2月19日は二十四節気の一つ「雨水」(うすい)です。立春から15日目にあたる雨水は、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころのことを言います。昔の人は、冬の間休んでいた農作業を再開する目安としていたようです。
今週は3月から4月並みの気温になる予報が出ています。これからは一雨ごとに春らしくなっていくことでしょう。
今回は早春の「まつこの庭」の様子です。霜枯れた庭にも草木の芽吹きが見られるようになりました。スイセンやスノードロップ、クロッカスなどの球根植物やオオイヌノフグリやホトケノザなどの野草が咲き始め、ボケや枝垂れ梅、姫コブシの花芽が大きく膨らんでいます。花が咲くのもまもなくでしょう。
↑ クロッカス ↓ カレンジュア
↑ 一輪だけ咲いたムラサキハナナ
↑ ボケのつぼみ ↓ 枝垂れ梅のつぼみ
↓ ヒメコブシのつぼみ
玄関前のチューリップが芽を出し、ビオラの寄せ植えも元気を取り戻し始めました。
玄関前は春の花でいっぱいです。
↑ 春のキャンバスプランター(プリムラ、ネメシア、クリスマスローズ、ミニバラ、ガーベラなど)
↑ ↓ プリムラの寄せ籠
↑ 自転車の花台に飾ったクリスマスローズとマーガレット
月に1、2度「まつこの庭」を訪れるおじさんが、「いつ来ても玄関前は春だねえ。」と言ってほめてくれます。ガーベラやマーガレット、プリムラなど春の花はまだ寒さに耐える事ができないので、毎日夜は玄関の中にしまいます。苦労を認めてくれたようでうれしいです。
温室の中で珍しい花が咲きました。ピンクの小さな花が垂れて咲きます。
「ハカラメ」とか「コダカラソウ」とか言われる多肉植物でベンケイソウ科の植物の花です。葉はこのようです。
ハカラメは「葉から芽」と、コダカラソウは「子宝草」と書きます。今の時期はありませんが、葉の縁にたくさんの小さな葉が並んで付くので、「葉から芽」とか「子宝草」と呼ばれるようです。小さな葉芽は、土の上に落ちると根を出して一人前になります。簡単に増やすことができます。
私はこのハカラメをいつ誰に頂いたかもすっかり忘れ、今まで花を咲かせたことがなかったので、その存在すらすっかり忘れていました。10年以上経つことは間違いありません。暮れごろから花茎が伸び始め、改めてその存在を再認識したようなわけです。ハカラメの花はベル型の花を付けるカランコエの花に似ています。
「まつこの庭」に春が来た事を告げる枝垂れ梅が咲くのももうすぐでしょう。