 先生から1回でOKが出たので、うれしかったです。

 家でリーススタンドにかけて飾ってみました。

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 リースバスケットに合わせて円形に近く、植物の組み合わせもよくできたように思いますが、リースの枠が見えて、ちょっとボリュームが足りなかったように感じました。少し時間をおけば、ボリュームも出て来るでしょう。

 

 

初冬の「まつこの庭」

 12月に入りました。長期予報で今年は暖冬とのことで、「まつこの庭」はまだ霜らしい霜が降りていません。皇帝ダリアも皇帝ヒマワリも花を沢山咲かせました。満開の皇帝ダリアを見るのは、本当に何年ぶりでしょうか? 12月になってもこんなにたくさんの花が咲いていたことはないのではないでしょうか?

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f:id:myuu-myuu:20181203123701j:plain花びらを散らしながら元気に咲き続けているとはいえ、さすがに12月、花びらの縁が寒さで傷んだりしています。まだ残っているつぼみは最後まで咲くのでしょうか?

 夏の名残の花もまだ元気に花を咲かせているものがあります。

f:id:myuu-myuu:20181203124832j:plain↑ 変わりあさがお・ミナロバータ  ↓ フジマメの実

f:id:myuu-myuu:20181203124933j:plainミナロバータもフジマメも種を採りたいので、熟するのを待っているのですが、なかなか熟す気配はないのです。

f:id:myuu-myuu:20181203134307j:plain↑ タカサゴユリ   ↓ ジンジャー

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 庭木の紅葉も今年は長く楽しめそうです。

f:id:myuu-myuu:20181203132521j:plain↑ ドウダンツツジの紅葉    ↓ ヒメコブシの黄葉

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f:id:myuu-myuu:20181203132724j:plain↑ カシワバアジサイの紅葉  ↓ アジサイの紅葉

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f:id:myuu-myuu:20181203132407j:plain↑ クロモジの黄葉   ↓ モミジの紅葉

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f:id:myuu-myuu:20181203132249j:plain↑ ツルウメモドキの実   ↓ カラスウリの実

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f:id:myuu-myuu:20181203133401j:plain↑ ↓ ナンテンの実

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 冬の花も咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20181203131602j:plain↑ ツバキ・セイオウボ  ↓ ワビスケツバキ

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f:id:myuu-myuu:20181203133513j:plain↑ ↓ ヤツデの花

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 温室の中では、ルクリアや雲南月光花ウンナンゲッコウカ)が一足早く咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20181203133843j:plain↑ ウンナンゲッコウカ   ↓ ルクリア・スイートルビィー

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f:id:myuu-myuu:20181203134511j:plain↑ 葉が色付き始めたポインセチア(温室に根を降ろしています。)

 冬の花の代表シクラメンも色とりどりの変わった咲き方のものがお店に並び始めました。珍しいお花大好き人間の私は今年も新しい種類のシクラメンを手に入れました。

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↑ セレナーディア・ロイヤルブルー(実物はもっと濃い紫色です。) ↓ 天使のはね

f:id:myuu-myuu:20181203135310j:plain花が下向きで咲き、しかも花弁は細く裂けたようです。花びらの外側は白ですが、内側はピンクのストライプになっています。園芸種シクラメンと原種シクラメンの交配でできたそうです。今年初めて見た花弁の形です。

 冬を迎えるとどこの庭も花が無く、寒々しくなるものですが、今年はあと少し花が楽しめそうです。温室の中では、ランたちがつぼみをふくらませ、出番を待っています。冬は冬で、「まつこの庭」は楽しみがいっぱいです。

 

 



 



 

「まつこの庭」の晩秋のバラ

 11月も終わりを迎えたというのに、暖かな日が続きます。39年ぶりとかの木枯らし1号が吹かない年になりそうです。木枯らし1号というのは、太平洋側の地域で晩秋から初冬の間に、東京では10月半ばから11月末日まで、大阪では霜降(10月23日ごろ)から冬至(12月22日ごろ)までに、初めて吹く風速8メートル以上の北寄りの風のことを言うそうです。関東地方ではまだ発表されていませんが、関西地方では11月22日に木枯らし1号の発表があったそうです。

 11月最後は、11月に「まつこの庭」で咲いた晩秋のバラです。10月よりもたくさん咲いたような気がします。

 次の3枚はどれもアイズフォー・ユーでどれも同じ株に咲いた花です。

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f:id:myuu-myuu:20181130173943j:plain咲き進むと花弁の色がピンクから紫色になります。寒くなるともっと青紫になります。

f:id:myuu-myuu:20181130173638j:plain↑ アンティークレース    ↓ パシュミナ

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f:id:myuu-myuu:20181130174450j:plain↑ ↓ 青空

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f:id:myuu-myuu:20181130174647j:plain↑ フェリシア    ↓ コンテ・ド・シャンパーニュ

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f:id:myuu-myuu:20181130175444j:plain↑ セシル・ブリュネ     ↓ グラミスキャッスル

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f:id:myuu-myuu:20181130175937j:plain↑ セブンカラーズ    ↓ グリゼリ(淡い灰紫色です。)

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f:id:myuu-myuu:20181130180250j:plain↑ つるばら・アンジェラ    ↓ つるバラ・バレリーナ

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f:id:myuu-myuu:20181130180426j:plain↑ ペネロペ   ↓ アクアポリスロマンティカ

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f:id:myuu-myuu:20181130180709j:plain↑ 白花コーネリア(普通ピンク色です。)  ↓ つるバラ・レッドキャスケード

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f:id:myuu-myuu:20181130180958j:plain↑ ポップコーン    ↓ かおりかざり

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f:id:myuu-myuu:20181130181242j:plain↑ ↓ いおり(同じ株に咲いた花ですが、光の当たり方によって違って見えます。)

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f:id:myuu-myuu:20181130181537j:plain↑ ↓ つるバラ・珠玉

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 寒くなるとバラはゆっくりと開花し、長持ちします。花弁の色も濃く鮮やかになります。今年は夏バテがひどく秋バラは期待していなかったのですが、11月は暖かな日が続いたせいか、思ったより花が咲きました。春や夏とはまた違う表情を見せてくれ、うれしかったです。まだつぼみを残したバラがいくつかありますが、本格的な寒さが来る前に咲けることを願うばかりです。

 

 

ランの同居人・セントポーリア

 「まつこの庭」には2棟の温室があります。大きい方の温室にはカトレアやコチョウラン、デンドロビュームなどが、小さい方の温室にはシンビジュームが入っています。ほとんどがランで占められているのですが、大きい温室にはホヤとセントポーリア、ベゴニアが、小さい温室には原種シクラメンが同居しています。(もっとも今の時期は、温室の下の段は冬越しの夏の植物で一杯ですが・・・・・。)

 お店でセントポーリアを見かけると、可愛い花に魅かれて、値段が安くなっていたり、珍しい咲き方をしていたりするとつい買ってしまうのです。1つ増え、2つ増え、今では10数株ありますが、ランのおこぼれの水や肥料をもらって元気に育っています。今の時期、まだランがそれほど咲いていない温室をセントポーリアの花が彩ってくれています。

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 セントポーリアは、和名をアフリカスミレと言うぐらいですから、アフリカ原産です。熱帯アフリカ東部のケニアタンザニアの山岳地帯の涼しいけれども寒くはない、やや湿ったような日陰になるような場所に自生しているそうです。

 日本ではバブル期の1980~1990年代に大流行したそうです。暑さ寒さに弱いですが、日陰でも育つことから、室内園芸に最適の植物として人気があったようです。ちょうど日本の住宅事情も良くなってきたところだったので、ちょうどそのころブームだったランよりは手軽に育てられる植物だったのでしょう。

 セントポーリアは色も白、赤、ピンク、青、紫、複色など、咲き方もシングル、ダブル、フリル咲きなどバラエティーに富んでいます。ボブル崩壊とともにセントポーリアの人気も下火になったようですが、今でもコレクションをしている人がいるそうです。私のラン熱がまだ冷めないように・・・・・。